「ホリミヤ」のタイトルにもなっている通り本作は堀さんと宮村の2人が主人公の物語ですが、2人の周りには脇役にしておくには惜しいほど個性豊かな仲間たちが沢山登場します。学校の友人から親兄弟、後輩や堀さんにトラウマを植え付けられた同級生などなど……とにかくみんなが一癖も二癖もある良いキャラをしています。そこで今回は主人公の2人はもちろん、主にその友人や家族たちを中心に紹介していきます!
目次
堀 京子(ほり きょうこ)
本作のヒロインで「ホリミヤ」の「ホリ」の部分を担当。茶髪でギャルっぽい見た目をしていますが成績は優秀で友達に勉強を教えたりノートを見せてあげたりする事も。男女問わずどのグループにも気さくに話しかける性格で友人も多くクラスでも人気者の美人。気を遣う優しい性格をしていますが力加減は大の苦手。耳かきをすれば父・弟・友人全員を恐怖のどん底に叩き落すような激痛を与え、肩たたきをすれば骨を砕くようなダメージを与えます。単に力が強いだけでなくケンカも強いようで、宮村をバカにされ怒った時は男複数人相手でも殴りかかりその後相手には永遠のトラウマを植え付けるほど。ただし深層心理ではドM気質も持っており、自分から頼み込んで宮村に暴言を吐いてもらったり暴力をふるってもらったりしては喜んでいます。
家にいる時の堀さん
学校にいる時はメイクもばっちりでクラスの人気者の堀さんですが、自宅に帰るとあまり家にいない親の代わりに弟の面倒を見るお母さん的存在に。基本的にすっぴんで服装も地味なものを着ているため、絵的にはそれほど変わり映えしませんが髪型もいつもと違い髪留めで1つにまとめており親友の由紀ですら堀さんと気付かない程雰囲気が変わっているようです。親の代わりに家事をしているだけあって料理の腕前はなかなかのもの。ですが、スイーツ関連を作るのはどうにも苦手で宮村にまかせっきりです。
宮村 伊澄(みやむら いずみ)
本作のもう1人の主人公。ホリミヤの「ミヤ」の部分担当。長い髪の毛に眼鏡をかけ無口で地味な目立たない生徒。周りからはオタクっぽい雰囲気で敬遠されていますが特にオタクという訳では無く、過去の出来事から現在のような性格になった様子。家はケーキ屋で堀さんの家に行くときは良くお土産にケーキを持って行きます。(自宅に誰か来た時もよくケーキを出す)一見頭がよさそうに見えますが成績は中の下程度。髪が長い時は周りから敬遠されていた宮村ですが、髪を短くしてからは女子の人気者に。今まで相手にされていなかったためどう会話して良いのか困った表情を見せますが、それ以上に女子と仲良くする事で感じる堀さんからの圧と冷気から毎回怯えています。
プライベートの宮村
学校では地味なオタクと言ったイメージを持たれている宮村ですが、プライベートでは180度変わった姿に。もともと髪の毛を長くしているのは耳にあけたピアス穴を隠すためであり、年中冬服やジャージを着ているのは身体に入れた刺青を隠すため。なのでそれを隠す必要のないプライベートでは半袖を着たり髪をあげてピアスを付けたりしているのでクラスメイトに会ってもそれが宮村だと気づくことはありません。(堀さんも初見では全く気付かなかった)体重は48キロ程度のやせ型でケンカも強いわけではありませんが、この見た目から相手が勝手に怖気づいて逃げてしまう事も……ちなみにピアスの穴は両耳で8個、口に1個の計9個あけています。
石川 透(いしかわ とおる)
ホリミヤと仲良しグループの1人で宮村が高校で出来た最初の男友達。いじられ役で毎回ひどい目にあうのが定番となっており、もともと堀さんの事が好きで告白するも見事に玉砕。その後堀さんと宮村が付き合う事になりますが、ずっと宮村の親友で居続けています。本人は気づいていないようですが結構女子からの人気は高く、堀さんにフラれてからは複数人の女子生徒から好意を寄せられる事に。宮村が刺青を入れていたりピアスをあけている事を序盤から知っている数少ない人物で、相談に乗ったり乗ってもらったりお互い無くてなならない存在です。ちなみにケンカはあまり強くない様で一度宮村と殴り合いのケンカになった事があったのですが最初の一発を当てた後は一発も殴る事ができず見事フルボッコにされてしまいました。
吉川 由紀(よしかわ ゆき)
ホリミヤと仲良しグループの1人。学校ではいつもサイズの大きい制服やジャージを着ており袖から手が出ていないのが特徴的な女の子。堀さんとは親友でいつも一緒にいますがプライベートの堀さんを見て本人だと気づかないなど抜けている所も多い様子。それでも根はとてもいい子で本心は隠して周りをフォローするようなそんな性格だったりもします。堀さんと同じく誰とでも仲良くなれるような性格で、宮村と透がケンカした際には2人きりで宮村の話しを聞いてあげたりしたことも。透とは特に仲が良く周りから見れば付き合っているようにしか見えないのですが、本人たちはそういう関係ではないつもりなようで……それでも生徒会の桜が透に好意を抱いていると知った時は気を遣って透と距離を置くようにしながらも複雑な心境を抱いていました。
進藤 晃一(しんどう こういち)
宮村の中学時代からの親友。高校は宮村達よりランクが上の高校に通っており学校は違いますが今でも宮村とは親友の関係を続けています。中学時代からハブられていた宮村とは真逆の存在でクラスの人気者でしたが特に気にせず宮村とも仲良くし、宮村の人生を大きく変えた人物。中学時代からの付き合いという事もあり宮村も遠慮なし。冷たくあしらったり躊躇なく殴るなど高校では見せない一面を進藤の前では見せます。(高校の友人が暴力的な宮村を見てびっくりするほど)それでも宮村の中で「今を変えるきっかけをくれたのは堀さん」「中学時代を変えるきっかけをくれたのは進藤」と、堀さんに並び自分を変えてくれた人物だと感謝していました。
堀 創太(ほり そうた)
堀さんの弟で宮村と出会うきっかけを作った張本人。犬に驚き転んで鼻血を出していたところを宮村に発見され、家まで送ってもらった事がきっかけで堀さんと宮村は顔を合わせお互いプライベートと学校での姿が違う事を知ります。(この時宮村はすぐ堀さんだと気づいたが堀さんは宮村だと言われるまで全く気付かず)宮村の事は「お兄ちゃん」と呼んで慕っており、宮村が家へ来たときはよく3人で過ごしていました……が、2人が付き合いだし小学校に上がってからは流石にいづらくなって幼馴染の有菜と過ごす事が多くなっていきます。
堀 京介(ほり きょうすけ)
堀さんのお父さん。仕事の関係で別居しており物語の序盤は出番がありませんでしたが一度家に戻ってからは度々登場しています。一家の主人でありながら非常に可愛そうな扱いを受けており、久々に帰ってきても「いつまでいるの?」と言われてしまったり夕食の際も宮村の食器はあるのに自分の食器は無いなどもはや家族扱いされているのかも怪しい様子。自分の生活必需品が少しづつ消えていき無言の出ていけアピールを受けています。娘の彼氏である宮村とは隙あらば2人で話をしたりお風呂を一緒に入りたがったり「息子」と呼んだり非常に気に入っている様子。(学校モードの宮村を見た時は案の定誰か気付かず)息子からも雑な扱いを受けていますがカレーににんじんを入れない所だけは評価されているようです。
堀 百合子(ほり ゆりこ)
実質堀家の大黒柱。いつも目を細めているのが特徴で堀さんをそのまま大人の女性にしたような見た目をしています。宮村が初対面の時に「母若ぇ!」と驚いたようにとても若く年齢は30代半ば。数々の人間にトラウマを植え付けてきた堀さんのマッサージも気持ちいいと言って平然としているなどパワー面でも堀さん以上のようです。作中で宮村の事を「伊澄くん」と下の名前で呼ぶ数少ない人物で、宮村が家に泊まって学校へ行く際「お邪魔しました」と言った宮村に対し、「朝出かける時は行ってきますよ」と家族扱いしています。ちなみに夫である京介とは高校からの付き合いで学年は1つ上。京介が18歳の頃に京子ができたと言っていたので19歳の頃には妊娠していたようです。
仙石 翔(せんごく かける)
生徒会長で女子からの人気も高いイケメンであり、幼少期から堀さんとは知り合いで数々のトラウマを植え付けられている被害者第一号。初登場時は高圧的に堀さんを責め立てる役として出てきましたが、その後はひたすら堀さんと宮村に怯えるヘタレキャラに……子供の頃から堀さんにいじられ続け高校では仙石君と呼ぶように頼み込んでいましたが、自分は昔の癖で「京ちゃん」と呼んでしまうポンコツなところも。運動が苦手で体育祭や水泳の授業は宮村と一緒に断固拒否。(宮村は刺青がバレるため)体育祭に出るくらいなら右腕が爆発した方が良いとまで言い切るほど運動が嫌いなようです。
綾崎 レミ(あやさき レミ)
仙石の彼女でツインテールのおバカキャラ。生徒会の仕事を堀さんから引き継いでいるのですがなかなか仕事をこなす事ができず結局堀さんが仕事の面倒を見る事に……それがきっかけでひと悶着あるのですが、その後はホリミヤグループと一緒に過ごす事もあり特に関係が悪かったり性格が悪いという訳ではありません。料理の腕前は絶望的で調理実習では仙谷と2人そろって桜の足を引っ張る事に。カレーの具材を持ってくるように言われて豆腐を持ってくるなど調理以前のレベルです。料理は苦手ですが恋愛関係はグイグイいく攻撃型!仙石の弱さを知っている上で弱さを見せずに頑張る仙石が大好きなようです。
河野 桜(こうの さくら)
生徒会に所属する貴重な常識人。料理が苦手な2人と違いお菓子作りが得意で仕事もしっかりこなす生徒会には無くてはならない人物です。欠点は自分に自信が無いところ。昔は地味な印象から宮村と同じような扱いを受けており、見た目にコンプレックスを持っています。ある日透に自分の仕事を「凄い」と認められ、それから透に好意を抱く事に。奥手な性格で何をするにも足踏みしてしまう桜に対し、レミはグイグイ行くタイプの「レミ論」で桜の背中を後押しします。
井浦 秀(いうら しゅう)
ホリミヤグループの1人なのですが極端に出番が少なく完全に空気なかわいそうなキャラクター。明るく元気なムードメーカーではありますが、残念ながらほとんど出番はありません。あまりの出番の少なさに原作では裏表紙に登場。しかしそこでも「うざ井浦」「うるさ井浦」「出番少な井浦」と散々な言われよう(笑)最終的に物語での出演が無理ならコマとコマの空白部分にねじ込んでもらうしかないという悲しい結論を出していました。
沢田 ほのか(さわだ ほのか)
宮村達の1個下の後輩でガチ百合勢。しつこく宮村に付きまとい堀さんにも「宮村先輩の彼女ですか?」と聞いていたため、最初は宮村に気があるのかと堀さんもピリピリしていたのですが、ふたを開けてみれば好きなのは宮村ではなく堀さんの方。そこから宮村とは堀さんを取り合って兄弟げんかのようにしょっちゅう争いを繰り広げます。そんな犬猿の仲の2人ですが知らなかっただけで実は家がお隣さん。ほのかがカギを忘れた時は宮村が家へ招いてケーキをご馳走するなどお互い本気で嫌っているわけでは無いようです。1年ほど前に兄を亡くしており、男性が苦手で男子に絡まれた際は無言で宮村に助けを求めるなど、男性は苦手ですが兄を髣髴とさせる宮村は例外で普通に接する事ができる様です。
ホリミヤ登場キャラ紹介まとめ
ここまでホリミヤに登場するキャラを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?もちろん主人公である堀さんと宮村も魅力たっぷりなのですが、個人的にはその仲間たちがもっと気になるところ。特に進藤と由紀が気に入っているのでそのあたりのエピソードを是非アニメ化で……と、アニメでも主人公はもちろんその仲間たちの活躍に期待したいです!