2020年からアニメが放送されるバトルファンタジーのプランダラは、そらのおとしものの作者の次回作で、その綺麗な絵柄も特徴的です。しかし独特の設定と世界観のバトルファンタジーですが展開が進むにつれまさかの事実が明らかになったり、情け容赦ないまさかの展開を迎えたりと、とにかく息つく暇もないのでストーリー的にも面白い作品です。今回はその目まぐるしく動くストーリーのあらすじを紹介していきたいと思います。ネタバレもあります。
目次
あらすじその① 陽菜と伝説の撃墜王『リヒトー=バッハ』
アルシアという世界は人々が数字によって支配されている世界でした。人々はそれぞれカウントと呼ばれる星型の紋章と数字が身体に刻まれており、何かを数えながら生きていくことを義務付けられています。例えば『歩いた距離』『誰かに美味しいと言ってもらった数』『女にフラれた数』なんてのもあります。そしてそのカウントは行動によって上下し、カウントが0になった瞬間、地下世界に引きずり込まれてしまいます。この現象を『アビス送り』といい、人々は常にカウントを気にして生きており、そのカウントの大小が身分の差となっている世界でした。
あらすじその② 旅するヒロイン陽菜
5年前に母親が『アビス送り』となり、母の遺言により旅を続ける陽菜の目的は伝説の英雄『撃墜王』を探していました。とある町で陽菜は移動酒場を営む店主のナナとマイナスに振り切れたカウントを持つ仮面を被ったセクハラ魔人『リヒトー=バッハ』と出会います。そんなときどこからかやってきたアルシア軍の男が自分で撃墜王であることを名乗ります。
当然のように偽物
アルシア軍のその男は偽物でした。しかも、勝てば相手のカウント(星)を奪うことができる星奪戦を挑まれあっという間に星を奪われてしまいます。絶体絶命の陽菜の前に現れたのが、仮面のセクハラ男『リヒトー=バッハ』でした。リヒトーは超人的な力で陽菜のカウントを奪い返します。実はリヒトーこそが伝説の撃墜王と呼ばれたその人でした。しかし、リヒトーは「君の探している撃墜王はボクじゃない」と言い残し陽菜の前から姿を消します。
あらすじその③ リヒトーとジェイル=マードッグ
リヒトーは陽菜の前から姿を消したあと、アルシアの片田舎に逃げ込んでいました。プリンの扮装をして、アルシア王国軍の女性士官『リィン=メイ』にセクハラしまくっていましたが、そこに現れたのがアルシア王国軍中尉『ジェイル=マードッグ』であり、リヒトーを捕えにやってきたのです。
あらすじその④ 一時休戦
前作の主人公っぽい男リヒトーと前作の準主人公っぽい男ジェイルの戦いは、リィンの仲裁によって一時休戦となります。しかし、その後とある町ではアビスからやってきた悪魔の襲撃により壊滅状態となっていました。リヒトーとジェイルはとある町で再開し、ジェイルはリヒトーにアビスの悪魔について聞きます。ジェイルはリヒトーがアビスの悪魔でないことを確信していましたが、同時に何かを知っていることも感じていました。そんなとき、その町でもアビスの悪魔が襲来してきたのです。
あらすじその⑤ アビスの悪魔の正体
アビスの悪魔はアルシア人にとっては未知の存在でした。空を飛び、被を吹き、鉄の塊を飛ばし人々を皆殺しにする存在、しかしそれは我々現代人が見れば一目で分かる存在、近代兵器の『武装ヘリコプター』に他なりませんでした。リヒトーとジェイルは共闘し、アビスの悪魔を倒そうとしますが、アビスの悪魔に登場したのはまだ幼い子供でした。そこに登場したのが、撃墜王の一人『「追撃」の撃墜王』こと園原水花でした。
あらすじその⑥ 園原水花とリヒトー
園原水花と共に現れたアルシア王国特務部隊はアビスの悪魔を見た人々を皆殺しにし始めます。園原は狂気に満ちたように、リヒトーを攻撃し人々を無差別に殺害します。それを見たリヒトーのカウントは桁違いに跳ね上がります。しかし、それと当時にかつてないほどの攻撃性を露わにし、園原を圧倒し特務部隊の隊員を次々と斬り園原も圧倒します。でもそれは撃墜王特有の副作用みたいたもので、驚異的な戦闘力を獲得するかわりに破壊的な人格が表に出て無差別に暴走するというものでした。
あらすじその⑦ 『「閃撃」の撃墜王』の目的
この国の全てを奪う、自分の目的を明かしたリヒトーは園原を戦闘不能に追いやり、とどめを刺そうとしますが満身創痍の園原はここで素の人格に戻ります。園原は撃墜王ではありましたが、元々は人一人殺せないような心優しい性格でした。薬物により攻撃的な人格を引き出されていたのです。そんな中、暴走状態のリヒトーの前に立ちはだかったのがジェイルでした。
あらすじその⑧ 彼女のとっておき
ジェイルは暴走状態のリヒトーを身を挺して止め、二人はぶつかり合います。その結果、ジェイルはどうにかリヒトーを正気に戻します。これにより一件落着となりますが、ジェイルにしてみれば、平和なアルシアに潜む闇を目の当たりにします。ジェイルは軍の命令により、リヒトーの身柄を確保しなければならない立場となりますが、そこに待ったをかけたのがナナでした。ナナにはとっておきの能力がありました、その能力を使ってジェイルと陽菜とリィンとペレの4人は見知らぬ土地に飛ばされます。
あらすじその⑨ 300年前の過去へと
ナナの能力で飛ばされた先は、300年目の過去でした。しかし、そこはアルシアには存在しない文明の利器、アビスの悪魔と呼ばれていた武装ヘリコプターが当然のように存在し、ファンタジーの要素など存在しない世界でした。そして、4人はリヒトーの過去を過去を変えるため、そして何が会ったのかを知るために行動することになります。
【プランダラ】序盤のあらすじまとめ
ここまでが序盤のあらすじとなります。大体コミックスで言うところの1~4巻に当たる部分ですね。互いの星を奪い合い負けた者は地下世界に引きずり込まれる、そんなエスポワール号のような世界観でのバトルかと思いきや、かなり意外な方向に話が進んでいきます。作られた設定をブン投げるような斬新な展開だけど、きっちりと繋がっているところがめちゃくちゃ面白くておススメの作品です。2020年からアニメも放送なので、是非とも見てみてください!