異世界転生系の記事というと決まって「強さランキング」というものが多くみられますが、本作『聖女の魔力は万能です』は、比較的強さランキングが書きやすいと言われている「異世界転生系作品」の中でも、かなり強さランキングを作りにくい作品であると言えます。如何せん主人公が女性ということもあり、データとなる戦闘描写が少ないので、なかなかキャラクターの強さを測ることが難しいのです。そこで、今回は本作に登場するキャラクターについて、言動などのありとあらゆる要素から、強さを推測し、ランキングしていきました。『聖女の魔力は万能です』の強さランキングは他では見ることができないものとなっていますので、ぜひ読んでいただければ幸いです。
7位 アイラ・ミソノ
セイと一緒に異世界であるスランタニア王国に転生してきた人物です。当初はセイそっちのけで聖女だと思われていたアイラですが、能力はセイには遠く及ばず、聖女ではない可能性が出てきました。そのため王宮での立ち位置もやや怪しくなっています。
ポテンシャルはある
ただ、やはりセイと同じく日本からやってきたということもあり、非常に高いポテンシャルを秘めているキャラクターであるようです。実際スランタニア王国でも逸材と言われるほどの魔法センスを持ち合わせており、将来は戦力として活躍することが見込まれています。
セイとの仲はいい
そのようにセイとは何個かトラブルがあったアイラですが、当の2人はそこまで気にしてないようです。むしろ、互いに同郷出身ということもあり、セイが日本の料理を開発した際には真っ先に料理を楽しみに行くなど仲の良さがうかがえます。
6位 カイル・スランタニア
スランタニア王国の第一王子です。作中ではセイとアイラが召喚された際に、セイに気づかないでアイラだけを連れ去ってしまい問題を引き起こした人物です。その行動からも分かるように用心深く物事を考えることができないようで、何かある度に父親である国王や周りとトラブルになっています。
優秀な弟の存在
カイルがそこまで焦っているのには、カイルの弟で自身よりも優秀な能力を持ったレイン・スランタニアの存在があるようです。
5位 レイン・スランタニア
同じくスランタニア王国の第二王子です。兄であるカイルスランタニアよりも優れた能力を有しているという噂が広がっているほど、兄とは対照的に優秀な人物として描かれています。兄のカイルが作中で無謀な動きをしてしまうのも、カイル自身よりも優秀な弟であるカイルの存在があるからでしょう。
優秀な弟としての葛藤
そんな何かと兄と比べられてしまう弟のレインですが、実際レイン自身がカイルよりも優れている事に自覚はあるようで、カイルが何かと事件を起こすたびに事件の鎮静の為に尽力しています。本作ではそのようなレインの心の葛藤も描かれており、本作の注目すべき点であると言えるでしょう。
4位 エアハルト・ホーク
宮廷魔導師団で副団長を務めている人物です。セイと親しく親交するアルベルト・ホークの兄で、「氷の騎士」と呼ばれている弟とは対照的にセイからは「インテリ眼鏡様」と呼ばれています。
かなりの実力者
宮廷魔導師団で副団長を務めているということもあり、かなりの戦闘能力とレベルをもち合わせています。また、魔法面でも数少ない鑑定魔法を使うことのできる人物であり、エアハルトの価値はただ戦闘で活躍することができるというものだけではないようです。
3位 アルベルト・ホーク
スランタニア王国の第三師団団長です。本作では主人公セイと親身な関係を築いており、数々の場面でセイとのエピソードが語られています。まさに本作のヒーロー的立ち位置の人物であると言えるでしょう。
戦闘シーンでも活躍
そんな本作のヒーロとも言えるホークですが、ホークの活躍シーンはセイとの交流シーンだけではありません。ホークは本作では珍しく戦闘描写の多いキャラクターであり、モンスターが出現するエリアの浄化などで戦闘に参加できないセイを守ったりと数多くの戦闘シーンで活躍しています。
「氷の騎士」
ホークは戦闘では氷属性の魔法を好んで使うことから周囲からは「氷の騎士」として畏怖されており、王国内でも一目置かれている存在であるようです。実際にホークの「氷の騎士」としての噂はホークの容姿と相まって、多くの女性キャラクターがアプローチするきっかけとなりました。
初登場時は瀕死だった!?
そんな作中でも屈指の実力を有しているホークですが、作中に初めて登場した際には瀕死の状態でした、ホークが討伐の時におった重症の傷をセイが治療したことによって、セイとホークの交流が始まるのです。
2位 ユーリ・ドレヴェス
スランタニア王国の宮廷魔導師団の師団長です。宮廷魔導師団の師団長ということもあり、ユーリの実力は作中トップレベルのものであるようです。攻撃魔法をはじめとした戦闘能力だけでなく、数々のバリエーションの魔法を扱うことができ、まさに本作で最も魔法の知識や能力が優れている人物であると言えるでしょう。
王国最高の魔術師
宮廷魔術師のトップであるということは、スランタニア王国中から集められた才能あふれる魔術師の中でもトップの才能と実力を有しているということなので、ユーリの実力は王国内でも広く認知されているようです。
人物に対する鑑定が唯一可能
このように、王国最高の魔術師として君臨しているユーリですが、ユーリには王国最高の魔術師としてだけではなく「王国で唯一人物に対する鑑定が可能である」という能力があるようです。こちらも同じように「魔法」と解釈することもできるのですが、この世界でのステータスは一種の個人情報としての側面があるようで、それを見分けることができるユーリというのは公的機関一つに匹敵する力のある存在であると言えるでしょう。
キャラの濃さもズバ抜けている
さらに作中で描かれているユーリの性格は部下を困らせるほどの気まぐれであり、王宮一の天才魔術師に恥じないキャラの濃さも持ち合わせているようです。セイの身の回りの人物はどのキャラクターもクセが強いのですが、特にユーリは独特の雰囲気を持ったキャラクターであると言えるでしょう。
1位 セイ・タカナシ
本作の主人公です。お決まりとして主人公が最強であることが多い異世界転生系の作品ですが、本作に登場する主人公のセイも作中最強キャラクターとして転生をしてきたようです。
ひょんなことから異世界へと
セイは元々は我々と同じ世界に住んでいたただのOLであり、当然ではありますが身体能力等はスランタニア王国の平均から大きく下回っているであろうと推測できます。しかし、本作の世界はかなり魔法が戦闘において重要なポジションを占めており、実際にセイも魔力の面において大きな能力を獲得しているようです。
聖女としての特性
このようにセイは身体能力ではなく、転生して際に授かった聖女としての特性と高レベルを武器に作中では活躍することとなります。
回復魔法に特化
聖女の能力は基本的に回復などのサポート系の技に特化しているようです。実際、セイが活躍する場面も回復やサポートの場面が多く、聖女として活躍するのは基本的には味方の援護をするシーンであるようです。
桁違いのレベル
このようにセイは他のキャラクターとは桁違いのレベルを有しており、そのレベルはスランタニア王国最強級のキャラクターであるユーリーですら及ばないほどです。
騎士団でも討伐不可能な敵を倒す
実際、セイは騎士団が一致団結して挑んでも手こずるようなモンスターや地域を一瞬にして葬り去っており、セイの聖女としての能力の桁違いさがよくわかります。
普段や薬用研究所で研究に勤しむ
このようにセイの能力は桁違いでありすぎるため、基本的には薬用研究所などに閉じこもり研究に没頭しているようです。流石にセイの性格が好戦的であったら、この世界の力関係が大きく異なっていたかもしれませんからね。
まとめ
いかがでしたか?今回は『聖女の魔力は万能です』に登場するキャラクターについて強さ順に紹介していきました。本作に登場するキャラクターはどのキャラクターも戦闘描写が少なく、正確に能力を図ることはできませんが、会話や作中での噂に注目した結果このようなランキングとなりました。戦闘描写が少ない作品では強さランキングを推測するという楽しさもありますので、ぜひ皆さんも自分なりの強さランキングを作ってみてくださいね!