異世界転生したことで自分の人生を見つめ直し、贖罪のために人生を歩む主人公の活躍を描いた『外科医エリーゼ』は韓国で連載され、日本でも注目が集まっている作品です。2024年1月にはアニメ版が放送されることで話題になっています。原作の連載は既に終了しており、作中には名シーンと呼べる場面が数多く存在しました。今回は、作中の様々なシーンの中から厳選して、名シーンランキングを紹介したいと思います!原作を読んだ人は、どのシーンがランクインするか予想しながら読んでみて下さい。原作を読んでいない人にとってはネタバレになる可能性もあるので、注意して下さい!
はじめに:どんなストーリー?
地球では無いどこか別の世界で、クロレンス侯爵の長女エリーゼ・ド・クロレンスはわがまま放題していました。皇后になった後も悪行三昧だったため、見かねた夫のリンデン・ド・ロマノフから火あぶりの刑に処されます。その後、2度目の人生は高本葵という人物として生まれ変わり、前世での振る舞いを反省して真面目に行きますが、不慮の事故で命を落としてしまいます。そして3度目の人生は再びエリーゼとして生まれ変わり、2度目の人生で得たことを活かして医者として生きることを誓います。自身の過去に向き合うために奮闘するエリーゼの運命は、一体どうなるのでしょうか。
第5位 功を奏した応急処置
突然倒れてしまった公爵夫人の元に駆け付けたエリーゼは、夫人の様子を見て、すぐに苦しんでいる原因を見抜きます。食べ物を喉に詰まらせたことで体内が酸素不足の状態に陥っており、呼吸困難となっていたのでした。エリーゼは何とかして食べ物を吐き出させようとしますが、上手くいきません。何とかして助け出さないといけないと考え、エリーゼが取った方法は、近くにあったナイフで公爵夫人の喉を切るという、大胆なものでした。一歩間違えれば命の危険があるやり方ですが、エリーゼの素早く正確な処置が功を奏し、夫人は息を吹き返します。医者としての迅速な対応は、読んでいて思わず関心してしまいますし、引き込まれるものがあります。
第4位 医者としての危機
第5位の応急処置の続きのシーンです。公爵夫人を助けたものの、傍から見たらエリーゼが、ナイフで公爵夫人を傷つけたように見えてしまいました。そのせいでエリーゼは警備員に捕まり、百院という皇族が幽閉される場所に閉じ込められます。エリーゼの無実の罪を証明するためには、彼女の行為が医学的に正しいことを証明しなければいけません。今回の件を医者に調査させたのは、陛下でした。陛下はエリーゼを皇后にしたいと考えています。陛下は事前にエリーゼに対して「皇后になるよりも、医者として働くことに価値があることを証明せよ」と要求をしてきます。陛下が医者に調査させたのは、医学的に問題があったことを証明することで、エリーゼに医者を諦めさせるためでした。しかし調査の結果、エリーゼの応急処置は医学的に全く問題なく、むしろ完璧であったことが判明します。エリーゼの完全勝利であることが証明されたことで、陛下の作戦は失敗に終わったのでした。
第3位 エリーゼの実力
王子の従者が街中で襲われ、瀕死の重傷を負います。エリーゼが勤務している病院に運ばれ、執刀医はエリーゼです。彼女は研修医なので、本来であれば上司であるグレアムがやるはずなのですが、グレアムの医療技術では手術出来ないことが判明します。そこで、エリーゼがグレアムを説得し、彼女が手術を行うことになりました。エリーゼのおかげで手術は無事に成功し、従者は一命を取り留めました。王子はこの時に、エリーゼの医者としての実力を知ります。それまで王子は、エリーゼが自分と結婚したくないから嘘を付いているのだと思っていました。しかし手術をする彼女の姿を見て、自分の考え方は間違っていたと気づきます。エリーゼには、医者としての素質が十分備わっていると認識したのです。
第2位 実力が認められた瞬間
王子の従者を救ったエリーゼの偉業は、様々な医者の耳に入ることになります。しかし偉業であるが故に、彼女の功績に難癖をつけて「こんな手術出来る訳がない、デタラメだ」と考える医師も少なからず存在しました。そんな中、ベン先生という高名な先生は、誰が執刀医だったのか知りたくて興奮状態でした。この時、エリーゼが手術をしたことまでは伝わっていませんでした。それどころか、エリーゼの上司であるグレアムが手術をしたと勘違いして伝わっていたのです。その後グレアムから、エリーゼが執刀医であることがベン先生に伝えられます。ベン先生は最初は信じられないといった様子でしたが、グレアムが必死に説明したことで、彼の話を信じることにしたのです。更にベン先生は、エリーゼの実力を見込んで、自分の病院で働く気は無いかと提案します。このシーンで、周りの人間のエリーゼに対する評価が一気に上がったのです。
第1位 2度目の転生
名シーンの第1位となったのは、2度目の転生をするシーンです。この作品の魅力とも言える部分なので、堂々の1位とさせて頂きました。悪事を働きまくった挙句、夫に火あぶりで処刑されてしまうという壮絶な最期を迎えたエリーゼ。転生して高本葵という日本人女性となり、医者として人々を救うことを誓います。それは、前世での悪行を悔い改めるためでもありました。医者として忙しい日々を過ごしていた葵でしたが、飛行機事故で帰らぬ人となってしまいます。死ぬ直前に葵は「このまま死ぬなんて、絶対にいや!」と本気で心の中で叫んでいました。その願いが通じたのか、2度目の転生を果たします。そして3度目の人生は、1度目の人生と同じ世界でした。エリーゼの年齢は、処刑される10年前の16歳となっていました。2度目の高本葵としての人生も素敵でしたが、やはりエリーゼとして過去に向き合い、改心することが彼女にとって一番重要であり、成長できる生き方なのだと思います。
名シーンランキングまとめ
皆さんが好きなシーンはランクインしていたでしょうか?今回のランキングでは、エリーゼが医者として認められるなど彼女の成長が分かるシーンを、ピックアップして紹介しました。他にも、まだまだ面白いシーンがありますので、気になった人は原作を読んでみてはいかがでしょうか。ハマった人はぜひ、最終回まで読んでみることをオススメします!それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。