『妹さえいればいい。』は、ガガガ文庫(小学館)より出版されているライトノベル原作のアニメ作品です。主人公の羽島伊月(はしまいつき)は、妹が大好きな変態ラノベ作家で、自分の書いている小説は妹が全裸になるという斬新な設定で、一部で熱狂的なファンがいる期待の小説家ですね。伊月の周りには魅力的な美少女がいるにも関わらず、彼は妄想の中の妹を愛している強者で、集めているグッズや小説も妹が登場するものばかりです。そんな妹好きの伊月ですが、ここではヒロインの可児那由多(かになゆた)と並ぶもう一人のヒロイン、白川京(しらかわみやこ)について紹介したいと思います。
目次
【妹さえいればいい。】白川京ってどんな女の子?
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
白川京(しらかわみやこ)は、主人公の羽島伊月(はしまいつき)が学生時代に出会った美少女で、性格は平凡でクセのない良い子です。非常に優しい女の子で他人を悪く言うようなことなく、今時珍しい思いやりのある女の子ですね。作中で京の優しさが誰かを救う場面は多く、皆の支えになっています。個人プレイヤーである作家組たちを繋いでいる重要な役割を担っていますね。
【妹さえいればいい。】白川京と羽島伊月の出会い
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
京と伊月は同じ大学の生徒で、京はいつもパソコンで何かを書いている伊月のことをずっと気にしていました。京の友達は「ちょっとキモい、友達いなさそ」と伊月のことをバカにしていましたが、京は、(彼がなにか……、大学の授業とか遊びやバイトより、大事なものを自分の中にちゃんと持ってる気がした。私が持ってない、なにかを……)っと、かなり伊月のことを気にしていましたね。
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
ある日、大学で京は伊月に「ねぇ羽島君? パソコンでいつもなに書いてるの?」と話しかけました。それをきっかけに、京は伊月が小説家だと知り、彼の書いたラノベを読むように。それからというもの、京は積極的に伊月に話しかけるようになり、いつしか二人は仲の良い友達になりましたね。周りからキモいと言われている男に興味を持ち、積極的に近づいていった辺りが、京が本当に良い子だと伺える所でしょう。
【妹さえいればいい。】白川京と羽島伊月の初喧嘩
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
伊月の小説を読んだ京でしたが、伊月の妹好きからくる意味不明な設定を理解できず、早速、伊月と衝突してしまいます。「羽島くんの本、昨日買って呼んでみたんだけど、なんかよくわかんなかったわ。なんで妹とキスすると魔法が使えるようになるの?」という京の問いに対し、伊月は「フン。俺の本は貴様のようなビッチ大学生に理解できる作品ではないのだ」と一蹴。二人は親しくない内から喧嘩を始めてしまいました。
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
伊月は自分の本は十万人の人間が買って理解された作品であり、それを理解できない愚かなビッチ(京)は滑稽を通り越して哀れみすら感じると罵り、京にぶたれてしまいます。しかし、それから二人は仲良くなり、京は伊月から本やゲームを借り、伊月はファッションについて京に聞いたり等、親交が深まっていきました。
【妹さえいればいい。】白川京と可児那由多の関係の始まり
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
伊月のことが好きなヒロイン、可児那由多(かになゆた)は、最初、京が伊月と親しそうで面白くありませんでした。しかし、京が可児の辛かった過去を共に哀しんでくれたことをきっかけに、二人は親友になります。京は他人のために恥ずかしげなく泣くことができる本当に優しい女の子で、強情そうな可児の心まで溶かしていった素敵なキャラクターですね。
【妹さえいればいい。】白川京は不破春斗のために泣いた
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
京の心優しいキャラエピソードは留まる所を知らず、伊月の友人でありライバルの不破春斗(ふわはると)の小説のアニメが不審に終わってしまった時も、落ち込む春斗の姿を見て「がんばったのにダメだったのは辛いことだ」と春斗のために涙を流しました。正直、かける言葉が見つからなかった伊月と可児に対し、京だけは春斗の心を少しだけ軽くしてあげましたね。
【妹さえいればいい。】白川京はビッチではない!
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
明らかに美少女で、しかも心の綺麗さがわかるエピソードが多い京ですが、実は男性とお付き合いしたことがない乙女だったことがわかります。可愛くて性格も良い京のことなので、恋愛経験も豊富だと誰もが勝手に想像していたようですが、そんなことはなかったのですね。しかし、京ほどの優良物件で彼氏がいなく、伊月のようなアウトローに興味を持つというのはおかしな話ですが(それを言っちゃあダメですけど)。
【妹さえいればいい。】白川京の優しさが病的!
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
リアリティーを求める作家、可児那由多は、自分が書いている小説のキャラクターのおっぱいの大きさが京と同じくらいだから、京のおっぱいを揉みたいと京にお願いをします。さすがにそれは無理だと拒む京でしたが、京がおっぱいを揉ませてくれたら原稿を書けそうだと主張する可児。可児の原稿が届かないと困っていた編集部の事情を知っていた京なので、それを聞いて仕方なく可児におっぱいを揉ませてあげました。もう、病的に優しいですね。
【妹さえいればいい。】白川京の声優は加隈亜衣さん
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
白川京の声優は、『学戦都市アスタリスク』のユリス・アレクシア・フォン・リースフェルトや『クロックワーク・プラネット』のリューズを演じた、加隈亜衣(かくまあい)さんです。加隈さんは家族に迷惑をかけたくないという理由で、高校卒業後の四年間はOLをやっていたそうですが、声優の夢を捨てきれず上京し声優になりました。加隈さんの声は優しさがにじみ出ている素敵な声ですが、それは加隈さんの人間性からあふれ出てきたものなのでしょうね。
【妹さえいればいい。】白川京は可児那由多に負けてないヒロイン
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
『妹さえいればいい。』と言えば可児那由多のイメージが強いですが、正直、ポテンシャルだけで言えば白川京も決して可児に負けていないと思います。むしろ、クセの強すぎる可児より京の方が好きだという視聴者も多いと思いますし、普通っぽい所が京の魅力ですね。アニメ二期があれば、さらに京の魅力を見せてほしいと思います。