「眠りの小五郎」という通り名で名探偵として日本中で知られている毛利小五郎。その実態は毎回コナンに麻酔銃で眠らされ、良いように使われているだけのちょっとかわいそうな存在だったりします。ですが小五郎にはダメな部分以外にカッコいい所も盛りだくさん!今回は小五郎のダメな所だけでなく、カッコいい所も含めて特徴を10個紹介します!
目次
特徴その1 基本的にポンコツ探偵
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
コナンに眠らされている間は名探偵として活躍するおっちゃんも、自力だと基本的に的外れな推理ばかり。適当な推理で犯人を決めつけては即否定され、容疑者だけでなく警部や周りの一般人にすら否定されてしまいます。すると今度は違う容疑者を犯人呼ばわりする事も……最終的には笑ってごまかしその後麻酔銃を撃ちこまれます。
推理は適当でも正義感は強い
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
これ程適当な推理で迷惑しかかけてないにも関わらず小五郎が憎めない理由は正義感の強さ。ごく稀にではありますがカッコいい言動や行動を見せる事があります。特に家族の事は大切に思っており、蘭たちの身に危険が迫った時には身体を張って守ろうとしました。
特徴その2 実は強い?小五郎のもう1つの顔
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
小五郎を想像すると酔っ払いのダメダメおっちゃんをイメージしがちですが、実はそんな事はありません。特に柔道の腕前は達人級であり、得意技の一本背負いでは数々の犯人や強敵を投げ飛ばしてきました。大学時代には全国大会で優勝した相手にも負けていなかったようです。蘭の空手の才能は小五郎譲りなのかもしれません。
小五郎から英理へと伝授された一本背負い
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
「小五郎のおかげで手に入れたものは蘭と一本背負いくらい」。英理にそう言わせるほど小五郎の一本背負いは見事なものであり、その技はそのまま英理にも伝授されています。初登場時に犯人が襲い掛かってきた際には自分より2~3倍はあろうかと思われる巨漢の男を見事に投げ飛ばしてしまいました。
特徴その3 妻の英理とは別居中
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
毛利探偵事務所で暮らしているのは小五郎と娘の蘭、そしてコナンの3人です。妻に英理という弁護士の女性がいるのですが現在は別居中。時々事件などで顔を合わせる事がありますがその度にケンカをしてしまう2人。しかし本音はお互い素直になれないだけで嫌っている訳ではなく、英理はよく小五郎の行動に頬を赤らめる事も。それでも最後は小五郎のドジにより関係が悪化。いまだに別居は続いています。
英理を惚れさせてしまう小五郎の行動
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
稀にですが普段のポンコツ具合からは考えられない様な推理力を発揮する小五郎。英理がビーチで指輪を無くした際にはメガネをかけながら髪を拭いている姿から指輪を探していると推理し、砂浜で指輪を見つけ出し英理にキザっぽく渡すのでした。これにはコナンも驚き「このキレが普段からあれば」と嘆きます。
特徴その4 英理とは子供の頃からの付き合い
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蘭が新一と仲良くしていると不機嫌になる事が多い小五郎ですが、実は自分自身も学生時代まで英理と同じような関係でした。子供の頃からの幼馴染で学生時代も同じ学校。そしてそのまま2人は大学へ進学し学生結婚しています。結婚した理由を英理は「幼馴染の腐れ縁」と言っていますが、もし蘭が親と同じ道を歩むのであれば新一と学生結婚するかもしれません。
特徴その5 お調子者で細かい事は深く考えない性格
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
事件の度に麻酔銃で眠らされ、目が覚めたら自分が事件を解決している事になっている。普通の人であれば何がどうなっているのか戸惑い、周りにどういうことか尋ねそうなものですが、お調子者の小五郎は意識が無くても自分が勝手に解決しているものだと思い全く気にしていません。それどころか首元に麻酔針がチクッと来るのを待っていたりする事もあります。
自身に犯人の容疑がかけられたときには弱気になる事も……
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
小五郎は何度か犯人に仕立て上げられそうになった事があり、足を骨折して病院に入院している時にも殺人犯の容疑がかけられてしまいます。その際容疑をかけられた小五郎は自分でやっていないにもかかわらず「記憶が無くなっている間に殺人を犯してしまったのかもしれない」と思いつめた事も。しかし事件解決後は眠りの小五郎としてまたもとに戻ってしまいました。
特徴その6 元は探偵ではなく刑事だった
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
毛利探偵事務所を設立して探偵業をしている小五郎ですが、元は目暮警部の元で警視庁捜査一課の刑事として活躍していました。といっても当時から推理力は悲惨だったようで、目暮警部からは「お前のおかげで殆ど迷宮入りになった」と言わしめた程。それでも殺人事件直後の手際の良さは刑事時代を彷彿とさせます。
刑事時代と探偵になった経緯
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
刑事時代、小五郎はまだ若く髭も生やしていないさわやかな青年でした。本来ならそのまま刑事として活躍するはずでしたが、とある事件がきっかけで刑事を止める事に。それは英理が犯人に人質として取られてしまい、英理の足を拳銃でかすめるように発砲した事件。動けなくなった人質は足手まといになる。狙い通りの結果になり事件は解決しましたが、小五郎は責任を取る形で依願退職してしまいます。
特徴その7 アニメオリジナル設定の高所恐怖症
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
アニメの中で小五郎は高所恐怖症という設定があり、飛行船やベルツリータワーでは取り乱すほどに怖がっていました。ただし設定はちょっと曖昧で、基本的には高所恐怖症ですが何故か飛行機に平気で乗っているシーンもあります。オリジナル設定の為、もしかしたら設定がしっかり固まっていないのかもしれません。
特徴その8 アイドル沖野ヨーコの大ファン
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
小五郎が「ヨーコちゃん」と愛してやまないのが人気アイドルの沖野ヨーコ。彼女のかかわった事件を解決した事がきっかけで、コンサートのチケットを貰うなど親しい間柄になっています。その結果、小五郎はヨーコにキスされる姿を妄想するほど重症になってしまいました。
沖野ヨーコ熱愛報道で灰原と共闘
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
超意外な組み合わせといえば小五郎と灰原のタッグ。サッカー選手の比護隆佑が好きな灰原と沖野ヨーコが好きな小五郎の思惑が一致。2人の熱愛報道を見て小五郎と灰原は固く手を握り合い、2人の素行調査に乗り出します。結果は2人とも空振りだったのですが、2人の絆は深まったかもしれません。
特徴その9 酒とギャンブルが大好き
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
日中でもお構いなしで机の上にビールの空缶を散らかす事がある小五郎。酔っぱらっていても推理するのはコナンなので問題ないのですが……そしてお酒と同じくらい好きなのがギャンブル!特に競馬が好きなようで、競馬仲間が百万馬券を当てた時は小五郎の携帯に祝勝会の誘いの電話がかかってきました。
子供になった身体を戻すあのお酒も所持している
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
コナンや灰原が「パイカル」という名前の中国酒を飲むと一時的に元の姿へと戻る事ができたのですが、このちょっと珍しいお酒を小五郎は所持していました。普段はビールばかり飲んでいるイメージが強いですが、珍しい中国酒を持っていたりオシャレなBARでカクテルを飲んでみたり色々なお酒に興味があるようです。
特徴その10 毛利小五郎死神疑惑
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
最後に紹介するのが毛利小五郎の死神疑惑です。これは小五郎の行く先々で事件が起こる為、目暮警部が「疫病神」や「死神」と呼んでいた事からきています。その他、目暮警部以外の人にも「呪われた探偵」など不名誉なあだ名を付けられています。しかし小五郎自体はコナンが来るまでそのような事は無く、実際の死神はやはりあのメガネの坊主のようです。
実はちょっとカッコよかった毛利小五郎まとめ
出典: 名探偵コナン ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
改めて見直してみると、意外とカッコいい一面を持っていた小五郎のおっちゃん。特に英理とのやり取りは思わずニヤニヤさせてくれるものも多くなっています。(それでも最後は自滅して上手くいかないのが小五郎らしいですが……)ヘボ探偵とも呼ばれる小五郎ですが、ぜひとも小五郎が活躍するエピソードも見てみてください。きっと小五郎へのイメージが変わると思います!