2019年冬から放送されているrevisionsリヴィジョンズ。300年以上先の未来に飛ばされた渋谷を舞台に謎の敵『リヴィジョンズ』との戦いと極限状態での生活を強いられた人々の群像劇を描いた作品です。リヴィジョンズにおけるヒロインであり、主人公側に味方する未来人『ミロ』について知っておくべきこと5選を紹介したいと思います!
目次
【revisionsリヴィジョンズ】ミロについて知っておくべきこと①『予言』
ミロは過去で予言を残している
本編開始から7年前、主人公を含めた5人の前にミロは現れます。ミロは謎の人物に誘拐された大介を助けます。そして、それぞれに予言を残し、その予言によって人生に大きく影響を与えたキャラクターも存在します。ただし、ルウを除いた4人の記憶には齟齬があり、それぞれ受けた予言が異なるようです。
予言の内容は?
堂島大介に対する予言は「大変な危機が訪れる、そのとき皆を守れるのは貴方」大介はこの予言を盲目的に信じ、彼の運命を大きく変えることになります。ガイに対する予言は「すべてを疑え」。浅野慶作は「すべてを受け入れろ」。マリマリは「最後は自分で決めろ」。ただしルウだけは予言の内容を憶えていませんでした。
【revisionsリヴィジョンズ】ミロについて知っておくべきこと②『アーヴ』
ミロの所属は?
ミロは2338年の世界でアーヴという組織に属しリヴィジョンズという組織と対立しています。アーヴの正式名称は「アンチ・ヒストリカル・リヴィジョニズム」、リヴィジョンズとアーヴは地球上に蔓延した致死性の高いウイルス『RVウイルス』のパンデミックにより、世界はウイルスの抗体を持つ人類と持たない人類に分かれたことから生まれ対立しています。現在RVウイルスは存在せず、対立の構図だけが残っています。
ストリングパペットを与えるミロ
アーヴは渋谷が2338年にタイムスリップすることを予期し、渋谷の人々がリヴィジョンズに対抗できる戦力として選ばれた5人の高校生のみが扱えるパワードスーツ『ストリングパペット』を与えます。ただ、アーヴがわざわざ貴重な戦力を分け与えるという行動は不可解な部分があり、当然アーヴ側にも目的があります。
アーヴも大介たちを利用していた!?
渋谷転送は生きながらえるための材料(抗体を持つ生きた人間)を必要としたリヴィジョンズにより引き起こされましたが、アーヴ側はその事実を知りながら放置。あまつさえ、その機会を利用して新型兵器のテストを企てていました。つまり、渋谷の人々は完全なとばっちりを受けたにすぎず、実は人類同士の争いだったのです。わざわざパイロットに5人を指定したのは『適性を持つ者がいない』or『アーヴの人的資源の節約』or『試作機だしいきなり使うのはアブナイ』とかそんなところだと思います。
【revisionsリヴィジョンズ】ミロについて知っておくべきこと③『バランサー』
ミロは過去に行くことが出来る
ミロはアーヴ内でバランサーという役職についています。ミロはカオス軌道への干渉を可能とする量子脳を持っており、早い話条件が揃えば過去に飛ぶことが出来ます。このことから、過去に大介たち5人が出会ったミロは未来からやってきたことになりますが、大介たちが未来に来たときにはミロは5人の事を知りませんでした。つまり、未来で5人がであったミロは過去に飛ぶ前のミロでした。
【revisionsリヴィジョンズ】ミロについて知っておくべきこと④『過去』
凄惨な過去
ミロの親兄弟は既にリヴィジョンズにより殺害されています。リヴィジョンズは自身が生きていくために正常な人間の細胞を必要としているので、多くの人間を殺害。その数は10億にのぼり、ミロの家族も犠牲になっています。現在のアーヴの人的戦力は約10万人ほどに過ぎず、リヴィジョンズが如何に驚異的な存在であるかを物語っています。
姉も犠牲となったのだ
崩壊した世界を生き延びてきたため、物事には殆ど史上を挟まず組織に忠実に行動します。融通が利かないのは、組織の歯車に忠実であること=生き延びる手段であったからだと考えられ、一番最初に大介たちが邂逅したミロとは随分と印象が変わっています。
【revisionsリヴィジョンズ】ミロについて知っておくべきこと⑤『作品をより楽しむには』
ミロは未来予測で動いている
第1話で大介の前に現れたミロは興味深い台詞を口にします。大介とマリマリを助けたミロの「予測通りということか」という台詞。そして、そのときのミロは過去に大介たちと会ってはいませんでした。ミロは組織の『未来予測』によって行動し、過去に時間跳躍することで大介達とであう予測だったのです。
ミロが言った言葉が原因でこんなになったのに…
しかし、そんなミロに予想外の出来事が起こります。それは選ばれた5人の高校生、特に堂島大介は協調性に欠け、身勝手な行動ばかり。そんなミロが視聴者の気持ちを代弁するかのように言った台詞が『お前が、私の家族や仲間が命を懸けて守ろうとした価値のある人間だと私には思えない!』という辛辣な台詞。しかし、ミロはアーヴの未来予測によって行動していたはずです。つまり、こうなることも未来予測の通りなハズ!?この矛盾を頭に入れておくとより作品と楽しめると思います。
【revisionsリヴィジョンズ】ミロについて知っておくべきことまとめ
今回はrevisionsリヴィジョンズに登場する主人公たちの協力者にしてヒロイン的立場(一応)のミロについて紹介しました。このリヴィジョンズという作品は序盤から中盤に欠けてストレスのたまる展開が続きますが、最終版でも盛り上がりはそのストレスを吹き飛ばします。なので、是非とも最後まで見てください。本音を言えば切りたくなるのは分かるけど、切るのはとてももったいない作品です。