個性豊かなキャラクターの中で本編では出オチに終わったにもかかわらず、視聴者に強烈な印象を与えその後OVAで本格的に登場し一気に人気キャラクターの1人となったアンチョビ。そのアンチョビが在籍する高校、アンツィオ高校も大変個性的で楽しそうな学校です。今回はアンチョビとアンツィオ高校について紹介します。
アンチョビのプロフィール
身長:156cm
出身:愛知県豊田市
誕生日:9月23日
搭乗車両・ポジション:P40・車長
好きな戦車:P40
好きな花:デイジー
日課:読書
CV:吉岡麻耶
部下想いで姉御肌、アンチョビ
本名は「安斎千代美」、イタリア風の高校アンツィオ高校の戦車道隊長です。もともとは愛知県の別の高校にいましたが、衰退していたアンツィオの戦車道チームを立て直すためにスカウトされてきました。ドリルツインの髪型や、制服の上にマントを羽織りムチのような指揮棒を持っているのが特徴です。性格は明るく活発です。部下想いの一面もあり、試合中無茶な行動をした隊員のけがを心配したり、ことあるごとに隊員とパーティーを開催して親睦を深めています。その人柄から隊員からは「姉さん」や「ドゥーチェ(イタリア語で統帥、首領のこと)」と呼ばれ慕われています。料理が得意でときおり隊員達に手料理を振る舞っています。さらには隊員のみならず、試合後などに相手選手や試合に関わったスタッフらも宴会に誘い交流を深めるなど、非常に人当たりのいい性格をしています。
アンチョビは意外と苦労人
隊員からは慕われているアンチョビですが肝心の隊員は、練習よりも食事を優先するほど自由奔放です。またチームは非常に貧乏で車輌の整備もままならない状態です。試合でも隊員がすぐに作戦内容を忘れたり、間違えたりして失敗しています。しかしそんな中でもチームを率いて、全国大会に出場したり、1回戦突破したりとアンチョビの指揮能力は高いです。また、代々コツコツと貯金をしてようやくアンチョビの代でP40を購入するなど、努力は欠かしません。また本編では強そうでやっかいな相手という風に描かれましたが、実際の試合はワンシーンでアンチョビの台詞はなかったためにファンや公式の間で不憫な扱いを受けてしまいました。(その後のOVAでしっかり活躍し、名誉挽回しましたが…。)
貧乏だけど明るく元気!アンツィオ高校
創始者がイタリア人のためイタリアの雰囲気が強い高校です。校内にも時計塔やコロッセオなどイタリア風の建造物があり学校行事などに使用されています。生徒達は自由奔放でノリのいい性格をしています。食事には力を入れていて学食のランチは人気ですぐに売り切れるだとか。学校全体として、資金が乏しく学内の予算は少ないため様々な委員会やクラブが自分たちで出店を出して予算の足しにしています。ちなみにスピンオフ作品「リボンの武者」では中学生が最も行きたい高校と、非常に人気な学校であることが語られています。生徒数増加で貧乏から脱却できるでしょうか。
ノリと勢いのアンツィオ高校戦車道
戦車道チームも資金繰りに悩まされています。しかし、隊員達は皆ノリと勢いがよく「調子に乗ると手強い相手」と評価されています。隊員の雰囲気も、昭和のヤンキーを彷彿とさせるような雰囲気で口調が「~ッス」とちょいワル感があります。保有戦車はイタリアの戦車を多数持っています。CV-33、セモヴェンテ、P40などです。戦車道のレギュレーションの中では性能が低く火力。装甲の面でかなり劣っています。それでもCV-33を主軸に機動力を生かした戦術を得意とします。これにより全国大会1回戦のマジノ女学園戦に勝利しています。2回戦もフットワークの良さを生かし作戦を展開しますが、前述の通りのいい加減さで作戦を自ら台無しにしてしまい敗北します。
自分達の道を行く アンツィオとアンチョビ
貧乏で苦労ばかりのアンツィオの生徒達ですが、それを気にせずにとにかく楽しんでいます。戦車道においても細かいことは気にせずにとにかく勢いで戦い、結果は気にしません。試合が終わればノーサイド、相手との交流も欠かさないノリの良さもある明るい学校です。アンチョビも隊員の「練習や試合よりも食事」という意識に関しては意識改革を考えているようですが、「おいおいやる」とのんびりしています。決勝戦に大洗の応援に来たときも、前日に宴会で大騒ぎして寝過ごすという失態をやらかしています。アンチョビもアンツィオ高校の色に染まっていますね。今後もぜひとも大暴れしてほしいですね。