2022年7月からメイドインアビスの2期、烈日の黄金郷が放送されます。時系列は冒険の始まりからナナチとの出会いまでを描いた1期、情け容赦ない本作品を象徴するキャラクター、ボンドルドとの対決を描いた新作劇場版の続きとなっており、深界六層、還らずの都での冒険が主な内容となっています。今回はその深界六層について紹介していきたいと思います。
目次
深界六層:還らずの都の概要
2期でリコたちが冒険する舞台で、コミックスでは6巻以降に収録されています。深度は13000m~15500mで移動するためには前線基地(イドフロント)に設置されている遺物『絶海の祭壇』を起動することで降下することが可能。ただし、この先からは基本的に上昇負荷の影響で後戻りできないため、巷では絶界行(ラストダイブ)と呼ばれています。
注意!深界六層の上昇負荷について
深界六層の上昇負荷は人間性の喪失もしくは死。人間性を喪失したものは成り果てと呼ばれ、多くの場合で意思疎通が不可能な肉の塊と化します。ただし、強力な呪いの裏側で呪いを受けたものに力を与える祝福の部分もあるようで、何らかの手段で呪いを回避、軽減することが出来れば理性や意思を保ったまま、人間を超えた力を獲得することが可能です。
危険!深界六層で活動する原生生物たち
リュウサザイ 危険度:★★★★★★(桁外れ)
六層に生息する巨大生物。力が加わると刺激性の毒物を拡散する鱗を持ち、爪は衝撃が加わると瞬間的に凄まじい硬度へと変化します。内蔵に貯めたつぶてと分泌物を合わせたものを吐き出し、衝撃で破裂すると石や金属のつぶてと分布粒の熱波により、周囲に甚大な被害を与えます。
クオンガタリ 危険度:★★★★★(理不尽)
深界六層に生息する羽虫。アビスに群生するトコシエコウの花畑に擬態し、寄り添う生物に様態を植え付けて苗床にしてしまいます。本来は六層の生物ですが、いつのまにか四層の花畑に勢力を拡大していました。
ミゾウジャク 危険度:不明
地熱付近に生息する大人しい生物。産みたての卵はうまいらしい。孵りかけの卵は沸騰程度では筋肉が壊れないため、口の中で動くがおいしい。
深界六層:還らずの都の名物スポット 成れ果ての村イルぶる
成れ果てが独自の価値を持ちながら生活している村。村の中では多くの成れ果てがおり、中には公用語を話し、意思疎通が可能な成れ果ても存在します。村の中では価値のやり取りがおこなれており、個人が大切にしているものほど価値が高い。村は魂の信号により、そのものの欲望を見ることが出来るため、個人が何を大切にしているかわかるため嘘を付くことはできません。
恐怖!他人の価値を奪うものには凄惨な清算が待つ
他者の価値を奪う行動は村で最も重い罰であり、価値を奪ってしまったものはどこからともなく黒い触手が現れ、そのものの大切なものを奪っていきます。もし、大切なものの価値が足りない場合は身体の一部なども奪い取られてしまいます。
イルぶるの村に住む成れ果て達の紹介
マジカジャ
リコたちが村で初めて出会った村人。機械の身体ですが、本体は気体状であるらしく、機械の身体は入れ物に過ぎない。公用語を使うことが出来、意思疎通も可能。割と親切な性格で、リコたちの案内役となってくれます。
マアアさん
まああああと鳴く、等身大のゆるキャラ人形のような姿をしており、人懐っこい性格をしています。リコに同行していたメイニャを気に入るも勢いあまって傷付けてしまったせいで、どきつい清算を受けてしまいます。でも、リコたちのことは気に入ったらしく、後に再登場してリコたちの助けとなってくれます。ケツがクッソ汚い。
ムーギィ
村の食堂を切り盛りする女将さん。職業柄言語に精通しており、成れ果て村の中でも比較的人間に近い容姿をしています。面倒見がよくリコたちにも親切に振舞ってくれます。
ワズキャン
イルぶるの中で三賢と呼ばれる存在の一人。日本の角を生やした巨体の成れ果てですが、気さくでフレンドリーな性格。実は成れ果ての村が出来るきっかけとなった人物の一人。
ベラフ
三賢と呼ばれる存在の一人。大きな蛇に仮面を付けたような巨大な体躯の成れ果て。彼女のもとには何故かミーティがおり、それはかつてあの男(|)が村にやってきたときミーティをいたく気に入るもあの男はミーティを手放さなかったため、村に対価(742本の手足全て・体長の5割・感覚器の一部)を支払い魂さえも完全に模倣した複製を作ってもらったから。
ジュロイモー
三賢と呼ばれる存在の一人。大きな身体を持つ成れ果てで村の防衛を担当する存在。敵を察知すると身体から業物と呼ばれる大きな棒を取り出して侵入者を排除します。
ヴエロエルコ
村の端っこの奥の大穴に監禁されていた女性の成れ果て。成れ果てといっても人の形を保っており、村の中では一番人間に近い容姿をしています。村の成り立ちに大きくかかわっているらしく、以前は三賢の一人だったらしい
イルぶるの村の外に住む存在
ファプタ
四本の腕と褐色の肌を持つ成れ果ての少女。人間の姿をとらぬものが多い村の住人たちとは違う美しい容姿をしています。成れ果てたちからは価値の化身や成れ果ての姫と呼ばれるほどに畏敬の念を抱かれている存在ですが、村人が村の外に出られないのと対照的にファプタは村の中に入ることが出来ません。レグのことを知っており、記憶を失う前のレグと出会ったことがあるらしい。とある目的を果たすためにレグと何かしらの約束をしたらしい?
ガブールン
村の外でファプタとともに活動する干渉器。アビス内の調査を目的に作られた機械であり、他の階層にもいるらしい。ファプタの名付け親であり、ガブールンという名はファプタが付けた名前です。
【メイドインアビス 烈日の黄金郷】深層六階 還らずの都まとめ
メイドインアビス2期の舞台となる深層六層還らずの都についてまとめてみました。6層でのエピソードも見どころが多く、ダークでありながらとにかく引き込まれる内容なので、間違いなく期待できるアニメです。2期の放送は2022年7月からなので、ぜひ見てください!