2024年1月より放送されるアニメ『魔女と野獣』は、魔女によって野獣に変えられてしまった王子様……ではなく、魔女によって美少女に変えられてしまった野獣ギドと相棒の魔術師アシャフが魔女に関する事件を解決し、ギドに呪いをかけた魔女を探し出して復讐をするというダークファンタジーです!魔術が当然のように存在する世界で、パッと見は19世紀末のような世界観ですが、機械技術もあれば、吸血鬼やアンデットなどのファンタジー的な存在も浸透している世界です!今回はそんな本作に登場する用語についてまとめてみました!
目次
用語集その① 魔女
遠い過去より魔道において悠久の頂きに立つもの。現代に生きる魔女たちは始まりとなった17人の“起源の魔女(オリジン)”の「魔力」、「術式」、「知識」を受けついだ最強の存在にして魔道の頂点とされています。魔女は必ず200年で一部の例外を除き必ず肉体が朽ちて寿命を迎える宿命にあります。ただし、それまでは老いることもなければ衰えることもありません。
用語集その② 魔女の呪い
魔女による呪い。呪いに掛けられたものはその力を封じられてしまい、解呪も困難であるため死ぬまで解けない永遠の呪縛とされています。呪いを解く方法は二つあり、一つは白馬の王子様の愛の口づけ(相思相愛の人間との心からのキス)と憎き魔女の気まぐれ次第(呪いをかけた本人が解呪する)ことですが、実は3つ目の方法があり、魔女との口づけでも解呪することが可能です。ただし、この方法では一時的にしか呪いは解かれず、魔女一人につき一回しか解くことができません。
用語集その③ 起源の魔女(オリジン)
はじまりの17人の魔女。中には主人公のギドに呪いをかけた“永遠なる魔女”アンジェラ=アン・フュールも存在します。一部例外を除き、現代の魔女たちは起源の魔女の系譜を受け継いでいますが、アンジェラ=アン・フュールは肉体を乗り換えることができるため、200年で死ぬ宿命から逃れることが出来ており現在まで生き続けています。作中で明らかにされている系譜は現時点で6種類で“永遠なる魔女”、“幽玄なる魔女”、“神秘なる魔女”、“剛毅なる魔女”、“偉大なる魔女”、“巨大なる魔女”の6種類。他の11種類の系譜は未登場。
用語集その④ 魔響教団
主人公のギドとアシャフが所属する組織。魔術の魔術による魔術のための魔術組織で、教団に所属する人物はどれもが曲者ぞろいの強者ぞろい。その中には魔女や吸血鬼も在籍しており、魔術に絡む事件を解決しています。教団内には様々な人材が揃っており、事件に応じた適任者が事件の解決に当たっています。教団員同士は契約魔術により、お互いに手を出すことことが禁じられています
用語集その⑤ 死屍人(アンデッド)
死霊魔術師により蘇生された死者。蘇生魔術は世間的に浸透しているものの、倫理的な問題があるため死者の蘇生に関しては明確なルールが存在します。死屍人は定期的な補生(メンテナンス)が必要で、補生を受けなければ暴走してしまいます。死屍人は術者によって自律(術師の干渉が一切なし、“死屍人”の意思のみで自由に行動が取れる状態)、洗脳(“死屍人”の意識はそのままに術師により何かしらの目的を刷り込まれている状態)、支配(術師が“死屍人”の意識を完全に乗っ取り己の肉体のように意のままとする状態)の三つに分けられています。
用語集その⑥ 死屍人の蘇生
死屍人の蘇生に関しては「生前の『秘術者もしくは2親等以内の親族』の了承なく蘇生術の施術を禁ずる」というルールが存在し、施術の際に『術者』は『秘術者』側に蘇生術に関する全ての情報を開示しなければならないルールがあるほか、それ以外にも厳正な審査が山ほどあります。死者の蘇生に厳正な審査が必要な理由は倫理的な問題もありますが、最も大きな理由は永遠に生き続けられるわけではなく、二度目の死を迎えたときにその魂は輪廻の輪から外れてしまい虚無に堕ちて永遠の苦しみを味わうから。手続きなしに蘇生された死屍人は“野良”と呼ばれています。
用語集その⑦ 死霊騎士
死霊術師ファノーラ・クリストフルが従えている強力な死屍人の戦士たち。彼らは死屍人になることで虚無に落ちてしまうことを了承したうえでその身をファノーラに捧げて付き従っている騎士たちであり、経緯をこめてそう呼んでいます。
用語集その⑦ 世界聖教会教団
世界祭壇の国境組織。通称は正教会で聖騎士団と呼ばれる軍隊と、処刑人と呼ばれる組織を持っています。正教会の本拠地は第一大陸にあり、本部に近ければ近いほど強い影響力を持っています。
用語集その⑧ 聖騎士団
『世界聖教会教団』が持つ世界の平和を守る魔術による軍隊で、その軍務は同じく魔術のよる大規模な凶悪犯罪の解決、そして唯一『魔女事件』に対処可能な軍事組織です。魔女との接触を試みる魔響教団にとっては商売敵とも言える相手ですが、暗黙の了解によってお互いに干渉しないようにしています。アシャフ曰く、魔響教団と聖騎士団が全面戦争すれば世界が滅びるらしい。
用語集その⑨ 処刑人
聖教会の暗部組織。聖騎士団とは行動理念が異なっており、表舞台には顔を出さずに聖教会にとって不利益になる魔女を人知れず狩ることが主な任務であり、その際には禁具の使用も許可されています。基本的に二人一組で行動し、正体を明かすときは白い仮面をつけています。
用語集その⑩ 禁具
使用が固く禁じられた闇の魔道具。一般人でも魔術を使えるようになったり、洗脳が出来たりと強力な効果を持つ半面、力を使うためには重い代償を払う必要があります。代償は生贄であったり、自らの寿命などが必要ですが、代償が明らかにならなかった禁具も存在します。
用語集その⑪ 城(ベース)
聖騎士団の作戦中の本陣。空中に浮いた城であり、周囲には何十もの結界が張られています。中には多数の聖騎士団が詰めており、魔女への対処は基本的に人海戦術による討伐が基本戦術となています。
用語集その⑫ 白子兵(シーカー)
聖騎士が作る分身。白装束の姿で破壊したとしても本体にはさしたる影響がなく、”城(ベース)”に積んだタンクから魔術を補充し次第再び戻ってきます。結界で囲み死なない兵隊を無尽蔵に送り込み続ける人海戦術が聖騎士団の魔女狩りの基本戦術です。
用語集その⑬ 階層世界(フォール)
第七大陸と第八大陸の間の孤島にある別世界へと通じる穴。1階から17階まで様々な世界が広がっており、移動の際にはエレベーターを使用します。エレベーターで数人ずつしか移動できないことから侵略されるリスクが低いために独立した文化が存在し、その各階層は起源の魔女が創造した世界となっています。
用語集その⑭ 第4階層 オルエンシア・セット
階層世界(フォール)の第4階層。この階層は比較的上の世界と似ており、上の世界から100年から200年ほど前の時代に近いらしい。また、魔術の元となる魔力を持った物や人が存在しないため、魔術そのものが存在しません。また吸血鬼たちが住む世界で、血族(コンクラード)と夜族(グニル)の二つの勢力が存在しています。
用語集その⑮ 吸血鬼
人間と殆ど見分けがつかない種族ですが、鋭い牙と人間を遥かに超える身体能力を持つ種族。肉体が損傷しても再生することから、致命傷が存在せず、頭部などを潰せば一時的に行動不能になるものの再制覇するため、事実上不死の生物です。ただ、日の光を浴びると身体が焼けてしまうため、日中は行動が制限されます。また、魔力を持たないため魔術を使うことはできません。吸血鬼の社会は基本的に男性上位で、強い男を頂点に女が群れを作るライオンのような社会を形成しています。
【魔女と野獣】用語集まとめ
魔女と野獣に登場する用語についてまとめてみました!設定や世界観がきっちりと構築されており、読み込めば読み込むほど面白くなってくる作品だと思いました!魔女が絡む事件を巡るサスペンス、ミステリーの要素もある一方、最初からインフレの極致みたいな戦闘シーンはド迫力で見ごたえ抜群です!そんな迫力のあるシーンがアニメではどうなるのかはすごく楽しみです!アニメの放送は2024年1月からなので、興味があれ場是非視聴してみてください!