2023年7月からアニメ化する『デキる猫は今日も憂鬱』は美人で仕事も出来て皆から一目置かれているけど、実際は生活力皆無の干物な飼い主、福澤幸来とそんな飼い主を全力でフォローする超出来る等身大の猫、諭吉の日常コメディです。でも、そんな諭吉にも普通の子猫の時代がありました。今回は幸来と諭吉の出会いから諭吉が出来る猫になるまでをまとめてみました!
目次
幸来と諭吉の出会い!諭吉、福澤家に立つ。
幸来と諭吉の出会いは季節外れの雪の日でした。そのときの諭吉はただの黒い野良子猫でした。じき野垂れ死ぬのだと思っていたところで幸来に拾われ、諭吉と名づけられます。このまま自分は飼い猫とやらになるのだと悟った諭吉でしたが、それは大きな間違いでした。連れてこられたのはゴミ集積所……と勘違いしてしまうほど汚い部屋でした。
この人間はヤベェやつ!
幸来の部屋は足の踏み場もないほどの部屋で危険にすら感じるほどでしたが、何より自分を助けた幸来自身が疲れて死にそうになっていました。諭吉を拾った幸来はとにかく私生活がだらしないし、余裕もなかったのです。それでも義理堅い諭吉は一宿一飯の恩をどう返そうかを考えます。どうやら主は部屋によく出没する黒光りする虫が嫌いなようで、まずはその虫を駆逐しようと考えます。
早くも尽きる愛想、諭吉、福澤家を出る。
幸来の部屋はいつもゴミだらけ!それなのに幸来は何一つ気にせず、今日も今日とて玄関で熟睡。同居人の自分のエサは忘れないのに自分のことには何も頓着しない、そんな人間は長生きできないと本能的に分かっていました。ここに留まっていても共倒れするだけだと悟った諭吉は早くも家を出ること決意します。しかも、ちょうどよく玄関の扉も開けっ放しで千載一遇のチャンスがやってきます。
諭吉、ゴミ出しを覚える
幸来の部屋を出ていくと決意し外に出たとき、偶然にも隣人がゴミを捨てに行くのを目撃します。今まで世話になった礼も兼ねて出ていくついでにゴミ出しをしてそのまま部屋に戻ろうとします。幸来の部屋は諭吉にとっても自分の家になっていたのです。己の世話も出来ぬ生き物は長生きなどしない、共倒れはまっぴらごめんなので、自分の手でダメ人間を世話してやろうと思うようになります。
諭吉、オオヤと名乗るジジイに嫌がらせをされる
ゴミ出しをするようになっても幸来が玄関で寝る癖は治らず(帰った瞬間寝落ちできるように枕と毛布を常備している)、部屋が広くなっても全然気が付いていませんでした。諭吉がゴミ出しをするようになってからは、ゴミ捨て場付近を縄張りとするオオヤというジジイとよくケンカになり嫌がらせをされるようになっていました。
オオヤさん、実はいい人?
オオヤは猫が嫌いらしく、顔を合わせるたびに目の敵にしてくるとんでもないジジイでした。ゴミの分別にクソほどうるさいうえに、薄汚れた諭吉に無理矢理シャンプー(猫用)をして綺麗にしたり、汚くならないように無理矢理手作りのエプロンを付けてあげたりととんでもないジジイでした。
元気にならない飼い主幸来
ゴミを捨てて部屋が広くなり、虫も駆逐し空気の入れ替えも行い環境は良くなっているはずなのに、飼い主は少しも元気になっていきませんでした。そんなある日、偶然リモコンのボタンに触れた時に触れた子供向けお料理教育番組で、美味しいものを食べれば元気が出ると知ります。そのときに番組で流れていたのはオニギリでした。
近い将来に死が見える飼い主
テレビから知識を得ることを学んだ諭吉は、幸来が圧倒的に栄養不足であることと、睡眠不足であることを知ります。そして、こんな生活を続けていれば確実に死んでしまうと確信します。そんなことになれば、おいしいおやつや猫缶も食べられなくなってしまいます。諭吉は部屋の中で発掘してきた炊飯器を使って飯を炊くことにします。
寒い雪の日に
炊飯器は用意できましたが、肝心の米がありませんでした。どうすれば米が手に入るのか、オオヤ相手に目で訴えますが伝わりません。さらに雪が降ってきて、オオヤがぎっくり腰で倒れてしまいます。オオヤは救急車で運ばれ、幸来がこの雪の中無事に帰ってこれるかが心配になります。雪の寒さは命を奪うことを知っている諭吉は不安に思いながら幸来が帰ってくるのを待ちます。
諭吉、オニギリを手に入れるために脱走
ようやく帰ってきた幸来は顔も真っ青で今にも死にそうなくらいでした。そんな状況でも自分のことに無頓着な幸来のために、元気の出るもの=オニギリを求めて部屋から脱走します。コンビニに乱入するも店員に捕まり、追いかけてきた幸来に保護されるも無事にオニギリを食べさせることには成功します。
デキる猫、初めて米を炊く
幸来のために初めて米を炊いた。どや顔をする諭吉でしたが、当の幸来は激務のせいで自分がおかしくなってしまったと勘違いし、そのまま会社を退職してしまいます。会社を辞めることが何を意味するのか、テレビを通してある程度分かっていた諭吉は自分の行動が間違っていたのかと苦悩します。
デキる猫の決意
幸来が仕事を辞めてからすぐ、再就職に向けてあわただしくなり、片付いていた部屋もまたカオスになってしまいました。オオヤからの情報でベントウとやらを作ればマシになると聞き、再び炊飯器を発掘しようとします。その夜、幸来の帰りが遅いと不安に思っていると、深酒をきめた幸来が男ともに帰宅。その男は上司だったので、タチの悪い男にひっかけられたわけではありませんでしたが、当の幸来は熱を出して寝込んでしまいます。デキる猫は万札を持ってスーパーに乱入しお金を置いて風邪薬を強奪します。
デキる猫とお弁当
翌日、風邪薬のおかげですっかり回復した幸来が家を出る前に、諭吉は作ったオニギリを手渡します。それが初めてのお弁当でした。そして、このときから幸来は諭吉がデキる猫だと知ることとなり、全力で介護されることになるのでした。
【デキる猫は今日も憂鬱】デキる猫過去編まとめ
ただの子猫、諭吉がデキる猫になるまでのお話をまとめてみました!過去編はコミックスの巻末に収録されており、幸来がブラック企業に勤務しボロボロになっている時代やデキる猫がただの子猫だった頃のストーリーがまとめてられています。とてもいいお話なので、アニメにも収録してほしいですね!!