「その着せ替え人形は恋をする」は2022年1月から放送される冬アニメで、家業の影響で雛人形つくりが趣味の男子高校生と、クラスの中心人物で陽キャの中の陽キャギャルがコスプレという趣味を通じて交流を深めていくという内容です。原作はヤングガンガンで連載されているマンガで、現在8巻まで出ています。今回はその原作コミックのストーリーをネタバレありで大まかに紹介していきたいと思います!
目次
その着せ替え人形は恋をする 1巻のストーリー
雛人形の頭を作る頭師の祖父と一緒に暮らしている高校一年生の五条新菜(ごじょうわかな)は、祖父の影響から雛人形やその衣装を作ることが趣味でした。しかし、過去に幼なじみから男のくせいに気持ち悪いと言われたことがトラウマで、高校に入っても友達がいませんでした。そんなある日、クラスの中心人物で自分とは決して交わらない存在だと思っていた同級生の喜多川海夢(きたがわまりん)にその趣味がバレてしまいます。しかし、海夢はその趣味を否定せず、それどころかその衣装の技術の高さを褒め、自分のために衣装を作って欲しいと言い出します。実は海夢はディープなオタクで、自分でそのキャラになりきる『コスプレ』をしたいと思っていたのです!
1巻ストーリーその②
海夢は自分の作ったコスプレ衣装を新菜に見せますが、それはあまりにも酷い出来だったせいで、新菜は思わずボロッカスに言ってしまいます。それで新菜は思わずコスプレ衣装を作ることを約束してしまうのですが、そのコスプレの題材は「聖♡ヌルヌル女学園お嬢様は恥辱倶楽部破廉恥ミラクルライフ2」の黒江雫というキャラクターでした。タイトルの通り、それは成人向けアダルトゲームのキャラクターで、新菜は思わず「なんですって?」と聞き返します。
1巻ストーリーその③
おおよそ海夢のイメージとはほど遠すぎるディープなエロゲ談義に、もしかしたらからかわれているのか?と思う新菜ですが、海夢の目はそれが至って本気であることを物語っていました。しかし、作品の内容云々は置いといて、海夢がいかに情熱を持っているのかを感じ取ります。海夢は「好きなものに男とか女とかって関係なくない?」という言葉に共感し、海夢のコスプレ衣装を作ることになります。
1巻ストーリーその④
コスプレ衣装を作る約束をしたそのすぐ後の休日、新菜の家(雛人形店)を突き止めた海夢が突然やってきます。半ば強引に家にあげる事になってしまい、新菜は心臓バクバクの過呼吸気味になってしまいます。しかも、衣装を作るための採寸をするため、海夢は水着姿になり新菜の心臓はもう限界寸前に。しかし、そこは何事にも動じないプロ根性を見せつけ、バスト以外は計測を終えます。
1巻ストーリーその⑤
その後、学校でもぐいぐいと距離を縮めてくる海夢に対し、新菜は『周りに知り合いだと思われると悪い』と思い、避けてしまいます。海夢はもう友達だからかまわないと新菜の手を引っ張り、コスプレ衣装の専門店を巡ります。そうこうしている内に、新菜はコスプレ衣装という新しい世界に足を踏み入れ、様々な刺激を受けていきます。そして、律儀な新菜は海夢に借りたエロゲ―を律儀にもプレイし、海夢とその話に花を咲かせます。でも、内容が内容だったために周囲からはドン引きされます。
1巻ストーリーその⑥
コスプレの世界には、様々な人が様々なこだわりを持って衣装を作り、コスプレを楽しんでいる。その事を知った新菜は、それは自分が雛人形に対して持っているこだわりと似ていることを感じます。しかし、新菜は次のイベントまでに二週間しか期間がないことを知ります。
その着せ替え人形は恋をする 2巻のストーリー
二週間でコスプレ衣装を完成させなければならないことを知り、焦る新菜。さらに、同居している祖父が、コスプレ衣装づくりのために大量に買い込んだ女性用のストッキングを見て昏倒し、そのせいで怪我をして入院する羽目になってしまいます。それに工房の見学者の予定が重なり追い込まれる新菜。それでも喜んで欲しいからしんどくても頑張れるという祖父の言葉を思い返し、必死で衣装を完成させます。
2巻ストーリーその②
ギリギリ衣装を間に合わせた新菜ですが、実は海夢は次のイベントの期間を新菜に教えただけで、そのイベントに出る気はなく、衣装が完成するまで気長に待つつもりでした。海夢は新菜に無理をさせてしまったことを泣いて謝りますが、新菜は完成した衣装を着てみないかと提案します。
2巻ストーリーその③
衣装を着て、「あたしちゃんと…性奴隷(雫たん)になれてる…?」と聞く海夢に対して、新菜は「はい!喜多川さんは立派な性奴隷(雫たん)です!」と素晴らしい笑顔で答えます。テンション爆上がりの二人は、コスプレ写真を撮影しSNSに上げて大盛り上がり。さらに調子に乗って、リアイベへの参加を決めます。
2巻ストーリーその④
リアイベに足を運んだ二人は、撮影を求められたり、女装したり男装したり、自分の好きなキャラになりきって楽しむイベントを堪能していました。その中で新菜は同時にこうも思います。約束を果たしたから、喜多川さんとこうやって過ごすのは今日で終わりなんだと。そんな哀愁に浸っていた新菜でしたが、そんなとき海夢にトラブルが発生します。服が脱げそうな上に、衣装が厚すぎて熱中症と脱水症状寸前でした。初めてのコスプレイベントは課題も残ったのです。
2巻ストーリーその⑤
帰りの電車で海夢は、当然の権利のように次はなんのコスをしよっか?と言ってきます。海夢はこれで終わりのつもりはこれっぽっちもありませんでした。新菜は疲れて電車の中で眠ってしまうのですが、そのときに「喜多川さん…とても奇麗でした…」と寝言で言ってしまい、奇麗という言葉は新菜にとって特別なものだと知っていた海夢は一人真っ赤になります。その後、孫に女装趣味があると思い込んでいた祖父の誤解は解け、そのコスプレ衣装の出来栄えを褒められます。また、海夢は父子家庭で父親が単身赴任中であることを知り、偏った食生活をしていることも分かり、新菜の家で夕食を食べにくるようになります。
【その着せ替え人形は恋をする】ストーリー1巻2巻まとめ
「その着せ替え人形は恋をする」の1巻~2巻のストーリーをまとめてみました!消極的で雛人形作りが趣味の男子と、美人でクラスの中心人物のギャルだけどコスプレ趣味のディープオタクだった女子のラブコメは新鮮で、コスプレという趣味から交流を深めていくのが心温まるラブコメで、たまに力技で笑いもとってくる作品です!毒気のないラブコメで、たまに笑える!をそんな内容なので、アニメもきっと面白いと思います!放送は2022年の1月からなので、ぜひ見てください!