『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』はジョジョの奇妙な冒険シリーズの第6部にあたる作品です。第3部の主人公だった空条承太郎の娘である空条徐倫が主人公であり、シリーズ初の女性の主人公ということで話題になりました。2022年の秋には第2クールが放送されることで注目されています。今作は主人公が刑務所に収監される所から始まり、刑務所での戦いがメインとなっています。この記事では、物語の舞台となる刑務所について解説していきたいと思います!
はじめに:どんな物語?
舞台は2011年のアメリカです。無実の罪を着せられた空条徐倫は、刑務所に収監されることになりました。父である承太郎からの差し入れでもらったペンダントに矢の破片が入っており、徐倫はスタンドの力に目覚めました。徐倫は承太郎から収監が仕組まれた陰謀であることを告げられ、脱獄することを促されます。しかし徐倫がいる刑務所の中は危険な犯罪者だけでなく、スタンド使いも集まっている場所でした。
グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所
今作の物語のメインの舞台となるのが、画像にもある「グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所」です。正式名称は「州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所」であり、別名は「水族館」です。アメリカのフロリダ州マイアミにある島そのものが刑務所になっており、敷地面積は120平方キロメートルあります。100平方キロメートルで東京ドーム約2000個分なので、それ以上に広い面積を持つ刑務所ということになります。ちょっと想像が付かないくらい広大な面積ですよね。2011年時点で男性の囚人は708人、女性の囚人は523人おり、18歳以下は452人います。この作品が連載された当時は2000年頃だったので、もしかしたら将来こういう刑務所が出てくるんじゃないか、という未来を想像して描かれたのかも知れません。今作に登場するキャラクターの大半はこの刑務所に収監されているか勤務しているかのどちらかです。
一体どんな場所?
囚人の更生を促すために「自由と平等」を重んじており、基本的に囚人は敷地内を自由に移動できます。また、電話やシャワー、読書なども自由に行うことが出来ます。しかしその自由さ故か、囚人同士で裏金のやり取りが行われたり、看守にワイロを渡したりする等の行為が行われています。それなりのお金を所有していないと刑務所内での生活が成り立たないため、生命に関わるとまで言われています。警備の厳重さは最高クラスとされており、様々な場所にガンポイントが設置されています。許可なく立ち入ると脱獄とみなされ、容赦なく射殺されてしまいます。警備レベルが比較的手薄な場所もありますが、警備レベルがマックスになると看守たちが銃を装備するようになり、所長にさえ行動制限が掛けられます。
作品タイトルとの関連
空条徐倫はこの厳しい環境の刑務所を「石の海」と例えました。ストーンオーシャンという作品名の由来にもなっています。また、そんな石の海から自由になりたいと言う願いを込めて、自身のスタンドに「ストーン・フリー」と名付けました。
どのような設備があるのか?
メインのビルに管理棟、面会室、男子と女子で監房が分かれています。医療施設もあり、作中で負傷したキャラクターはここで治療を受け、入院していたこともありました。工場や運動場があり、日本の刑務所にもそのような設備はありますが、この刑務所には農場もあります。農業に親しみながら報酬も貰えるので良いことかと思いきや、囚人は手首に爆発物入りのブレスレットを仕込まれ、外したり、親機を持っている看守から一定の距離以上離れると爆発するという恐ろしいシステムになっています。他にも売店、中庭、礼拝堂、死亡した囚人のお墓が並ぶ墓地など、一般的な刑務所よりも充実した内容になっています。
ストーンオーシャンに登場する刑務所の解説まとめ
グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所は物語の大半を占める舞台となっているので、とても設定が細かく作られており、知れば知るほど興味を持つような内容になっています。警備の厳重さと囚人たちの裏取引が同居する独特な世界で、徐倫は無事に目的を達成することが出来るのでしょうか!?それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。