2011年に放送され、泣ける青春アニメとして話題となり劇場版に実写ドラマ化もされた『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』ことあの花。その登場人物たちが織り成す苦くて痛い青春物語は涙なしには見られない内容となっています。そんな主人公たち6人が小学生だったころに作った「超平和バスターズ」のみんなを紹介しようと思います!
目次
宿海 仁太/じんたん(CV:入野 自由)
あの花の主人公。5年前の事故で幼馴染のめんまを亡くし、畳みかけるように母親の死、受験の失敗と重なりトラウマから引きこもり同然の生活を送っていました。しかし、5年後の夏の終わりに突然現れためんまによって否が応でも過去と向き合うことになってしまいます。トラウマから過剰に人の目を気にするようになってしまったものの、仲間が困っているときにはいてもたってもいられなくなる性格で本質は子供の頃とそれほど変わっていません。
じんたんの少年時代
元々はガキ大将で皆のリーダーでした。髪の色で周囲から浮いていためんまを偏見も同情もなく仲間に入れ、自分とめんまを含めた6人の仲間たちで超平和バスターズを結成します。しかし、ある日あなるが言った「めんまのこと好きなんでしょ?」という言葉に照れと恥ずかしさから「誰がこんなブス!」と言ってしまい、そのまま逃げ帰ってしまいます。明日謝りゃいいやと思っていたものの、その明日が来ることはなくめんまは事故死してしまいます。
本間芽衣子/めんま(CV:茅野 愛衣)
あの花のヒロイン。5年前に事故死したはずの超平和バスターズのマスコット的存在。しかし、何故か5年後の夏の終わりにじんたんの前に現れて「お願いを叶えて欲しいんだよ思うよ?」と言います。じんたん以外には見ることも声を聞くことが出来ないものの物理的な干渉は出来るため、じんたん以外には怪奇現象そのもの。あの日から成長した姿で現れたものの、天真爛漫な性格や頭の中身はあの頃と変わっていません。
めんまの少女時代
天真爛漫な性格はじんたんの前に現れたころから何ら変わっていませんが、子供の頃から母親がロシア人であり生まれつき髪の色が他の子供らと違っていたことから周囲から浮いた存在で自分はのけものにされる存在だと感じていました。それにも関わらず仲間に入れてくれたじんたんや超平和バスターズのみんなが大好きで、自分のことをないがしろにしてでもみんなに仲良くしてほしいと感じていました。おそらく、それがめんまが現れた一番の理由だと思います。
安城 鳴子/あなる(CV: 戸松遥)
じんたんと同じ高校に通う派手な見た目が特徴の女子高生。子供の頃からじんたんに好意を抱いており、じんたんが学校に来なくなっても気に掛けています。高校デビューで派手めな見た目になったものの、それは周囲に流されやすい性格によるもので本人も気にしています。その見た目に反して几帳面でオタク趣味なところがあります。子供の頃のあだ名はあんじょうなるこの名前を略して『あなる』でしたが、その意味を知ってからはあだ名で呼ばれると怒ります。
あなるの少女時代
昔はクセっ毛で黒縁眼鏡を掛けて、今とは随分印象が変わっています。昔からじんたんのことが好きで、じんたんに好かれるめんまのサラサラヘアーと内向的な性格がコンプレックスでした。めんまの死の直前に掛けた言葉が死のきっかけとなってしまったかもしれないこととめんまの死によってじんたんが振り向いてくれるかもしれないと思ってしまったことが大きなトラウマとなっています。
松雪 集/ゆきあつ(CV:櫻井 孝宏)
クールな性格で進学校に通い成績も学年二位、運動も出来るイケメンとして抜群にモテる一見勝ち組のいけすかない男……のように見えるものの実はいまだにめんまの事が忘れられずに引きずっています。その拗らせまくった恋愛感情とトラウマはめんまに扮した女装姿で野山を駆けずり回るというぶっ飛んだ行動に出ます。めんまのことが絡まなければ至ってまとも。つるこからは長年好意を寄せられているが、全く気付いていません。
ゆきあつの少年時代
クールで負けず嫌いなところは変わっていません。めんまの事が好きで事故が起こったあの日、めんまに告白し髪留めをプレゼントしようとしますが、有耶無耶にされてしまいます。その直後に事故が起こったため、ゆきあつはめんまの死の原因が自分にあると思い、それからずっと罪の意識に苛まれることになります。
鶴見 知利子/つるこ(CV:早見沙織)
クールで眼鏡を掛けた見た目のイメージそのままの文学少女。ゆきあつと同じ進学校に通い成績も優秀。ゆきあつとはいつも一緒に行動しており、腐れ縁のような関係かと思いきやゆきあつに昔から好意を抱いておりゆきあつについていくために必死で努力しています。ゆきあつの事はよく見ており、ゆきあつが大きなトラウマを抱えていることも見抜いており、ゆきあつのために荒療治をすることもあります。ただどうあってもゆきあつの興味が自分に向くことはないと分かっており半ばあきらめており、同じ境遇だからかゆきあつがシンパシーを感じているあなるのことを敵視することもありました。
つるこの少女時代
昔はショートヘアーで眼鏡も掛けていませんでした。その頃からゆきあつのことを好きでしたが、めんまに好意を寄せるゆきあつには気付いてもらえませんでした。そういう意味ではあなるがめんまに抱いていた感情と同じようなものをつるこも持っていました。
久川 鉄道/ぽっぽ(CV:近藤孝行)
中学卒業後高校へは進学せず、バイトでお金を貯めては世界中を旅してまわる自由人。明るい性格でじんたんのめんまが見えるという話も信じ、積極的に協力してくれるとてもいいやつ。めんまを除いては一番昔と変わらないように見え、超平和バスターズのみんなのことをあだ名で呼びます。でも、じんたんと一緒にめんまの願いを叶えることに協力的なのは、彼なりの理由があったりします。エロの嗜好はかなりマニアック。
ぽっぽの少年時代
身体も小さいみそっかすでみんなの弟分でした。みそっかすなので積極的に誰かと友達になれるようなタイプではなかったらしく、仲間に入れてくれたじんたんたちには感謝しています。しかし、実はめんまの死を間近で見ており、衰弱していくめんまを目の前に何もできずに逃げてしまったというトラウマを抱えており、じんたんに協力的だったのもそのトラウマが要因となっています。
あの花超平和バスターズまとめ
やっぱりあの花の登場人物は魅力的でそれぞれに背負ったトラウマがあるっていうのが、作品を盛り上げていますよね。最後のシーンがあまりにも泣けるのもそれだけ登場人物が魅力的だったからだと思います!劇場版があって実写化があってスロットにもなったあの花。今後何かしらの展開があるかもしれませんね!