<![CDATA[美しい作画と繊細な心理描写で、幅広い層から支持を得ている『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』。戦場しか知らない主人公のヴァイオレット・エヴァ―ガーデンは、手紙の代筆サービスの仕事を通して「感情」を理解していくストーリーになっています。この記事では、ヴァイオレットと彼女が作中で探し求めていたギルベルトとの関係を徹底解説していきます!2人は「上官と部下」?恋人?
ヴァイオレットとギルベルトって?
まずは『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』の主人公のヴァイオレットと、ギルベルトとはどんなキャラクターなのかをご紹介していきます。プロフィールなどの基本情報からご紹介していきます。
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン
金髪に美しい青い瞳を持った少女。もともとは孤児で、戦場で人を殺す武器として戦い続けてきたので、感情や表情が乏しいです。終戦後は手紙代筆サービス=ドールの仕事を通して成長していきます。
ギルベルト・ブーゲンビリア
辺境伯の名家であるブーゲンビリア家の次男で、現在はライデンシャフトリヒ陸軍の少佐を務めています。アニメ版の回想では、年齢は25歳。整った顔立ちで、エメラルドのような翠色の瞳が特徴です。性格は真面目で誠実ですが、軍人として優秀なため戦場では冷酷な判断を下すこともあります。ちなみにアニメ版のあるセリフから既婚と思っている方も多いようですが未婚です!
2人が出会ったキッカケは?
2人が出会ったのは、ギルベルトの兄ディートフリートが戦場でヴァイオレットを拾い、ギルベルトに押し付けたのがキッカケです。ディートフリートは戦場でヴァイオレットに複数の部下を殺されましたが、幼い彼女を放っておくことができず連れ帰ってきたものの持て余していたのです。
ディートフリートはギルベルトに、「彼女を武器として扱え」と伝えますが、優しいギルベルトにはそんなことはできません。ギルベルトは名前もなかった少女に「ヴァイオレット」と名付け、さまざまなことを教えていくのです。
上官と部下
高い身体能力を有していたヴァイオレットは、軍人であるギルベルトの部下として働きます。しかしヴァイオレットは、ギルベルトからの命令には忠実なものの、いつもを指示を待つだけで「感情」や「欲」はまったく芽生えませんでした。
それでもヴァイオレットのギルベルトに対する信頼は絶対で、共に過ごすうちにを命に代えても護らなければならないと思うようになっていったのです。しかしそんな2人は大戦の最中、過酷な任務につくことに…。
最後の言葉は「心から愛してる」
ヴァイオレットとギルベルトの隊は、敵に追い詰められ大半を失ってしまいます。そしてヴァイオレットとギルベルトはお互いをかばい、2人共重傷…。ついにギルベルトは歩けなくなってしまいます。それでも両腕を失ったヴァイオレットは、ギルベルトを仲間の元に連れていこうと服を咥えて運ぼうとしたのです。
彼女も激痛が襲っているはずなのに泣き言1ついわずに、自分に尽くす姿を見たギルベルトは「やめてくれ!」と叫びました。そしてギルベルトは「君は生きて、自由になりなさい、心から愛してる」と、ヴァイオレットに伝えました。その後、大きな爆発が起き、ヴァイオレットが目を覚ますと軍の病院で、戦争も終わりそこにギルベルトの姿はなかったのです。
実は原作ではギルベルトは生きている!?
実はアニメの原作となっているライトノベルでは、ギルベルトは生きておりヴァイオレットと再会しているのです!アニメ終盤にあった列車でヴァイオレットがピンチの陥ったシーンがありましたが、原作ではこの時にギルベルトが助けにきます(アニメではギルベルトの兄が助けました)。
そしてヴァイオレットはようやく会えたギルベルトに「どんなカタチでもいいので傍にいてください」と伝えます。すると、ギルベルトも「どこにも行かない…君が必要だ。傍にいる」と返事をするのです。さらにヴァイオレットは「愛してる」の意味が少しわかるようになったと、彼に伝えます。
ヴァイオレットとギルベルトの関係まとめ
アニメ版ではギルベルトの生死が不明のため、上司と部下という関係のまま戦場で別れています。しかしギルベルトが「心から愛してる」という発言から、「部下」以上の気持ちを抱いていたことは間違いないでしょう。原作で再会した2人は、休日にはデートをする関係になっています。
原作では再会しているので、2020年5月現在公開が延期されている『劇場版 ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』では、2人が再会するのかどうかも気になりますね!