かつて神だった獣たちへは、別冊少年マガジンにて2014年より連載中の作品。この作品は、戦争中に、人の体を代償として、強力な力を持った軍隊、擬神兵の戦後を描いた作品です。人の姿を失った擬神兵を仲間の手で葬るという誓いの元、擬神兵を殺すために旅をするハンク・ヘンリエット。そんな中で、ケイン・マッドハウスは擬神兵を殺さずに解き放った男。彼の目的とは一体?今回は、そんなケイン・マッドハウスについて紹介させていただきます。
目次
ケイン・マッドハウスの概略
ケインの本名は、ケイン・ウィザース。ウィザース家の嫡男であり、父親は大統領になります。母親を愛していましたが、父親の陰謀により教会学校にいる間に死んでしまいます。教会学校にてエレイン、ハンクと知り合い、友人となります。教会学校を卒業後、エレインは研究者へと、ハンクは軍隊に入隊。そして、ケインは父の後を継ぐべく政治家となります。しかし、エレインの行方がわからなくなったこと、軍の研究の写真から擬神兵の研究を行っていることが発覚。その後に彼自身も擬神兵となります。大統領である父と折り合いが悪く、徐々に心が崩れて行ってしまうのでした。
擬神兵 ケイン・マッドハウス
彼はヴァンパイアの擬神兵。血を吸った相手の記憶や知識を手に入れることができるようです。今の所、直接の戦闘シーンは描かれていないために、戦闘能力はわかりませんが、通常のヴァンパイアのイメージ通り、血を吸った相手を凶暴化させることができるようです。また、獣の姿をしていないために、人間と獣の姿を行き来することができると考えられます。
擬神兵を解き放ったケイン・マッドハウス
ハンクは擬神兵に関して”エレインが作り、ハンクが生き方を教え、ケインが解き放った”と言っています。元々はエレインが神の声を聞くことができ、技術者として、擬神兵を作り上げました。そんな初めての擬神兵となったのが、彼女の最愛の人であるハンクでした。そして、ハンクは擬神兵の隊長として戦争に参加しています。その時の、心を失ったものは仲間の手で止めるという誓いのもと、彼らを探し、殺そうとしています。戦争終盤に、そろそろ戦争が終わると知ったエレインは、戦争が終わった後に擬神兵がいてはいけないと考え、ハンクを撃ちます。そして、自分の手で全ての擬神兵を殺し、自分も死のうと考えていました。それに協力をするふりをしたケイン。彼は、ハンクを撃った後の彼女を撃ち、彼女の知識を奪います。そして、擬神兵を解き放ったのでした。
ケイン・マッドハウスとミリエリア
ケインと行動を共にする女の子、ミリエリア。彼女の正体をハンクが知ったのは、エコールにたどり着いた時。羽虫を使用することで、自分の見た世界を教えてくれたトワイライト。そこで過去に起こった事を見せてくれたのでした。彼女はエレインが生み出した、擬神兵核を持たない擬神兵。生まれながらの擬神兵だったのです。エレインは、擬神兵では無いので、おそらくハンクとの間に生まれた子供では無いでしょうか?
ケイン・マッドハウスの目的
ケインは擬神兵を解き放ち、何をしようと考えているのでしょうか。彼は、再び戦争を行おうと考えているのでした。血を流して戦った擬神兵たち。しかし、戦争が終わると心を踏みにじられ歪められた。自分たちは思うように戦う。そんな意思に従った擬神兵たちはケインと行動を共にするのでした。そして、大統領と話をするケインは彼に対して、民と疑心の願いに応える遊びと表現しています。
ケイン・マッドハウスの幼少期
最愛の母親
幼少期、彼は母親のことを愛していました。しかし、彼が教会学校に入学した後の事、避難民のキャンプへの慰問に行った際に、南軍の襲撃にあい命を落としてしまいます。そして、その後、後妻がやってきてしまいます。その後、政治家となったケインは、とある場所で、この事件が父親により仕組まれた可能性があることを知ります。それより父親と折り合いを書いているようです。
エレインとハンク
教会学校にて出会ったエレインとハンク。ケインはエレインに一目惚れをした様子で、卒業後に彼女の行方が分からなくなった際にも、自分で探し回っていました。おそらく、彼が擬神兵となったのもこのことが大きく影響していそうですね。また、ハンクとも親友で、彼に勉強を教える代わりに、いろいろな遊びを教えておもらいました。戦争中は、彼の右腕として、擬神兵となり共に戦争に赴きました。
ケイン・マッドハウス 最後に
おそらく最後のボスのような存在であるケイン。今後のハンクとの戦いも気になりますが、彼と行動を共にするミリエリアがどのような存在なのかも気になります。そしてハンクとともに行動するナンシーは、神の声が聞こえるようですね。今後の展開が気になりますね!
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