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ぽんのみち

【ぽんのみち】女子高生と麻雀を組み合わせる魅力って何??

更新日:

尾道を舞台としたオリジナルテレビアニメ『ぽんのみち』が、2024年の1月から放送されます。女子高生たちが、元雀荘を遊び場にして楽しく過ごす日々を描いた、日常系の作品となっています。この作品は「女子高生」と「麻雀」の組み合わせが特徴となっていますが、その魅力とは一体どういう所にあるのでしょうか。この作品の魅力も含めて、解説したいと思います!

物語のあらすじ

十返舎なしこは広島県尾道市に住む、元気でと猪突猛進な女子高生です。友達と遊べる場所が無くて困っていたなしこは、父親が経営していた元雀荘が、現在は空き家になっていることを知ります。なしこは、友達の河東ぱいや徳富泉と一緒に、みんなで遊べる場所に作り替えることに決めました。遊び場でお茶したり料理したり、時には麻雀をしたりと、なし子たちの何気ない日常が綴られていく、そんな物語です。

麻雀に親しむキッカケになる

麻雀というのは大人の遊びで、「私はちょっと・・・」と考える若い人も多いかも知れません。しかし麻雀は、年齢問わず様々な人が楽しめる遊びです。子どもの頃に、ドンジャラというゲームで遊んだことがある人もいると思います。ドンジャラは、パイの数が実際の麻雀よりも少ないなどの違いはありますが、基本的には麻雀とルールは同じです。ドンジャラで遊んだことによって、自分でも気づかないうちに麻雀に親しんでいた、という人は多いかも知れません。『ぽんのみち』では、元雀荘を舞台に主人公の女子高生たちが麻雀を行います。自分と同年代、あるいは自分よりも年下のキャラクターが楽しく麻雀を行う姿は、麻雀への興味や関心を高めてくれると思います。当作品は日常系なので、ゆるく楽しく麻雀を行うキャラクターの姿を見ることで「私もやってみようかな」と、麻雀に親しむキッカケを作りやすくなるのではないでしょうか。

登場人物の名前について

登場人物の名前は、麻雀にちなんだものが多いです。十返舎なしこの「なしこ」は、麻雀にある「なしなし」というルールから来ています。河東ぱいの「ぱい」は麻雀のパイから、江見跳の「跳」は跳満から来ており、さらに林リーチェの「リーチェ」は、リーチから来ています。このように、キャラクターの名前に麻雀用語を取り入れることによって、視聴者が麻雀に親しみ少なる工夫がされています。

麻雀のルールが覚えやすい

麻雀のルールは、複雑で難解だとよく言われます。覚える役の数は多いですし、基本的なルールを把握するには、ある程度の慣れが必要だと思います。ルールブックを読んでも、いまいちよく分からない・・・と感じる人も多いのではないでしょうか。しかし、麻雀をテーマにしたアニメであれば、観ながらルールを楽しく覚えることができます。ルールブックを読んで分からなかった部分も、キャラクターが動いて教えてくれることで、分かりやすさが倍増します。また、主人公のなしこは麻雀のルールが分からない初心者、というのもポイントです。なしこはルールが分からない一方で、周りにいる河東ぱいや徳富泉はルールを理解しています。そのためアニメでは、なしこが周りに麻雀を教えてもらう、という展開になると思います。主人公が初心者というのは、麻雀に詳しくない視聴者にとって感情移入しやすく、楽しく麻雀を覚えることができます。視聴者もなしこと一緒に麻雀を覚えて、共に成長するような気持ちで観れるのではないでしょうか。

ギャップを楽しむことができる

女子高生と麻雀というギャップを楽しめるのも、アニメならではだと思います。一般的に高校生が麻雀をするイメージはあまり無いので、女子高生たちが卓を囲んで、元雀荘で麻雀を行うというのは、かなり斬新なのではないでしょうか。ちなみに、実際に高校生が雀荘に行くのは法律で禁止されており、どの雀荘にも入り口に「18歳未満、高校生不可」と書かれています。雀荘は風営法が適用されるため、パチンコ等と同じ扱いとなっているのです。雀荘には入れませんが、ゲームセンターの麻雀ゲームや、旅館や漫画喫茶においてある全自動麻雀卓で遊ぶことは可能です。『ぽんのみち』の場合は舞台が「元」雀荘になっているので、フィクションではありますが風営法に配慮したのだと思われます。空き家である元雀荘を遊び場に作り変えていく、という楽しさも当作品の魅力です。

他の作品について

他にも、女子高生と麻雀の組み合わせと言えば『咲-Saki-』という有名な作品があります。麻雀が社会に浸透した世界で、主人公を始めとした女子高生たちが、麻雀の大会などに参加して腕を磨いていく物語です。『ぽんのみち』と比べると、登場キャラクターたちは本格的な麻雀をしており、大規模な大会にも多く出場しています。麻雀部を持つ高校が珍しくない世界であり、麻雀が学生たちにとっても身近な存在となっています。登場人物が全員麻雀のルールを理解しており、麻雀主人公の宮永咲も、麻雀部に入る前から家族麻雀(負けるとお年玉を取られ、勝つと不機嫌な顔をされるため、咲にとっては嫌な思い出)をしていました。そのため、麻雀のルールが一から説明されることはありません。両作品とも「麻雀をする女子高生」という点では共通していますが、内容は大きく違います。『ぽんのみち』は日常系で、緩く楽しく麻雀をすることがテーマです。一方で『咲-Saki-』の場合は、部活として麻雀に熱心に取り組む姿が印象的で、ある種のスポ根のような雰囲気を漂わせています。どちらにも作品としての良さがあるので、興味を持った方は是非両方見て欲しいのですが、麻雀についてあまり詳しく無い人は、先に『ぽんのみち』を観てルールを把握した後に、『咲-Saki-』を観ることをオススメします。

女子高生と麻雀を組み合わせる魅力まとめ

女子高生と麻雀という取り合わせは、作品としての人気が高まるだけでなく、麻雀の人気や知名度を上げてくれます。麻雀人口が増えれば、麻雀関連の作品が更に増えるかもしれませんね。『ぽんのみち』が、麻雀人口を増やすキッカケになれば良いですね。アニメの放送が今から楽しみです!それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。

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