見た目がヤンキーの男だらけでお琴（箏）を弾く！そこに名家のお嬢様も加わった異色の箏曲部の青春ストーリーを描いた『この音とまれ！』。笑いあり涙あり、さらに恋もありで見どころ満載です！この記事では、『この音とまれ！』のヒロインである鳳月さとわについて、徹底的に紹介していきます。
目次
箏の名門『鳳月会』の天才少女！
鳳月さとわは箏の名門である『鳳月会』の家元の娘で、箏の腕前も天才と評価されるほどのものです。幼い頃から箏を弾き続け、同世代では群を抜いていて、数々のコンクールを総なめたため『天才箏少女』と呼ばれるほどの逸材。自分で作曲した曲や、演奏を両親が褒めてくれる…そんな幸せな日々を過ごしていましたが、ある日それが壊れてしまいます。
鳳月の名にドロを塗り、破門された少女。
さとわの父が亡くなり、母が家元になった途端鳳月会の人たちの態度が一変し、母も別人のようになってしまいました。箏の練習も当てつけのように厳しくなり、箏以外のことはまったくさせてもらえず、さとわは友達も幸せもなくしてしまいます。最後にはコンクールで、エントリー曲と違う自分の気持ちを表現したオリジナル曲を弾き破門されてしまいます。
そこまでしてもさとわの気持ちはまったく伝わらず、「あなたの演奏はまるで凶器だわ」と母親に言われてしまいます。
独り暮らしで１人ぼっちの少女
小さい頃から箏しかしてこず、母に友達を作る機会すら奪われてきたさとわは、人とのコミュニケーションがとても苦手です。そのうえ鳳月会を破門され、家にいることもできなくなってしまったので、決してキレイとは言えないアパートで独り暮らしをしています。学校でも家でも１人…、さとわは１人の方が気楽だと言っていますが、さみしくないはずがありません。ちなみに箏曲部のメンバーにも独り暮らしをしていることを秘密にしています。
風邪で倒れ、久遠愛にバレてしまう。
ある日風邪で学校を休んでしまったさとわ。家までプリントを届けに来た主人公の久遠愛に、アパートで独り暮らしをしていることがバレてしまいます。しかしそんなことを気にする愛ではないので、「家元って意外と儲からねーんだな」の一言で終わります。
そして高熱で倒れたさとわを愛が放っておけるはずもなく、朝までさとわの看病をして熱が下がったことを確認してから帰ってきます。さとわは目覚めて愛がいることに驚きますが、愛が出て行ってから玉子がゆを作ってくれていたことに気づき頬を赤らめました。きっとこういう愛の優しさに気づいて、ちょっとずつ愛のことが気になり始めたんでしょうね！
同じクラスで隣同士！久遠愛とはケンカばかり…。
部活でもクラスでも一緒の鳳月さとわと久遠愛。お互い友達付き合いをあまりしてこなかった上に、さとわはいつも言葉足らずなので愛を怒らせます。部活ではさとわの言葉足らずを武蔵がサポートしてくれますが、クラスにはサポート役がいないので特にぶつかってしまいます…。最初は本当に嫌いあっていた２人ですが、徐々に２人は理解し合っていきます。
久遠愛が好き？気になる恋の行方は！
さとわは物語序盤、愛のことを不良だと思い込んでいました。そのため「楽器を傷つけるやつに箏を弾く資格はない」とか、「廃部になったらあなたのせいだからね！」とか、ここにいてもらいたくないということを伝え続けてきました。
しかしある日、愛のじいちゃんが時瀬高校箏曲部を創ったこと、そのじいちゃんの家が不良に荒らされてその犯人が愛にされてしまったこと…そしてそのままじいちゃんが亡くなってしまい、そのすべてを愛が背負っていることを聞いてしまいます。さとわは自分が言ったことを激しく後悔して、泣きながら愛に謝ります。さとわは表現がヘタなだけで、本当は純粋なのです。
少しずつ惹かれていくさとわ
今まで優しくされた経験が人より少ないさとわは、看病してくれたり、ほしい言葉をくれる愛に少しずつ惹かれていきます。合宿で寝ぼけた愛に抱きしめられるハプニングもありますが、関東邦楽祭のあとに愛が言った「今のあいつの音の方が好きだ」「音が優しくなっただけだ」という言葉もさとわの心に響いたのでしょう。さとわがくじけそうなとき弱ったときには、いつも傍には愛がいましたから、もう好きにならないはずはないです！
もしかして初恋？
視聴者目線では確実に愛を好きになっているさとわですが、実は愛を好きだという気持ちを誰にも言ってませんし、心の声にも出していません。ただただ気になっていて、ドキドキしたり愛とどう接してよいのかわからなくなったり…というだけなのです。それは恋なのですが、同じ部内ということで自覚しないようにしているようにも見えます。また驚きですが、顧問の滝浪先生には恋心がバレています。
さとわの変化がすごい！
さとわの登場は、お世辞にも素敵なヒロインの登場とは言えません！お高くとまっていて、みんなを見下し猫もかぶっていて、暴力的…。見た目はみんなが認める美少女なのですが、とにかく性格は最悪でした。
しかし初めてできた『仲間』に、支えられて支えてさとわは大きく変化していきます。関東邦楽祭が終わるころには、最初のさとわはもうどこにもいません。純粋で仲間想いで、みんなを見下すことなんてまったくしません！さとわの成長は『この音とまれ！』の見どころですので、ぜひ注目していただきたいです。
鳳月さとわが時瀬高校にきた本当の理由。
さとわは物語序盤「無名校の箏曲部を全国まで導いた天才箏少女！」と、プロデビューするときの話題作りのためにきたと言っています。しかし本当の理由は、鳳月会を破門されなんとなく立ち寄った箏曲部の全国大会予選で、上手とは言えないけど楽しそうに弾く時瀬高校箏曲部を見てうらやましく思ったからでした。そして今いる理由は、「みんなと弾くのが楽しいから」…さとわちゃんそれ素直に話したら、みんなとっても喜ぶよ？という理由なのです。本当にツンデレですね！
鳳月さとわの紹介まとめ！
ここまで鳳月さとわの抱えている過去や、本当は純情で可愛いヒロインだということをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか？すでに２期の放送も決定している『この音とまれ！』。果たして初心者だらけの時瀬高校箏曲部はどこまで勝ち進むことができるのでしょうか？さとわと愛の恋の行方はどうなるのかも気になりますね！今後もツンデレヒロイン鳳月さとわから目が離せません！
