賢者の孫は小説投稿サイト小説家になろうにて人気を博し、その後、書籍化、漫画化、そして2019年4月よりアニメ化も決定している作品。本作は、いわゆる転生モノで主人公シンのサクセスストーリーとともに、同級生シシリーとの恋愛事情も描かれた作品。今回はそんな本作ヒロインのシシリー=フォン=クロードについて紹介させていただきます。始めに申しておきますが、シシリーは今の所、死亡していません。なぜそのようにみな思っているのか不思議なほどに元気なのです。
目次
シシリー=フォン=クロード 概略
出典: 賢者の孫 ©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
シシリー=フォン=クロードはクロード子爵家の三女にあたり、シンとは高等魔法学校の同級生。成績も優秀で、入学試験全体で4位の成績で通過しています。S級クラスに配属されており、究極魔法研究会に所属。後にアルティメット・マジシャンズと名前が変わります。魔人退治での功績もたたえられ叙勲も与えられている人物。両親は、常識人であり、シンとの婚約も問題なくすませることができましたが、母親譲りなのか、シンに対しての独占欲や束縛が徐々に前面に出てきます。
シシリー=フォン=クロードとシンの初対面
出典: 賢者の孫 ©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
アールスハイド王国にやってきたシン。街をうろついていると女の子2人に絡んでいる冒険者がおり、それを助けるというテンプレ的な行動を起こします。その時に初めて出会ったのがシシリーとマリア。お互いに魔法学校の入試を受けるということしか明かさず、自分たちがどんな家柄なのかというような事は全く話していませんでした。シンはシシリーを見たときに雷が落ちます。あまりに可愛くて一瞬動きが止まったようですね。非常にわかりやすい状態で、あー、シシリーがヒロインの作品なんだなって一瞬でわかりました。一方でシシリーはどうだったのでしょうか?実は、シシリーも一目惚れに近い様相でした。しかし、その気持ちが好きかどうかはわからない様子。男慣れしていないようなシシリーのあどけない行動も可愛かったですね。
シシリー=フォン=クロード 領地クロード
出典: 賢者の孫 ©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
クロード子爵家の領地であるクロードの街。ここは温泉街としても有名で究極魔法研究会の合宿の際にはこの街に訪れています。シンがシシリーに告白をしたのもこのまちでした。この合宿では、研究会のメンバーが、マーリン、メリダの力もあり大幅にレベルアップしたようで、災害級のモンスターを援護班は5人で、攻撃班はそれぞれが1人で討伐する事に成功しています。ちなみにシシリーの父親は王宮勤めです。
告白されるシシリー=フォン=クロード
出典: 賢者の孫 ©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
ついにシンがシシリーに告白するときがやってきます。それは、合宿中の夜。オーグはシンにそろそろはっきりさせておいた方がいいと助言を受けます。この助言は、戦いが終わった後に告白するというと、戦いの最中で死んでしまうというフラグ回避のものだとオーグは後で言っています。その助言を受けたシン。合宿の夜にたまたま外に出たシン。そこには温泉で火照ったと涼みに来ていたシシリーがいました。昔話をする2人。そしてついに!!好きだよシシリーと告白。それを聞いたシシリーは泣きながら、私も好きです。大好きです。と返答。無事、シンとシシリーはお付き合いする事になったのでした。
アルティメット・マジシャンズ シシリー=フォン=クロード
出典: 賢者の孫 ©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
オーグの立太子の儀式当日、魔人たちはスイード王国へと攻め入ります。儀式の途中ではありましたが、ここで魔人への対抗手段としてシン達の部隊が紹介されます。そのときに勢いで名づけた名前がアルティメットマジシャンズ。この名前に対して好感を抱いているのはリンのみ。この名前についてシシリーはなんとも言ってはいませんが、かっこいいと思っている様子ではありませんね。ただ、この時にはすでにシンとは恋仲になっており、彼氏の勢いでつけた名前を否定できなかっただけなのかもしれません。
聖女と呼ばれるシシリー=フォン=クロード
出典: 賢者の孫 ©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
スイード王国での魔人との戦い。皆シン以外は、初めて魔人と戦うことになります。シシリーは後方で治療系の援護。傷ついた兵士たちを懸命に治癒して行きます。懸命に治療に勤しむシシリー。瀕死の兵士には、皆の前で服を脱ぎ、服にかかっている治癒魔法で、兵士の傷を治そうともします。結局は自分では助けられず、シンに頼ってしまったシシリーは、その事で自分のことを情けなく思うのですが、シシリーの懸命な治療で助かった人たち、その周囲の人間から敬意を評して聖女と呼ばれるようになります。
婚約者となったシシリー=フォン=クロード
出典: 賢者の孫 ©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
付き合うまでは、おおっぴらにイチャイチャはしていたものの、束縛という観念のなかったシシリーですが、公式にシンと付き合うということになったのちは、徐々に変化が生まれます。それは、クロード家の女に近づいていると表現されているのですが、お遊びでシンの腕に抱きついた、リンとアリスに圧力を与えたりと、シンに手出しをさせないように束縛するようになるのでした。やはり、彼女、婚約者という肩書きを得ると女性って変わるものなのですかね。恐ろしい。
シシリー=フォン=クロード 最後に
出典: 賢者の孫 ©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
本作のヒロインであり、軽妙ないちゃつきトークで見ているこちらを楽しませてくれるシシリー。今後、彼女の望むようにシンとの赤ちゃんを無事産むことができるのでしょうか。小説では、赤ちゃんを無事に産むために、魔人を倒して世界を平和にしなければと言っていましたね。小説でもどんどんシシリー絡みの名場面が出てきています。漫画、アニメではどのような絵面になるのかも楽しみですね!