「岸辺露伴は動かない」はジョジョの奇妙な冒険第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場するキャラクターの岸辺露伴の視点から繰り広げられるエピソードを描いたスピンオフ作品です。たまにジャンプで発表されるかと思えば、少女漫画誌に出張するなどフリーダムな作品です。そんな作品の主人公である岸辺露伴について紹介していきたいと思います。
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岸辺露伴は売れっ子漫画家!漫画のためなら何でもやる男
岸辺露伴はジョジョの奇妙な冒険第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場するキャラクターで、4部当時は20歳。「岸辺露伴は動かない」ではそれぞれのエピソードで時系列が異なっています。16歳の頃から週刊少年ジャンプで「ピンクダークの少年」を連載しており、20歳ながら人気漫画家となって多くの富を得ていますが富や名声に対する執着はなく、ただ漫画を描いて読んでもらうことのみを生きがいにしています。
漫画の為なら手段は選ばない
漫画を描くためなら手段は選ばず、何でもやるしどこでも行く。漫画のネタを探すために6つの山を買って破産したり、スタンド能力で他人のプライバシーを覗き見ることにも抵抗がない。その好奇心からとんでもない目に遭ったとしてもそのスタンスを変える気は全くないようです。面白い漫画を描くためにはリアリティこそが必要。そして、想像や空想だけはなく体験したことや感動したことを描いてこそ作品は面白くなると感じており、その信念に従って行動しています。
岸辺露伴の性格は?超ワガママなエゴイスト!
漫画のためなら手段を選ばない人物であり、自分本位の超ワガママ、プライドが高く大人げない。公式のプロフィールにわがままやエゴイストだと書かれるほどです。基本的に人間嫌いなのでアシスタントも雇っていません。さらにひねくれものでもあり、相手に利を与えるくらいなら死を選ぶほど。岸辺露伴の最も好きな事の1つは自分で強いと思っているやつに「NO」と断ってやることなのだとか。
岸辺露伴のスタンド能力!天国への扉(ヘブンズ・ドアー)
岸辺露伴のスタンド能力、「ヘブンズ・ドアー」は人間や生物を読み書きできる本のようにする能力。本になった対象の情報を読み取ったり、新たな事項を書き加えて行動を制限することができます。ただし、岸辺露伴自身の遠い記憶や運命は読み取れないようです。
ヘブンズ・ドアーの詳細①
能力の発動条件は自分の描いた漫画を相手に見せることでしたが、最終的には相手に触れることで本にすることが可能となります。物理的な攻撃力は殆どありませんが、本にされた規模によっては相手の自由を奪うこともできます。また本にしたページは物理的に保管することができ、切り取られた分だけ相手の体重が減少します。
ヘブンズ・ドアーの詳細②
ヘブンズ・ドアーによって書き込むことが出来るのは基本的に生きている生物のみでしたが、後に生物でないものまで対象に出来るようになっています。書き込んだ内容は多少あり得ないことでも書き込むことができ、物理法則すら無視した現象を起こせたり、全く喋れないイタリア語を話せるようになったりと非常に便利な能力です。また、「地獄へ行く」と書き込むこともできますが、効果があるのかは不明です。
岸辺露伴の交友関係はとてもセマい!友人は康一だけ!
岸辺露伴は基本的に人間嫌いなので、仲の良い友人は1人だけです。そもそも漫画家という職業を選んだのも、関わる人間が少なくて済むからです。そのため交友関係も狭く、知り合いと言えるのも仗助、億奏、由花子、康一くらいのものです。その中でも友達と思っているのは康一くらいで、仗助はくそったれ、億奏はあほ、由花子はプッツン由花子と呼ぶほどです。
康一には協力的
唯一の友人とも言える広瀬康一に関しては積極的に人間関係を築こうとしており、漫画の取材に同行するように頼んだり、ヘブンズ・ドアーの能力を使ってイタリア語を話せるように取り計らったりしています。ただ、D.N.Aのエピソードではあまり乗り気ではないものの山岸由花子に呼び出されて会っていたりもしています。
岸辺露伴のモデルは作者の荒木飛呂彦先生なのか?
岸辺露伴というキャラクターのモデルとなったのは、ジョジョの作者である荒木先自身ではないか?という噂がありますが、これについては荒木先生の理想像が岸辺露伴であるということだそうです。漫画のためなら犯罪でも何でもする岸辺露伴には及ばないものの、漫画のために全神経を注ぐ姿勢は荒木先生にも共通しています。また、速筆で原稿を落としたことがないことも共通しています。
岸辺露伴の名言集!!その一部を紹介!
だが断る
岸辺露伴の名言の中でも特に有名な名言。追い詰められ死が間近に迫っている中で取引を持ち掛けられた岸辺露伴が敵に向かって言った言葉。敵の言いなりになるくらいなら死んだ方がマシ。岸辺露伴が最も好きな事の1つは自分が強いと思ってるやつに「NO」と断ってやる事なのです。
いいかい!もっとも難しい事は!自分を乗り越えることさ!僕は自分の運をこれから乗り越える!!
スタンド能力を奪えるじゃんけん小僧との対決の際に発した名台詞。2勝2敗で絶体絶命の状況で岸辺露伴は通りがかった知り合いの赤ん坊を利用し、イカサマを仕掛け勝利します。自分の強運だけでなく、力で勝利を引き寄せた一幕です。
リアリティだよ!リアリティこそが作品に生命を吹き込むエネルギーであり、リアリティこそがエンターテイメントなのさ
岸辺露伴が初登場した際に、康一たちに発した名言。良き漫画を描くためにはリアリティが必要。リアリティこそがエンターテイメント。岸辺露伴というキャラクターのこだわりを感じる名台詞です。
この岸辺露伴が金やちやほやされるためにマンガを描いてると思っていたのかァーッ!!
ヘブンズ・ドアーの能力で本にされてしまった康一が岸辺露伴に対し、金も名声も才能あるのにどうして自分の記憶を覗き見るのかと聞いた際の台詞。岸辺露伴にとって金も名声もどうでもよく、ただ読んでもらうために漫画を描いている。作品のためなら手段を選ばない、そんな信念が見える名言です。
超えてはならないレッドラインを見落として余計な所へ首を突っ込んでしまった
岸辺露伴は動かないのエピソード9「ザ・ラン」は岸辺露伴の反省から始まります。元々、面白い作品の為なら何でもやるような好奇心の塊だった岸辺露伴が、ほぼ唯一自分の難儀な性格を反省する珍しいシーン。岸辺露伴が知らず知らずのうちに見落としていたことは、自分緒命を脅かすほどのものだったのです。
「岸辺露伴は動かない」岸辺露伴まとめ
ジョジョの人気キャラでスピンオフ作品の主人公でもある岸辺露伴について紹介しました。1月に実写ドラマで放送されたので、他のエピソードも実写化されたり、新しいエピソードが発表されるかもしれませんね。