2023年秋から放送予定となっているアニメ『はめつのおうこく』は人間と魔女、そして科学と魔法が混在する世界で凄惨で壮絶な復讐劇を描くSFダークファンタジーです。魔女に育てられた主人公の少年アドニスが、愛する師を惨殺し尊厳を踏みにじった人間たちへの凄惨な復讐を描いた作品で、一話見るだけで引き込まれること間違いなしの作品です。今回はそんな『はめつのおうこく』の登場人物たちをまとめてみました!
目次
登場人物その① アドニス
本作の主人公。人間でありながら魔女のクロエ・モルガンに育てられ、本来人間には扱えないはずの魔法を『記述式召喚魔法』という形で扱うことができる唯一の人間です。リディア帝国の魔女狩りから逃れるために師でもあるクロエ・モルガンとともに放浪生活を送っていましたが、帝国の科学技術により強制召喚され、眼前でクロエを惨殺されてしまいます。その後は帝国の永年幽閉指定人物とされていましたが、10年後に封印が解かれ、クロエを惨殺し尊厳を踏みにじった人間たちに復讐するため行動を開始します。
登場人物その② クロエ・モルガン
本作の主人公、アドニスの育ての親で魔法の師匠でもある魔女。氷結の魔女と呼ばれており、その実力は魔女の中でも上澄みで高名な実力者として周知されていました。魔女は魔女の国と呼ばれる場所で生活していたようですが、アドニスを保護し魔法を教えたことで国から事実上追放されていました。人間でありながら魔法を扱うことができる技術を開発し、その技術をアドニスに教えています。心優しい性格でアドニスに同族殺しをさせないように逃亡生活を続けていましたが、帝国の開発した召喚装置で強制召喚された挙句、魔女の力を無力化する装置で魔法を封じられ、無抵抗のまま惨殺されてしまいます。
登場人物その③ ドロカ
本作のヒロイン。リディア帝国第七管理地区メイヘム捕虜収容所に囚われた奴隷として囚われ、性奴隷として出荷されそうになっていましたが、直前で看守長のスマホを奪い奴隷を解放し、封印されていたアドニスの封印を解きます。自分を犠牲にしてでも他人を助けようとする心優しい性格で、魔女として持つ魔法は『男を操る愛の魔法、束縛(マンドラゴラ)』。アドニスを封印から解放したのち、クロエを生き返らせる方法があると告げるも次の瞬間に狙撃され命を落としてしまいます。しかし、その後は魔女を生み出す生命樹により復活します。
登場人物その④ リディア帝国皇帝ゲーテ
リディア帝国23代皇帝。有史以来、人間は魔法という超常現象を操る魔女たちに助けられながら生きてきた現状を良しとせず、魔女からの自立とコンプレックスの脱却を目的に魔女狩りを始め、超産業革命(ギア・エクスパンション)により確立された科学技術により大陸に生存する魔女たちをほぼ殲滅した人物。魔法を無力化する装置によって、アドニスの師であるクロエ・モルガンを無抵抗のまま惨殺した張本人でもあります。しかし、その装置の副作用によって被曝し、アドニスの封印が解かれた10年後では不治の病にかかり余命いくばくもない状況となっています。
登場人物その⑤ アンドロメダ(ドロテーア・グレーテ)
リディア帝国23代皇帝ゲーテの妃。その正体は多重奏宇宙を駆ける魔女ドローテア・グレーテで、ドロカと同様に『男を操る愛の魔法・束縛(マンドラゴラ)』を操り、裏でゲーテを操っていました。おそらくゲーテが魔女狩りに舵を切ったのも彼女の魔法によるものの可能性が高く、ゲーテを操ることで同族である魔女をほぼ殲滅することに成功します。その後、用済みとなったゲーテを操り自殺させた後、自らが新皇帝となった本作の黒幕的存在。表舞台に姿を現したときにはアイドルのような存在となり、同じく愛の魔法を使えるドロカに似た容姿であることが判明します。
登場人物その⑥ アンナ
親友のドロカと共にリディア帝国第七管理地区メイヘム捕虜収容所に収容されていた魔女。実は魔女オフィーリアの指示でドロカとともに帝国に潜入し、アドニスを救出する機会を待っていました。複製魔法・死の偽装を使うことが出来、その能力でアドニスの死を偽装しオフィーリアの元へと連れていきます。ドロカの親友でもあり、月園では彼女を庇い、死の偽装で助けるも頭部を切断されて死亡してしまいます。
登場人物その⑦ オフィーリア・クレメンタイン
魔女狩りを逃れ、人間たちの技術を使うことで月面に新たな魔女の国を築いた指導者的存在。物腰柔らかな性格に見えますが、実際はアドニスを利用しクロエを復活させ、記述式召喚魔法を手に入れようとしたり、地球から拉致してきた奴隷を利用し戦力にし人間に対抗しようと計画していました。結局はアドニスにその思惑を見破られ、アドニスに埋められたGPSから位置情報を割り出して襲撃してきた人間と戦闘となり、本懐を遂げられぬまま他の魔女たちとともに死亡します。
登場人物その⑧ ヤマト
帝国の国家保安局局長(上席主幹)。アドニスによる虐殺を鎮圧するために指揮をしていました。副局長であり妹であるユキを溺愛しており、ユキが魔法光子抑制装置を起動し大量被曝したことから、原因を作ったアドニスを激しく憎み、自ら月園の襲撃に参加します。月園にいた魔女たちをほぼ殲滅しアドニスと死闘を繰り広げるも、ドロカの愛の魔法で動きを止められた後、背後からアドニスに頭部を切断されて死亡します。
登場人物その⑨ シータ・サマンスタ
国家科学局局長。アドニスの封印が解かれた際にヤマトが魔力光子抑制装置を使用しようとするも、装置が発生させる核光子に被曝すると人体の細胞を破壊する副作用があると説明し使用を許可しませんでした。しかし、副局長のユキが警告に従わず魔力光子抑制装置を起動してしまったため、身を挺して装置を止めるも大量被ばくにより余命いくばくもなくなってしまいます。
登場人物その⑩ ユキ
国家保安局副局長。国家保安局局長ヤマトの妹で心から兄を尊敬しています。最年少で保安局の副局長に登りつめるなど優秀な人材ではあるようですが、兄の役に立ちたいがためにシータの警告を無視し人体に有害な光線を生み出す魔法光子抑制装置を起動させてしまうなど、軽率な行動をすることもあります。魔法光子抑制装置の影響で大量被曝したことで治療を受け、サイボーグ化して復帰するも、廃棄処分を命じられてしまいます。その後、新任の局長を殺害し、同士とともにアドニスを追跡します。
登場人物その⑪ パンチ
廃材平原にて汚染民たちを束ねる頭目。帝国の庇護を受けられない難民や途上国の難民たちとともに、文明社会とは程遠い生活を送っているものの仲間たちとワイワイ騒ぎながら暮らしています。月園から脱出したアドニスとドロカを助け、宴を開いて歓迎します。クロエとアドニスのことを知っており、生前のクロエと面識があった可能性が示唆されています。
登場人物その⑫ シロウサギ
リディア帝国諜報局局長。ドレッドヘアで掴みどころのない男性。月園から転移したアドニスを追跡し襲撃を仕掛けます。組み込み型強化兵装『蜂鳥』を展開することで無数の手を自在にあやるつることが出来ます。女王からは束縛の魔法を受けており、ドロカの束縛の魔法は効かず、個人でアドニスを追い詰め、ドロカを失明させるなど二人を苦しめるも、愛の魔法の強化を受けたアドニスに絶対零度の魔法で氷漬けにされて殺害されます。
【はめつのおうこく】登場人物まとめ
2023年秋から放送予定のはめつのおうこくに登場するキャラクターたちをまとめてみました!主人公が平和に生きてきた人間を大虐殺するという衝撃的な作品ですが、人間たちもろくでもないため爽快感もあります。ただ、それだけではなく世界観が見えてくるにつれて、見えていなかった部分が見えてくるのも面白いです!割とグロくて残虐な作品ですが、面白いので是非見て欲しいです!