泣けるアニメとして、普段アニメを見ない層や芸能人からも多くの反響があった『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』こと、あの花。過去に亡くなったはずの幼馴染が突然現れたことから始まるあの花ですが、主人公のじんたん(宿海 仁太)とめんま(本間芽衣子)のシーンは泣けたり笑えたりする名シーンがたくさんあります。そんな二人の名シーンを紹介していきたいと思います!
目次
じんたんとめんまの名シーン① 夏のケモノ現る
夏の終わり、高校受験に失敗してから引きこもり同然になっていた宿海 仁太(じんたん)の前に現れたのは、5年前に事故で亡くなった幼馴染のめんまこと本間芽衣子でした。それは抱えまくったストレスと抱えまくったトラウマが夏の暑さと合わさって具現化した存在。
それは幻にしてはリアルで、何か物理的な干渉をしてくる存在でしたが、じんたんはこの日から、自分の過去と向き合わざるをなくなるのでした。
お願いを叶えて欲しいんだと思うよ?
唐突に現れためんまの幻?はえらく能天気で中身はあの頃と何ら変わってないめんまでした。そんなめんまはじんたんに「お願いを叶えて欲しいんと思うよ」と言いますが、具体的な内容は分からないと言います。こう言われてはじんたんも叶えようがありません。でも、めんまのお願いはみんなじゃなきゃ叶えられないお願いらしい。じんたんとめんま、そしてみんなの時間が再び動き出す始まりのシーンです。
じんたんとめんまの名シーン② あなるはあなるだよ
めんまは成長した姿で現れましたが、頭の中身は変わっていませんでした。登場人物の一人『安城 鳴子』のあだ名はあんじょうなるこ、略して『あなる』でした。とんでもないあだ名ですが、彼らが子供の頃に付けられたあだ名なのであなるの意味は分かっていなかったのです。頭の中身があの頃のままのめんまはあなるの名前を連呼します。
お願い一緒に叶えて
「お願い一緒に叶えて、あなるぅーって!」などという感じであなるのことをあなるあなると言うめんまに対して、その呼び方はやめてというじんたんですがめんまはあなるの本当の意味を知らないので純粋に親しみを込めて「あなるはあなるだよ」と言います。めんまに悪意は全くありませんが見てるこっちは吹き出しそうになるシーンです。
じんたんとめんまの名シーン③ あの夏のトラウマ
5年前の夏、秘密基地に集まった超平和バスターズの6人はゲームやら何やらでいつものように遊んでいました。でも、そんなとき唐突にあなるが「じんたんって、めんまのことすきなんでしょ」と聞きます。じんたんは照れから「誰がこんなブス!」と言ってしまいます。めんまは困ったように笑うだけでしたが、ばつが悪くなったじんたんは逃げるように家に帰ってしまいます。
みんなのトラウマ
家に帰ったじんたんは、そのときのめんまの笑顔が心に引っかかっていました。明日謝ればいいやと思っていました。しかし、その明日が来ることはなくめんまは事故死してしまいます。めんまに謝ることが出来なかったこと、それにあのとき、あんなことを言わなければめんまは死なず済んだかもしれない。それはじんたんにとって、5年過ぎても消えない大きなトラウマとなります。でも、その死には誰もが間接的に関わっていて、そのトラウマはじんたんだけではなく皆にとって大きなトラウマであったことが明かされていきます。
じんたんとめんまの名シーン④ ぴかぴかひかるじんたん
最近朝早く家を出て、夜遅く帰って来るじんたんのことをめんまは怪しんでいました。じんたんは不良になってしまったのかもしれない、そう思っためんまは家を飛び出します。しかし、あなるがぽっぽと電話で話している内容を聞いたことから、じんたんはめんまのお願いを叶えるためにアルバイトをしていることを知ります。
かっこいいじんたん
花火を打ち上げて、神様にじんたんのお母さんを治してもらうようお願いする。めんまにも心当たりがありました。じんたんのアルバイト先の工事現場を見に行くめんま。そこでじんたんの働く姿をみためんまは「かっけぇんすよ、ぴかぴかひかるじんたん」と呟き、じんたんの方にライトを向けます。じんたんがとにかくカッコいいシーンです。
じんたんとめんまの名シーン⑤ フランダースの犬を思い出したじんたん
めんまのお願いを叶えるためにバイトを増やし、過労で倒れてしまうじんたん。そんなじんたんを心配するあなるですが、それでもじんたんは止まりません。でも、めんまのお願いを叶えるということは、めんまがいなくなることと同じことです。
涙がでちゃう
じんたんが家に帰って来ると、めんまは爪の汚れを取ってあげるといってつまようじで汚れを取り始めます。でもめんまと一緒にいたい気持ちもある。めんまの願いをかなえられるのは自分しかいないし、それがめんまの望むことでもある。でも願いが叶えばきっとめんまは消えてしまう。そう思うと、じんたんの目からは涙が溢れてきます。
めんま、何かを思い出す
心配するめんまにじんたんは「フランダースの犬を思い出したんだ」と必死に誤魔化しますが、それはあまりにも苦しい言い訳でした。そんなじんたんを見て、めんまはあることを思い出します。それはじんたんのお母さんのことであり、自分の願いのことでもありました。作品の核心に触れるシーンです。
じんたんとめんまの名シーン⑥ じんたんの好きはお嫁さんにしたいの好き
めんまの願いを叶えるために秘密基地にみんなが集まります。そこで、ゆきあつが余興としてあの日の再現をしようと言い出します。それはじんたんを追いつめるような余興でしたが、あなるの「めんまのこと好きなんでしょ?」という言葉から際限が始まります。じんたんはめんまに好きだと伝え、逃げ去ろうとしますがぽっぽに「そこで逃げたらおなじことになるぞ、じんたん!」という言葉に立ちどまります。じんたんが立ちどまり振り向くと、そこには困ったような笑顔を浮かべるめんまでは泣く、ぽろぽろと涙を流すめんまがいました。
成仏しますよ
その後、めんまも「めんまもじんたんが好き」と伝え、それはお嫁さんにしたいの好きだとも伝えます。それなら、このままずっと……じんたんはそう思わずにはいられませんでしたが、めんまは生まれ変わって再びみんなと出会うことを願い、成仏しますよとじんたんにいいます。あの日のトラウマを越えて、でもめんまとお別れは迫っている。スッとするけど切ないシーンでもあります。
あの花、めんまとじんたんの名シーンまとめ
とにかく泣けるアニメとして有名なあの花ですが、やっぱりじんたんとめんまで織りなすストーリーや演出は感動するものばかりですね。勿論、他の超平和バスターズのみんなとのシーンもグッとくるシーンが数多くありますが、やっぱりじんたんとめんまのシーンが印象に残りました!あの花は本当にいいアニメだと思います!