『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』の「リッシュモン」は、フランス最強の姫騎士であり、主人公「モンモランシ」の幼馴染です。気高く強い『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』のリッシュモンですが、ここでは彼女の魅力を紹介したいと思います。
目次
【ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士】作品紹介
出典: ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 ©春日みかげ/集英社・ユリシーズパートナーズ
『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』は、『織田信奈の野望』で知られる「春日(かすが)みかげ」氏が原作を書いているメディアミックスで、中世後期ヨーロッパが舞台となっています。
フランスの国民的アイドル「ジャンヌ・ダルク」が題材となっていて、ジャンヌ・ダルクはじめ歴史上の登場人物が多数登場するので、歴史マニアも楽しめる内容になっているでしょう。
歴史上の人物が美少女化している
出典: ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 ©春日みかげ/集英社・ユリシーズパートナーズ
『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』の特徴の一つは、史実に登場した人物の多くが美少女化していることです。
メインキャラクターが美少女化しているので歴史上の重く暗い部分が緩和され、メディアミックスとして楽しい内容になっていますね。
異能力者や妖精が登場する
出典: ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 ©春日みかげ/集英社・ユリシーズパートナーズ
『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』のコンセプトの一つとして、もし中世後期ヨーロッパに異能力者や妖精たちがいたらどうだったか……? というのがあり、本作は百人力の「ユリス」と呼ばれる異能力者や可愛い妖精たちが多数登場します。
圧倒的な戦力を誇るユリスが敵兵を薙ぎ倒していく所は圧巻で、さらに可愛い妖精たちの活躍も本作で見逃せません。
【ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士】フランス最強の姫騎士リッシュモンとは?
出典: ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 ©春日みかげ/集英社・ユリシーズパートナーズ
「リッシュモン」はブルターニュ公家の才能ある姫騎士で、騎士養成学校時代から主人公モンモランシの親友でした。
気高く美しいリッシュモンは子供時代から姫騎士として才覚を発揮し、若くして王族たちに将来を期待されていた美少女です。
リッシュモンは騎士養成学校時代に主席だった
出典: ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 ©春日みかげ/集英社・ユリシーズパートナーズ
騎士養成学校において歴代最低の成績だったモンモランシに対し、リッシュモンは常に主席でした。
テンプル騎士団の末裔であるモンモランシが騎士の鍛錬に励まないで錬金術に興味を持っていることに呆れていたリッシュモンでしたが、そんなモンモランシにリッシュモンは好意を抱いていましたね。
リッシュモンの性格は真面目で義理堅い
出典: ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 ©春日みかげ/集英社・ユリシーズパートナーズ
リッシュモンは王女であるシャルロットや気の優しいフィリップと違い、ストイックで非常に真面目な性格なので、あまり女性らしくはないです。
しかし、身体は美少女のそれで、豊満な胸に華奢な体つきが男性の欲望を掻き立て、シャルロットと同じように男性関係で苦労してきた過去を吐露します。
力ではなく技で最強の姫騎士になったリッシュモン
出典: ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 ©春日みかげ/集英社・ユリシーズパートナーズ
アニメでは語られていませんが、リッシュモンは力では男性に劣ることを子供時代から自覚しており、騎士養成学校時代から力ではなく技による鍛錬で騎士として強さを身に付けていきました。
その方向性は正しく、リッシュモンは騎士養成学校で主席になったばかりか、その後はフランス軍最強の姫騎士としてして活躍し、若くして才覚を発揮します。
若くしてイングランドに捕まったリッシュモン
出典: ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 ©春日みかげ/集英社・ユリシーズパートナーズ
リッシュモンは子供時代にイングランドとの戦いに参戦し、フランスが敗戦した時にイングランドに捕虜として捕まった過去がありました
子供時代から美しかったリッシュモンは、イングランドで度々貞操の危機を感じますが、血筋のおかげで何とか貞操を守ることができました。
フランスに戻ってからも不遇なリッシュモン
出典: ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 ©春日みかげ/集英社・ユリシーズパートナーズ
イングランドを脱出したリッシュモンは、フランスに戻って総帥として活躍するはずでしたが、腐敗したフランスは王女であり幼馴染のシャルロットですら戦意を失っており、シャルロットは政治を全て宰相のラ・トレムイユ(モンモランシの従兄弟)に預けていました。
リッシュモンの徹底したフランス軍の改革のやり方に、士気を落としていたフランス軍はついていけなかったこともあり、ラ・トレムイユも戦争より外交を重んじる敗北主義者だったため、武闘派のリッシュモンは投獄される所まで地位を貶められてしまいました。
ジャンヌ・ダルクの登場で活路を見出したリッシュモン
出典: ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 ©春日みかげ/集英社・ユリシーズパートナーズ
このように、リッシュモンの人生は波乱万丈で順風満帆とはいきませんでいしたが、ジャンヌ・ダルクの登場でフランス王女のシャルロットが再起したのを契機に、徐々に本来の力を発揮します。
ジャンヌの登場により、これまで不遇だったリッシュモンの環境は好転しはじめ、フランス軍を支援しシャルロットを女王にするために戦いに身を投じていくのです。
【ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士】魔剣でユリス化するリッシュモン
出典: ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 ©春日みかげ/集英社・ユリシーズパートナーズ
リッシュモンは「賢者の石」の力に頼らなくても普通の人間として最強クラスですが、そんなリッシュモンも「魔剣エスカリボール」の力を使いユリス化します。
魔剣エスカリボールは賢者の石の中でも強力なようで(恐らくモンモランシとジャンヌの「ソロモンの指輪」の次くらいに)、もともと才覚のあるリッシュモンはエスカリボールの力で凄まじい戦力を発揮するようになります。
魔剣エスカリボールは遠隔攻撃ができる
魔剣エスカリボールの固有能力は光の柱による遠隔攻撃で、その力はジャンヌやユリス・ノワールを遥かに凌ぎ圧倒的です。
たった一人で戦況を変えるだけの力があり、戦場にいる全員を殺してしまいかねない凄まじい能力ですね。
魔剣により増幅される感情は「嫉妬」
賢者の石にはそれぞれ増幅される感情がありますが、魔剣エスカリボールが増幅する感情は「嫉妬」で、リッシュモンは七年も恋焦がれていたモンモランシがジャンヌ等と深い関係を持ってしまったことに強く嫉妬し、力を暴走させてしまいます。
我を忘れて戦場の全てを破壊しようとしたリッシュモンは、幼馴染であるユリス・ノワールと化したフィリップまで殺しかねない勢いで、たった一人で戦況を変えてしまいました。
多分ユリス化したリッシュモンは最強クラス
もともと普通の人間のままでも強いリッシュモンは、賢者の石の中でも強い魔剣エスカリボールを扱うようになり、最強クラスの力を手に入れたのではないでしょうか。
聖剣ジョワユーズでユリス化したラ・イルですら七十二柱の神々を相手に出来たので、ユリス化したリッシュモンは神に勝りかねない力を手に入れたでしょうね。
【ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士】リッシュモンの声優は沼倉愛美さん
出典: ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 ©春日みかげ/集英社・ユリシーズパートナーズ
リッシュモンの声優は、2018年秋アニメの『うちのメイドがウザすぎる!』の主人公的存在「鴨居(かもい)つばめ」を演じている「沼倉愛美(ぬまくらまなみ)」さんです。
『うちのメイドがウザすぎる!』の「鴨居つばめ」が面白すぎる!
出典: ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 ©春日みかげ/集英社・ユリシーズパートナーズ
『うちのメイドがウザすぎる!』は、豊作な2018年秋アニメの中でも一番くらい笑えるアニメで、特にヒロインの「高梨(たかなし)ミーシャ」お嬢様と鴨居つばめのやり取りが面白すぎますね!
鴨居つばめの時の沼倉さんはリッシュモンとは正反対のギャグキャラで、幼女好きの変態アラサーで筋肉モリモリな女性なので、とても同じ声優が演じられているとは思えない程です。
声優としての沼倉愛美さんの特徴
沼倉さんはちょっと気が強くて大人な感じの女性キャラクターが得意で、例えば「蒼き鋼のアルペジオ」の「タカオ」や『悪魔のリドル』の「武智乙哉(たけちおとや)」等が挙げられます。
沼倉さんの声優活動は2010年頃から始まり、2010年代後半になるにしたがい主演キャラクターが増えてきているので、今後がまだまだ楽しみな声優さんですね。
【ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士】リッシュモンまとめ
出典: ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 ©春日みかげ/集英社・ユリシーズパートナーズ
アニメの序盤から人気だったリッシュモンですが、アニメではリッシュモンがユリス化する所まで放送するのか微妙な所です。
『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』は原作とアニメがかなり違く、具体的には原作の方が遥かに細部まで描かれているため、リッシュモン等のキャラの背景や細かい所まで見たい方は、原作を読んでみることをオススメします。