2023年4月からアニメ化する『おとなりに銀河』は両親を失い男手一人で家族を養う主人公と、漫画を描くために隔絶された孤島からやってきたお嬢様のヒロインが織りなすハートフルなラブコメディです!個人的には割とアニメに向いている内容だと思ってます!今回はこのおとなりに銀河がどんな作品なのかを紹介したいと思います!
目次
- はじめに!おとなりに銀河の作品概要について
- 『おとなりに銀河』の主人公、久我一郎くん
- 『おとなりに銀河』のヒロイン、五色しおりお嬢様
- 一見電波なヒロイン?だけど実は全て本当だった?
- ほのぼのホームドラマな癒し系ラブコメディ!
- キャラクターの表情がとってもヨシ!
- ところどころに笑えるシーンもあるので飽きない!
- 作者の前作『甘々と稲妻』と比べてどんな感じ?
- あっさり恋人になるけど面白さは加速していくラブコメ!
- 世間知らずで浮世離れしたお嬢様の成長物語!
- 困難を二人で乗り越えていくというストーリー
- 漫画家としてどうなっていくのかも大きなテーマ
- しおりに同居する微生物(宇宙人)とは一体何なのか?
- 【おとなりに銀河】作品紹介、みどころまとめ
はじめに!おとなりに銀河の作品概要について
おとなりに銀河は講談社の『good!アフタヌーン』で連載されている作品で、作者は雨隠ギド。2020年から連載が始まり、現在までコミックスは5巻まで発売されています。2022年11月の時点で累計部数は300万部を超えており、2023年4月にアニメ化される予定となっています。
『おとなりに銀河』の主人公、久我一郎くん
高校卒業の時期に父親と死別したことで両親を失い、男手一つで妹と弟を育てていかなくてはいけなくなり、同時期に漫画家としてデビューが決まっていたため就職はせず、漫画家の原稿料と形見のアパートの賃貸収入で家族を養っていくことを決意します。しかし、連載している少女漫画はまもなく打ち切りが決まってしまいます。そんな苦労人な彼ですが、アシスタントとしてやってきた五色しおりとの出会いで、その生活が大きく変わっていきます。
『おとなりに銀河』のヒロイン、五色しおりお嬢様
一郎のアシスタントとしてやってきたどこか浮世離れした女性。でも、アシスタントとしての技術は確かで優秀でした。世間から隔絶された孤島の出身で、そこでは姫として扱われていました。実は宇宙から流れ着いた流れ星の民(微生物のような存在)で、祖母がその微生物と同居ししおりはその三代目にあたります。星の民にはいくらか決まりごとがあり、その中の一つに棘(身体から生えているしっぽのようなもの)に刺さってしまうと見えない縁が繋がり、婚姻関係となってしまうというものがありました。主人公の一郎とヒロインのしおりは、意図せずその棘によって婚姻関係を結ぶことになってしまいます。
一見電波なヒロイン?だけど実は全て本当だった?
一郎は勘違いからしおりの棘に触れてしまい、それで婚姻関係を結ぶことになったと言われてしまいます。これだけ聞くと電波なヒロインに見えてしまうかもしれません。現に一郎も最初は何それと思っていました。しかし、棘の制約は真実で、しかも女性側に有利で男性側に一方的に不利益を与えてしまう実質的な支配契約でした。しおりと物理的な距離が開いたり、しおりが不愉快な思いをすると一郎の体調が悪くなってしまうというメンヘラちゃんな契約だったのです。
ほのぼのホームドラマな癒し系ラブコメディ!
契約自体はとんでもないものでしたが、しおり自身はそうではありません。そもそもしおり自身はこの契約について知っていましたが、実際に見たことはありませんでした。しおりは一郎がなるべく苦しまないように彼のアパートに引っ越してきます。そこから一郎と妹のまち、弟のふみお、そしてお姫様とのしおりとの共同生活が始まります。ほかにも担当の編集やアパートの住人たちとも交流を深めていきます。本作は契約による縛りはあるものの、基本的には一郎やその家族としおりたちが交流を深めていくほのぼのとしたコメディラブコメで、契約による体調不良はギャグで使われるような感じです。
キャラクターの表情がとってもヨシ!
世間知らずなお嬢様のしおりはいろんな経験をしていくようになるのですが、そのときに見せる表情の変化がとってもカワイイです。勿論他のキャラクターも表情の変化が面白くて、特にどういう表情の変化にこだわっているのかが何となく分かります。パァァァと笑顔になるシーンや真っ赤になって恥ずかしい思いをするシーンが特に素晴らしくて、アニメでも絶対にいいシーンになると思います。
ところどころに笑えるシーンもあるので飽きない!
癒されるラブコメディですが、思わずクスクス笑えてしまうシーンも数多くあります。そんな二人の関係性は、格好よく締まらない部分もありつつもそこが面白くて笑えてしまったりもします。そんなこんなで笑えるシーンも多くて作品自体全然飽きがこないようになっています。表情やリアクションで笑ってしまうシーンもあって、キャラクターが躍動している感じがします。
作者の前作『甘々と稲妻』と比べてどんな感じ?
作者の前作、『甘々と稲妻』はほのぼのグルメホームコメディで、アニメ化もした人気作品でしたが、本作と比較してみるとジャンルは違えど、そのほのぼのとした癒される展開と独特なテンポやノリは健在です。所々でキャラクターの表情で笑わせてくるようなシーンは『甘々と稲妻』の大きな魅力でしたが、『おとなりに銀河』でもその良さは継承されているので、前作の感じが好きな人は間違いなくおススメできます。
あっさり恋人になるけど面白さは加速していくラブコメ!
この作品はラブコメディですが、二人の相性がよかったせいか、ラブコメではよくある「両片思いで10巻ほど積み重ねる」タイプではなく、結構あっさりお付き合いしてしまいます。ラブコメでは結ばれたらもう面白くなくなるみたいな話がありますが、本作ではむしろ付き合ってから絆を深めていくタイプです。そもそも10巻ほど積み重ねるタイプの作品は、成立してからやることがなくなるのが問題なので、主人公とヒロインが付き合い始めたから面白くなくなった、なんてことはありません。むしろどんどん面白くなっていきます!
世間知らずで浮世離れしたお嬢様の成長物語!
本作のヒロイン、五色しおりは隔絶された小さな島の住人で浮世離れしたお嬢様でした。そんなお嬢様は、島にはなかったいろんなものに触れていくようになり、漫画のアシスタントをしたり、賞に応募してその反応を間近で感じたりとします。さらには島の因習によるしがらみも彼女に降りかかっていきます。そういう意味では彼女の成長物語でもあります。主人公の久我一郎にも様々な苦労が降りかかるのですが、どちらかと言えばしおりに寄り添って助けていきながら絆を深めていくというストーリーになっています。
困難を二人で乗り越えていくというストーリー
主人公は売れない漫画家で両親不在、ヒロインは世間知らずのお嬢様で慣れない環境で大変。そのうえで漫画の締め切りや打ち切り、棘の支配契約によるダメージ、実家からの介入やしがらみもあっていろんな困難があるわけです。そんな苦労を二人(とその周囲の人たち)で乗り越えていくというのもかなり見どころです。
漫画家としてどうなっていくのかも大きなテーマ
ほのぼののとしたホームコメディ&ラブコメディが一番のメインな作品ではありますが、漫画家という職業的なストーリーもまた大きなテーマとなっています。売れない漫画家(主人公)がこれからどうやって生きていくのか、まだまだ漫画家のたまご(ヒロイン)だけど才能あふれる彼女がどう成長していくのか、漫画家が一つのテーマとなっており、そちらも見どころです。
しおりに同居する微生物(宇宙人)とは一体何なのか?
しおりは宇宙から飛来した微生物と同居する流れ星の民、行ってしまえば宇宙人を身体に宿した存在です。これが一体何なのか?というSFな要素も存在します。これらは本作における大きな伏線となっているのは間違いありません。ほのぼのとした日常がメインの作品ではありますが、本作における大きな謎がどう解明されていくかも面白いポイントです。
【おとなりに銀河】作品紹介、みどころまとめ
2023年4月から放送されるおとなりに銀河がどんな作品かを紹介してみました!とにかく癒されて笑えるラブコメなので、そういう作品が好きな人にはおススメです。過去作品の『甘々と稲妻』が好きだったという人もジャンルは多少違いますが、かなり似た雰囲気なのでおススメできる作品です。あまり身構えずに見られる作品なので、癒しを求める人に是非とも薦めたいアニメです!