ダーリンインザフランキスの世界観で謎とされる大人達と子供達の関係性と正体。大人達は人間なのか?大人達に生み出された子供達の正体と目的とは?今回はダーリンインザフランキスの大人と子供について徹底考察をしていきたいと思います。※最後に【ネタバレ】が含みますので注意してください。
目次
ダーリンインザフランキスの大人と子供とは!
ダーリンインザフランキスの世界では、大人達と言われている人間と子供達(パラサイト)と言われている人間がいます。大人達はその名の通り成人している様子の外見をしている。通常は仮面で顔を隠しており表情などは、確認できない。
その大人達に生み出された子供達(パラサイト)は、フランクスのパイロットとして叫竜と戦う為に存在しています。子供達もその名の通りの未成熟な子供の外見をしています。親の存在やどこで生まれたのかなどの記憶や情報は持っていないようです。叫竜と戦う為に大人達に生み出され、叫竜を倒し続ければ大人になれると信じています。
大人達は人間なのか!?
大人達の外見は、顔以外人間と見て取れます。10話でゾロメと大人の女性が接触し始めて大人の顔が解禁されましたが通常の人間でした。しかし左胸には心臓の様な物、瞳には生気を感じられないといった違和感を覚えるものでしたが少なくとも人間であることがわかりました。
大人達は不死身なのか!?
ゾロメと大人の女性が出会った時に違和感を覚えるセリフが連発します。「昔は味覚を楽しんでいたこともあったけれど、今はもういい」「生活や生植を目的にした昔のパートナーシップは「不自由」だと思う」「今のオトナにとってのパートナーは、古い慣例に習った便宜上のもの」といったセリフがありました。このセリフの中に共通する言葉として「昔」や「古い」というのがあります。ここでは、昔がどれほど古い時なのかは不明ですが、少なくともこの大人はそういった行為を昔体験している事がわかります。
さらに役人がゾロメを迎えに来た時に左心臓のようなものを大人の女性に渡しているシーンがあります。この心臓のようなものを交換して命を延命している可能性があります。まだこの時点では、大人達が不死身なのかはわかりませんが可能性はとても高いです。
大人達には生殖機能がない!?
「生活や生植を目的にした昔のパートナーシップは「不自由」だと思う」「今のオトナにとってのパートナーは、古い慣例に習った便宜上のもの」「パートナーとはお互いに干渉しないし、それぞれ自由に生きている」といったセリフを大人の女性が言います。このセリフからするとパートナー(男性、恋人)がいなくても生活に支障がなく、いてもいなくても良いといった様に聞こえます。これは、大人達の共通思想だと思われ、アニメでも仲良く男女連れ添って都市を歩いている大人を確認できません。このことから大人達には生殖機能の喪失、または、男女という概念が薄れていると思われます。
子供はどうやって生まれたのか!?
生殖機能を無くした大人達であれば子供はどのように生まれたのか!?これは、誰もが思いつくと思いますが「人工生命体」人工的に生み出された存在ではないでしょうか?ゾロメが大人女性に出会った時に懐かしさを感じ涙を流しているシーンがありました。大人側の女性も他の大人と違いゾロメに対しての態度が優しく感じます。これらを踏まえると大人女性がゾロメの遺伝子提供者と見て取れますし、大人女性のゾロメに対しての態度を見ると大人女性はゾロメの事を知っていると思われます。さまざまな大人の遺伝子を使って子供達を人工的に生み出していることがわかります。
子供達は人間なのか!?
結論として大人達より人間に近い存在と思われます。七賢人が会議で13都市の子供達を見て「前時代的な生態が強く見られる」というセリフを言っています。前時代的というのは、我々の様な人間の事を示していると思われ、13都市の子供達のように喧嘩をしたり良く悩んで話し合ったり、思春期が来たりといった、大人達の「人と話す必要なんてない」「生きる上での様々なことに他人が必要だなんて、煩わしい」という思想に反しています。このことから子供達は、現在の大人達より人間に近い存在ということになります。
子供と大人の違いからまとめてみると
これらを踏まえてまとめると
大人達とは!
大人達は、不老不死となり生きる為に必要最低限の身体機能以外は捨てた、人間性に欠けた存在ということ。もちろん生殖機能や感情、他人との関りなどを失っています。
子供達とは!
子供達は、大人達から遺伝子情報をもらい人工的に生み出された存在。しかし大人達の体と違い子供達の身体機能は人間そのもの。生殖機能も感情も他人との関りも持ち合わせています。
19話でわかった大人と子供【ネタバレ】
19話で多くの謎が解明されました。まず大人達は、マグマ燃料を活用した不老不死になる方法を手に入れ、人口のほとんどが不老不死になる道を選びました。しかし不老不死になる代償として生殖機能を始め人間性を失われることになりました。そこに突如現れた叫竜と戦う為に開発されたフランクスでしたがフランクスを動かす為には、男女が必要で尚且つ生殖機能を持ち合わせていないといけない事が判明し、大人達は、生殖機能を持ち合わせた不老不死になる前の人間、子供達を生み出し、育て教育しパラサイトとし利用したのです。
大人と子供の徹底考察まとめ
ご愛読ありがとうございました。今回は、子供と大人の考察をしてみました。大人達は人間と言えない存在になろうとしており、利用する為に生み出された子供は人間としての道を歩み成長していこうとする。なんとも皮肉で悲しい設定でした。そんな設定や世界観があるからこそダーリンインザフランキスは面白いのだと思います。これから大人達、子供達、叫竜側が入り混じりながらストーリーが進んでいくのでどういった展開になるのかとても気になります。是非アニメを見ていない人は見てみることをおすすめします。今回は以上になります。ありがとうございました。