第1期は主人公がひとりぼっちで「果てなき悲愛ねの森」に転移してから進化の実を食べた事によりチート体質になり、王都テルベールで活躍する異世界チートファンタジーでした。第1期の最後では誠一がバーバドル魔法学園に教師としてスカウトされ、向かうところで終わります。第2期ではいよいよバーバドル魔法学園での物語がはじまります。バーバドル魔法学園には誠一とは別に勇者としてカイゼル帝国に召喚された知り合いが編入されていますので今後の展開が楽しみですね。今回はその舞台となるバーバドル魔法学園をご紹介していきたいと思います。
バーバドル魔法学園とはどんなところ?
世界一の魔術師で「魔聖」と呼ばれているバーナバス・エイブリッドが創立したのがバーバドル魔術学園です。ウインブルグ王国領内よりちょっと離れた場所で、どこの国にも属さない中立な場所「バーバドル」にあります。バーバドルはどこの国にも属していない中立地の為、様々な国から子供達が集まってきています。その中には王族や貴族なども通っているのです。
特殊の土地の学園
中立地という場所に作られたバーバドル魔法学園は学園でありながら既にひとつの街として形成されています。生活に必要なお店も全てそろっており、街としての機能も整備されているのです。そのためバーバドルという地名がそのまま学園の名前になっているのです。
特殊な学園ならではの問題
世界各国から王族や貴族の子供達が通っているため、様々な国から寄付が集まってきます。しかし、最近では多くの寄付金を収めるかわりに学園での優遇を要求する国が増えているのです。それが生徒達にも伝わるのか学園内で身分を振りかざす者や、政治的な事を持ち込む者が増えています。
誠一が教師としてスカウトされた理由は?
最近では学園でもう一つの問題が起きているのです。それはカイゼル帝国から編入してきた勇者達の問題でした。カイゼル帝国は勇者達をバーバドル魔法学園で暴れさせ、学園のトップにする事で他国にカイゼル帝国の力を見せつける事を企んでいるのです。その影響で他の生徒達が委縮し、学園内の雰囲気が酷くなっており、勇者達と普通の生徒との関係は最悪な状態になっているのです。
誠一にして欲しい事とは
バーナバス学園長が誠一にして欲しかったのは一般生徒の実力の底上げをお願いしたかったのです。勇者達は魔法適正も高く中級魔法も使える実力を持っています。一般生徒も勇者達に負けないくらいまで実力を向上させる事ができれば問題を解決できるのではと考えたのでした。
評判の悪い勇者たちをご紹介!
カイゼル帝国からバーバドル魔法学園へ送り込まれた勇者達全員が悪いわけではないのです。一般の生徒達を見下して問題を起こしていたのは少数の勇者でした。それを真似する者が増えてきてしまい一般の生徒達を見下してしまう雰囲気が蔓延したのです。その問題を起こしている勇者達はどんな人物なのか少しご紹介したいと思います。
如月正也
誠一の学校の先輩にあたります。召喚前はアイドルグループで活躍しておりリーダーをしていました。人気はありましたが黒い噂が絶えず、女性とのトラブルも絶えずつきまとっていました。バーバドル魔法学園の問題の根源でトラブルを起こす事を楽しんでおり、同じアイドルグループの大山、東郷と一緒に勇者が偉いと傍若無人の行いをしていたのです。その為、問題を解決したいと思っていた神無月華蓮のグループと衝突をしています。
大山剛
如月正也と同じアイドルグループの1人です。学園では元ボクシング部で、後輩にあたる神無月グループの荒木賢治とよく衝突しています。如月と同じく勇者の立場を利用してトラブルを起こして楽しんでいました。アイドルとは思えない程下品で、気性も荒く如月同様女性との問題が絶えないようです。
東郷蓮人
大山と同じくアイドルグループの1人です。金髪で長髪、いちいちキザっぽい態度をとるのでナルシストっぽく見えます。他の2人と同じく勇者はエリートで偉いと勘違いをしており、女性問題が絶えないようです。
青山広樹
誠一のクラスメイトです。サッカー部のキャプテンでクラスではモテていました。誠一を「クソ豚野郎」と毛嫌いして虐めていた主犯格です。転移される時も大木と小林と一緒に誠一を虐めており、「誰がお前なんか仲間にするかよ1人で死んでろ」とグループに入れなかった為、誠一は1人で転移する事となったのです。バーバドル魔法学園でも勇者の立場を利用してやりたい放題しています。
誠一が担当する事になるFクラスとは?
誠一は2年Fクラスの担任をする事になりました、サリアとルルネも2年Fクラスに編入されます。Fクラスは「落ちこぼれクラス」とレッテルを貼られていたのです。それは魔法を使えない生徒が集められていたからでした。バーバドル魔法学園で魔法を使えないという事はやはり落ちこぼれ認定されてしまいますので、学園内では浮いた存在になっているのです。しかし、一癖も二癖もある生徒達が集まっており、誠一が教えることでどんな変化が起きるのかとても楽しみです。
ベアトリス・ローグナー
誠一が担当する前のFクラスの担任です。先生としても優秀ですが、バーナバス学園長の右腕的存在で学園長不在の間は彼女が学園をまとめていた程です。ただ、Fクラスが「落ちこぼれクラス」と呼ばれている事に責任を感じており「彼らの才能を開花させてあげられませんから」と自分を責めているのです。しかし、生徒達の事は大きな才能を秘めた子供達と信じており生徒達からも信頼されています。
アグノス・パシオン
リーゼント頭のヤンキーですがベアトリス先生の前では非常に大人しくなってしまう生徒です。口が悪く態度も大きいですが仲間思いで優しい一面を持っています。愛用の武器、釘バットを使いながら蹴りを織り交ぜて戦います。
ブルード・レフ・カイゼル
カイゼル帝国の第2王子です。王族らしい話し方で上から目線なのでアグノスとはよく喧嘩をしています、しかし自身に非があるときは素直に頭をさげる事ができる謙虚さも持っているのです。剣の腕も良いものをもっていますが、優れた観察眼を持っていて戦術をたてる事が優れています。兄の第1王子が勇者と一緒にバーバドル魔法学園に編入して来た事で今後の展開に注目です。
ベアード・ルトラ
頬に傷がある可愛いクマの被り物をしている体格の良い生徒で、会話は何故か筆談です。戦闘はメリケンサックを付けた格闘が得意で、パンチのラッシュはしなやかで速くアグノスとのコンビネーションはかなりのレベルです。
レオン・ハーディー
とんでもなく卑屈で臆病な生徒です、何をするにしても謝ってばかりで何もしようとしません。実はあるトラウマを抱えている事で今の様になってしまったのです、誠一が先生になった事でどう変わっていくのか注目ですね。
ヘレン・ローザ
人を寄せ付けない雰囲気を出している女子生徒です、自己紹介の時も「ヘレン・ローザ」と名前だけ言った後はしらんぷりで、本当に近寄りがたい雰囲気を出している美少女です。剣の腕前の方は相当な実力者で、誠一との模擬戦でもその片鱗を見る事ができます(原作で名前がヘレン・ローザでしたので、それでご紹介しました。コミックではヘレナ・ローザになっていますのでアニメではどちらかになると思います)。
レイチェル・マダン
ほんわかとした雰囲気をかもしだす女子生徒です。「私が~」とか「思います~」など間延びをした話し方をします。グラマラスな美少女でいつも穏やかな性格をしています。
イレーネ・プライム
一見すると普通の美少女に見える女子生徒です。実はかなりのナルシストで、自分が大好きすぎるとんでもない美人です。「私は何でこんなに美しいのでしょう、世界に対しての罪よね.....」というセリフを平気で口走ります。
フローラ・レドラント
普通にしていればワルキューレのクラウディアに似ているショートカットの女の子です。ただし、行動と言動がただのエロ親父で、ベアトリス先生にも「ちょっと変わった子です」と言われています。彼女曰く「可愛い女の子を愛でる事が生きがいだけど、恋愛的ではないからね」との事です。
バーバドル魔法学園についてまとめです
バーバドル魔法学園についてご紹介をしたましたが、特に学園で誠一と関わり合いが深くなりそうな生徒を注目して頂きたいです。問題児の勇者や誠一が担当するFクラスの生徒は第2期の前半では物語の中心になると思います。チート能力全開の誠一先生がどうやってFクラスを導いていくのか楽しみです。最後まで読んで頂きありがとうございました。