ひょんなことから才能を見出され、様々なトラブルに見舞われながらもラジオ番組に携わっていく作品『波よ聞いてくれ』が2020年の4月からアニメになります。主人公のミナレを始めとして、登場人物のワードセンスが光りに光る作品でラジオ番組の関係者だけでなく、ミナレのバイト先のカレーショップ『VOYAGER』のスタッフたちとのやりとりもとても面白いです。そこで、カレーショップ『VOYAGER』の関係者をまとめてみました!
目次
クビを斬られる五秒前の我らが主人公『鼓田ミナレ』
元カレに50万円騙し取られたことを居酒屋の見知らぬおっさんに絡み酒して愚痴りまくったことをきっかけにラジオ業界でパーソナリティーをすることになった主人公。カレーショップ『VOYAGER』に勤務するも、遅刻の多さやゲイの店長の裁量で解雇の危機に晒されています。客受けはよく業務に関しては優秀ですが、問題行動も多いため店長から解雇を宣告されていますが、何やかんやあって現在までは保留。
辞めたくないミナレ
ラジオ業界での就職が決まり、解雇通告をした店長に鬼の首を取ったような態度をとりますが、週一のアシスタントだという事実を知り掌を返します。その後住む家も無くなって大ピンチに陥りますが、店長が交通事故に遭ったことをきっかけに何やかんやで有耶無耶になります。結局、その後もいつ首を斬られてもおかしくない状態の崖っぷちに立たされていますが、ラジオの仕事が安定しないのでどうにかして店長に恩を売ろうと考えてます。
パンとカレーのお店『VOYAGER』店長『宝田嘉樹』
カレーショップ『VOYAGER』の店長であり、ミナレの天敵とも言える存在。ミナレは客受けもよく、決して使えない店員ではありませんが、遅刻が多く余計なことを喋る危険性もあるため、おそらくは何かしでかす前にという意味も込めてミナレに解雇通告を出します。ゲイであり、一応女性であるミナレにも容赦のないツッコミを入れてくるためミナレに恐れられています。
ちょっと黒い店長
作中序盤でミナレに解雇通告を出すも、不慮の交通事故により入院したことから現時点まで解雇云々は有耶無耶になり、退院後も事あるごとに解雇をちらつかせますが何だかんだあっていまだ解雇には至っていません。実は何やかんやで理解のある大人みたいに見えることもありますが、甥の作った音源をラジオで流してやりたいと甥をダシに使い、実はサブリミナルを仕込んだ音源をミナレのラジオで流そうとしたこともあり実はちょっと黒い。
ミナレに好意を寄せる作中屈指の好青年『中原忠也』
若干やんちゃしてそうな『VOYAGER』きっての有能スタッフ。キッチンを担当し、店長が事故で店を離れたときには店の主戦力として活躍します。将来は自分の店を持ちたいらしい。真面目で誠実で作中きっての好人物で、カレーショップではミナレや店長へのツッコミ役の立ち位置。ミナレのラジオ番組に関するアドバイスをするも、人のよさが前面に出てしまい全く参考にならないと言われたり無意味に傷つけられることが多い。
何の間違いかミナレに好意を持つ
誠実で真面目、将来への展望もしっかりしている好青年ですがなんの間違いかミナレに好意を抱いています。ときには男気を見せるものの、それ以上の男気を持つミナレからは恋愛対象として見られていません。ミナレに関しては都合のいいうぬぼれを繰り返すくせして自分に向けられる好意に関しては鈍感であり、自分に好意を寄せている同僚の城華マキエの気持ちにはさっぱり気が付いていません。
東大中退のフリーター『柳川国男』
『VOYAGER』に勤務するアルバイト。異国情緒あふれる風貌をしていますが、多分日本人。生真面目で有能なアルバイトは仮の姿、実は店長からの信頼を得て、金庫の場所を探っており、金を奪う計画を立てていました。会話の内容から以前にも同様の手口で犯行をしていた様子。在学中はインド哲学科だったらしい。
どこかに消えてしまった男
そんな計画を立てていた柳川ですが、店長からの信頼を得て計画も佳境と言った段階で店長共々交通事故に遭い入院。計画はご破算となり、病院内で医療用のモルヒネを盗んで売人に売りさばいていたことが明らかになり警察にしょっぴかれてしまいました。そもそも何故売人とのルートを持っていたのかは謎。今後語られることもないと思います。
作中最強の剣客……とは何の関係もない女性『城華マキエ』
事故を起こした兄の責任を負って『VOYAGER』で働くことになる女性。どこかの誰かさんに似た姿と似た名前をしていますが、作中最強の剣客でも遊女でもないし、逸刀流とは何の関係もないし折れ曲がる武器も操らないし江戸時代に生まれたわけでもありません。
『無限の住人』の乙橘槇絵のそっくりさん
作者の代表作、無限の住人に登場する『乙橘槇絵』をインスパイアしたキャラクターであり、性格や境遇など共通しているものも多く、現代版の乙橘槇絵として登場します。作者曰くかつて知人の女性から「槇絵があの性格で現代にいたら相当、厄介な女」になると言われたらしい。
こんな境遇だった
病的に過保護な兄によって半ば監禁同様の生活を送っており、兄が起こした事故をきっかけで外へ脱出し、兄が起こした事故の責任を取るべく『VOYAGER』で働くことになります。物静かで控え目な性格ですが、店員としては優秀で容姿もいいことから人気の店員となり、ミナレは自分の立ち位置を奪われつつあると思い込んでいます。また、行くあてのなかったところを匿ってくれたことなどをきっかけに同僚の中原忠也に好意を抱いていますが、全く気付いてもらえていません。
【波よ聞いてくれ】カレーショップ『VOYAGER』スタッフまとめ
主人公ミナレの周りにはいろんな変わった人たちがたくさん登場しますが、それはラジオ番組のスタッフだけでなくバイト先のカレーショップの人々も結構変わってて面白いキャラクターばかりです。ミナレがラジオだけで生活できないことから、必然的にカレーショップの人たちの出番も多く、作品に欠かせないキャラクターたちだと思います!