2012年3月にアニメ「死神代行消失篇」が終了してから10年、BLEACHが帰ってきました。2021年12月18日に行われたジャンプフェスタにて、『BLEACH』の配信が行われ、その中で「BLEACH 千年血戦篇」のアニメ化が発表されました。2022年10月から始まる「BLEACH 千年血戦篇」は原作漫画のラストまでをアニメ化する事が発表され、新キャラクターの声優陣も発表されました。コミック完結後も世界中で根強い人気がありアニメ化を期待してた方も大勢いると思います。今回は放送前に主人公黒崎一護がどんなキャラクターなのか、そしてこれまでの活躍を厳選し振り返ってみたいと思います。
まず「BLEACH」の世界をおさらいします
原作者は久保帯人先生、週刊少年ジャンプで2001年~2016年まで連載され、 シリーズ累計発行部数は1億3000万部を超えています。漫画完結後も世界中で根強い人気を誇るバトルアクションコミックです。
「BLEACH」の基本設定は?
世界の調整者として死神が存在し、人間の住む現世を守護する為活躍しています。この世には「整」プラスと呼ばれる通常の霊と「虚」ホロウと呼ばれる生者・死者問わず襲って魂を喰らう悪霊が存在しており死神の仕事は整を魂葬し尸魂界へ導く事と、虚を昇華・滅却する事で悪霊を退治する事です。それは現世と尸魂界にある魂魄の量を均等に保つ為にバランスをとっていないとバランスが崩れた場合双方の世界が崩壊してしまうからです。それを前提として現世、尸魂界(ソウル・ソサエティ)、虚圏(ウェコムンド)が主な舞台としてストーリーが展開していきます。
黒崎一護はどうして死神に?
黒崎一護は幼い頃から霊感が強く霊が見えたり話したり出来ました。一護の霊力を狙って来た虚から家族を救うために傷つき戦えない死神の朽木ルキアから、死神の力を譲り受け自身が死神になり虚を退治します。その後一護に霊力を殆ど与え死神の力を失ったルキアの代わりに、死神代行として一護は虚と戦う事となりました。
黒崎一護!死神代行篇!!
ルキアの代わりに死神代行をする事になり様々な騒動に巻き込まれていきます。尸魂界では死神の力を人間に与えるのは重罪である為ルキアは罪人として尸魂界から来た死神により連れ帰されてしまう。コミックスでは1巻~8巻(第1話~第70話)
一護が死神代行のになったきっかけの戦い
一護の家でルキアと始めて会った時虚(ホロウ)が一護の父・一心と妹の夏梨と遊子を襲う、虚は一護の強い霊力に引き寄せられ襲ってきたのでした。無謀にも戦う一護を庇い負傷するルキア、皆を救う方法は一つ、ルキアの力を一護に渡し一護が死神になる事でした。成功率は高くない上に失敗したら死んでしまう、それでも家族を救う為に力を受け取る事を決意し死神になった一護。そして虚を倒した後、力を失ったルキアの代わりに死神代行をしていく事になる一護でした。
一護の母親の敵との戦い
子供の頃雨で増水した川辺で女の子が立っているのを見た一護。助ける為に向かったが目が覚めた時一護を庇うように死んでいたのは母親の真咲でした。それ以降母親が死んだのは自分のせいだと思っていたが実は真咲を殺したのはグランドフィッシャーという虚でした。怒りに心を乱しながら戦う一護、苦戦しながらもグランドフィッシャーの右腕を斬り落とし止めをさそうとするが真咲の姿に化け逃走するグランドフィッシャー、追いかけようとするがそこで力尽きてしまい母親の敵はとれませんでした。
死神を恨む滅却師!
死神に対して恨みを持つ滅却師の石田雨竜、一方的に一護に勝負を挑んで来ます。24時間以内にどちらが多く虚を倒せるか、一護に宣言し虚を呼び寄せる撒き餌を使ってしまいます。しかし倒しても倒しても減る事のない虚、それどころか強い虚が増え続けます。その時虚たちが天を仰いで祈り始めると空から大きな虚が出てくるのでした。
大虚!メノスグランデとの戦い!!
そこに浦原喜助たちが合流し「周りの虚はあたしらが引き受けますよ、黒崎サン貴方があいつとの戦いに専念できるようにね」と一護に告げるのでした。一護と石田は空から出てきた大虚、メノスグランデと戦いますが歯が立ちません。そこにメノスグランデが「虚閃」を放ってきました、それを斬魄刀で受け止める一護、すると虚閃と一護の霊力が共鳴し眠っていた一護の力が解放されメノスグランデを両断。そしてメノスグランデを追い返したのでした。
黒崎一護!尸魂界(ソウル・ソサエティ)篇!!
連れ去られたルキアを救出する為一護は夜一に修行をしてもらった井上織姫、茶渡泰虎、そして石田雨竜とともに夜一の案内で尸魂界へ乗り込むのでした。ルキアを助ける為に戦う一護達、そんな中五番隊体調藍染惣右介が暗殺されるという事件が発生します。十番隊隊長・日番谷冬獅郎はルキアの処刑は市丸のたくらみがあると考え処刑を止めに向かいます。尸魂界が混乱する中騒動の裏に隠された陰謀が明らかになっていく.....一護はルキアを助けられるか。コミックスでは9巻~21巻(第71話~第181話)
一護と阿散井恋次再び!
ルキアを連れ去られた時以来再び対峙した一護と阿散井恋次。最初は互角以上に戦っていた一護だが阿散井恋次が「蛇尾丸」を使い始めてから防戦一方になってしまいます。蛇尾丸の連続攻撃の隙をつき打ち込む一護、しかし完璧に躱され逆に斬られてしまいます。絶体絶命のその時、浦原喜助との特訓を思い出す「相手を斬る覚悟」を剣にのせる事.....。一護の一撃が阿散井恋次を捉え打ち破ったのでした。そして破れた阿散井恋次は一護に頼むのでした「ルキアを助けてくれ」と。
圧倒的強さ!更木剣八!!
一護に敗れた斑目一角から奴は強く発展途上、隊長と会う時はもっと強くなっているかもと聞いた第十一番隊隊長更木剣八は戦う為一護の前に立ちふさがります。更木剣八が放つ霊圧に圧倒される一護、更木剣八と戦うが圧倒的な力の差に全く歯が立たない、一護の剣は更木剣八の垂れ流している霊圧に阻まれて傷ひとつつけられません。
追い詰められる一護に話しかけるのは・・・
追い詰められながらもなんとか反撃する一護だったが力の差は大きく倒されてしまいます、倒れながら「まだ死ぬ訳にはいかない、ルキアを助けなきゃいけねえんだ」と諦めない一護の前に斬月が現れ一護に問う「戦いたいか?勝ちたいか?生きたいか?」と。
斬月が気づいて欲しかった事とは
勝ちたい!と願う一護に斬月は自分を持つに足るか試すと試練を課します。試練の中、斬月は道具じゃない名前を持って生きていると気づく一護、そして願ったのでした「教えて欲しいあんたの事を、そしてもう一度一緒に戦わせてくれ」と。
決着!斬月と共に戦う一護!!
一度は折られた斬月は再び一護と共に立ち上がります、そして更木剣八の前に立ちふさがるのでした。斬月と一体となった一護は更木剣八を追い込んでいきます。その時眼帯を取り力を解放する更木剣八、そして最後の勝負に出る2人.....最後の勝負を分けたのは斬月と共に戦う一護と斬魄刀を道具として戦う更木剣八との差だった。そして紙一重の差で勝つ事ができたのでした。
朽木白哉に対して三度目の正直なるのか!
ルキアを助けた一護の前に立ちふさがる朽木白哉、真っ向勝負で戦う一護は卍解を出せと挑発します。それに対して朽木白哉は卍解は必要無いと「千本桜」を放つが一護は「月牙天衝」で吹き飛ばします。千本桜を破られた朽木白哉は卍解し「千本桜景巌」で対抗、始解のままでは無理だと一護も卍解し「天鎖斬月」で戦うのでした。
一護の信念が掴みとった勝利!
壮絶な戦いの中一護は虚の力が目覚めてしまいますが自分の意志で虚化を止めるのでした。お互い壮絶な戦いの末、次の一撃が勝負と「月牙天衝」と「終景・白帝剣」で勝負に出る.....相打ちに見えたが戦いの中で一護が戦っているのは自分ではなく尸魂界の掟だと悟った朽木白哉は自分の敗北を認めるのでした。
次元が違う!?藍染惣右介!!
ルキア処刑騒動は全て藍染惣右介の仕業で、目的はルキアの中に浦原喜助が隠した「崩玉」を手に入れる事だった。ルキアを奪いに来た藍染惣右介の前に立ちふさがる一護と阿散井恋次だったが一撃で倒される2人でした。
黒崎一護!破面(アランカル)篇!!
尸魂界から帰った一護達の前に藍染惣右介の配下たち破面が現れ襲ってくる、その強さに驚愕する一護達。尸魂界側も先遣隊を現世に送り込むが再び襲来した破面に苦戦させられるのでした。そして一護に接触してくる仮面の軍勢(ヴァイザード)、その目的は何なのか。一方藍染惣右介の本当の目的が判明し対応の追われる中、織姫がウルキオラ達に連れ去られてしまいます。尸魂界からの援護が得られない状態で虚圏(ウェコムンド)に向かう一護・石田・チャド、無事に織姫を助ける事ができるのか、そして藍染惣右介の真の狙いとは.....。コミックスでは21巻~48巻(第182話 - 第423話)
第6十刃グリムジョー・ジャガージャックとの対決
ウルキオラに倒された一護を織姫に治癒させるグリムジョー、無傷の一護と対等の決着をつけるために。戦いながらグリムジョーは問いかけます、殺しあう為にお前は来たんじゃないかと、しかし一護はお前を潰す為じゃない織姫を助ける為だと。グリムジョーは一護を虚化させる為に織姫に「王虚の閃光」を放つのでした、そして自身も帰刃化「豹王(パンテラ)」となり一護を叩き伏せる為挑むのでした。
お互いの意地のぶつかり会い
一進一退を繰り返す2人でしたが一護の方が押され始めた時、織姫の「死なないで」の声により奮起し一撃を叩き込む一護。しかしグリムジョーも負けずと一護に一撃を入れます。続けて最強の技「豹王の爪(デスガロン)」を放つグリムジョー、それを一護は叩き落とすのでした。
決着!因縁の戦い!!
どちらも負けられないという意地と意地のぶつかり合いの中、最後に明暗を分けたのは一護のグリムジョーをウルキオラを藍染を倒す、そして皆を連れ戻すという強い思いでした。一護の渾身の一撃がグリムジョーを貫くのでした。
強敵第4十刃ウルキオラ・シファーに勝てるのか!
幾度となく敗れているウルキオラに織姫を救う為に挑む一護。最初は互角の戦いをしていたが段々と力の差が出てきてしまいます。一護は虚化し対抗するがウルキオラも帰刃化「黒翼大魔」の姿になり圧倒的な力で一護を追い込んでいく。一護は月牙天衝を放つがウルキオラは無傷、逆に黒虚閃で一護の虚化を吹き飛ばしてしまうのでした。
織姫の声に一護は・・・
それでも戦う事を諦めない一護に対して真の絶望を与えるため刀剣解放第二階層レスレクシオン・セグンダ・エターパを解放し、織姫の前で一護の胸に穴を開け殺害します。織姫の前に立ちはだかるウルキオラ、織姫が心から叫ぶ「助けて黒崎くん!」.....織姫の助けを呼ぶ声、その声に一護は立ち上がったのでした、完全虚化の姿となって。
完全虚化でウルキオラを圧倒!
完全虚化した一護はウルキオラを圧倒し追い詰め止めをさそうとします。それをすると人間に戻れなくなると一護を止める石田、しかし自我を失った一護は石田に刃を向けてしまいます。その時ウルキオラが不意打で一護を倒しますが、それにより完全虚化がとけ超速再生で傷も治ってしまうのでした。
.....そして決着。
自我を取り戻した一護と決着をつけようとするがウルキオラは既に灰化が進み戦える状態ではなかった、ウルキオラは一護に「殺せ」と言うが「こんな勝ち方があるかよ」と拒否されてしまいます。人に興味を持ち始めたウルキオラは「俺が怖いか、女」と織姫に問いかけ「怖くないよ」と返す織姫。その言葉で「心」を理解し消滅していくのでした。
崩玉と融合した藍染惣右介と対峙する一護
崩玉と融合した藍染惣右介は尸魂界に王鍵を作るため隔離している空座町に侵攻します。一護の級友達の命を狙う藍染、その前に断界で修行を終えた一護が立ちはだかります。完全に一護を見下している藍染、だが振るう剣は受け止められ、破道の九十「黒棺」も破られ、一護に一撃を入れられる藍染でした。
愛染は最終形態へ
激昂する藍染は無数の首の触手を持つ虚のような姿に変わり攻撃をします。しかし一護は平然と受け続け「こんなもんかよ?」と言い放ち、断界の修行で会得した「最後の月牙天衝」を使うのでした。
最後の月牙天衝.....
最後の月牙天衝とは一護自身が月牙になる事、そしてこの技を使うと死神の力を全て失ってしまうのです。一護は最後の技「無月」を藍染に撃ち込み死神の力が消えていくのでした。
ついに決着、愛染との戦い!
藍染はそれを見て勝ち誇ります、その時浦原が撃ち込んでいた鬼道が発動し崩玉の力が消えていき、浦原の「九十六京火架封滅」によって封印されてしまいました。一護の最後の攻撃により藍染の力が弱まったのがきっかけで鬼道が発動したのでした。
黒崎一護!死神代行消失篇!!
藍染惣右介との死闘で「最後の月牙天衝」を使った一護は死神と霊力を失い平穏な生活を送っていました。そんな一護の前に代行証を持った銀城空吾が現れます、彼の目的は一護に死神の力を取り戻させる事でした。
代行証の意味!一護の決断は!!
銀城空吾の真の狙いは一護が取り戻した死神の力を奪う事でした。力を奪われ項垂れる一護、その時体に刀が刺さります。後ろを見るとそこにはルキアの姿がありました。そして刀が光輝くと死神に戻った一護姿がそこにあったのです。
一護の為に.....
その刀には総隊長及び護廷十三隊全隊長・副隊長の霊圧が込めてあり、それを一護に譲渡したのでした。そんな一護に銀城は問いかけます、代行証を持たされている意味を知っているかと。その目的は俺達を監視・制御し尸魂界の為の駒として使い、反抗すれば抹殺する為だと。それでいいのかと迫る銀城でした。
元死神代行と死神代行の戦い!
そんな銀城に「俺は自分で護る道を選んだんだ、みんなを護っててめえと戦うんだよ」と一護は答えるのでした。それを聞いた銀城は卍解し一護と相まみえるのでした、その戦いの中銀城は気づきます「お前は俺を理解した上で俺の全てを否定するのか、一護」と。そして一護は銀城の力を受けきり倒すのでした。
まとめです
黒崎一護の戦いを厳選してご紹介しました。BLEACHは一護もそうですが敵味方関係なく魅力ある登場人物が多数登場します。一護以外のキャラクター達の対決もこの作品が愛されている要因の一つではないでしょうか。2022年10月からアニメ放送される「千年血戦篇」でも新しいキャラクターが多数登場します。今から一護達との熱い戦いが楽しみです。最後まで読んで頂きありがとうございました。