断頭台への道を回避するために奮闘するミーア姫の側近、アンヌ・リトシュタインと共に、ミーアの片腕として物語当初から登場するのがルードヴィッヒ・ヒューイットです。彼は前世の時からティアムーン帝国の崩壊を防ぐために奮闘する若き文官です。ただ一癖も二癖もある性格のため、前世ではミーア姫ともなかなか相性が合いませんでしたが、今回は片腕として活躍します。そんなルードヴィッヒとはどんなキャラクターなのか、ご紹介したいと思います。
ルードヴィッヒとはどんなキャラクター
メガネとサラサラの髪が印象的なティアムーン帝国の若き文官です。非常に優秀で、帝国の未来を憂いています。ミーアの転生前では上司に色々と進言をするのですが、言動が辛辣で毒舌家の上に相手が誰だろうと容赦がないため、地方に左遷されてしまいます。ティアムーン帝国の状態が悪化した際に帝都に戻り、最後まで改善に手を尽くしていました。
ミーア姫にも容赦なし
ルードヴィッヒの毒舌はミーア姫にも容赦ありません。転生前にミーアがイケメンの青年文官の噂を聞き、ルードヴィッヒに会いに行った時に最初に言われた言葉が「あなたたち帝室の食事にいくらかかっているか知っているのか?」でした。その後も帝国がおかれている状況や財政問題などのお小言を言われ続けます。ミーアはその屈辱を一字一句日記に書き刻み付け、一生忘れないと誓うほど、ミーアの印象は最悪であり、ルードヴィッヒのことを「くそメガネ」と呼んでいたほどです。
ミーア姫のとった行動
転生後のミーア姫は、アンヌの他に自分を見捨てなかったもう一人の男のことを想い出せませんでした。日記を見ても「くそメガネ」としか書いておらず、名前も分からなかったのです。ただし、傾いた帝国を立て直すために最後まで皇室を見捨てず働いた男のことは決して忘れていませんでした。そして、アンヌから最後までミーアの助命活動をしていてくれていたことも聞いていたのです。そして、その男がものすごく失礼な奴だったこともしっかり憶えていました。
「くそメガネ」の奪取
ミーア姫はギロチン回避のために帝国の立て直しをしようとしますが、良い考えが全く思いつきません。その時、「くそメガネ」のことを想い出したのです。日記でルードヴィッヒが左遷されたことを思い出し、金月省に向かったミーアはちょうど上司と言い争いをしているところのルードヴィッヒを見つけます。そして、皇女パワーでルードヴィッヒの左遷を無理やり止めて破滅フラグをへし折ったのです。
転生後のルードヴィッヒ
ルードヴィッヒの左遷を止めたミーアは、ルードヴィッヒを強引に連れて行き、「帝国の財政をどうしたら立て直せるか」を聞いたのです。強引なミーアに聞きしにまさる我儘姫と思いながら、ルードヴィッヒは「では聞きますが、あなたはあなた自身の食事にいくらかかっているか知っていますか」と聞き、「答えられないでしょう?その程度の知識もなしに帝国を立て直すなど」と言ったのです。
ミーア姫の反撃
すると、ミーア姫は「そうですわね、一食あたりあなたのお給金の一カ月分くらい、三日月金貨一枚といったところかしら」と答えます。そして、帝国財政について転生前にルードヴィッヒにクドクドと言われ続けて日記に書き続けた言葉を完全に丸パクリで言い返したのでした。
大きな勘違い
それを聞いていたルードヴィッヒは、ミーアの演説を遮り跪いて「帝室にあなたのような聡明な方がいるとは感服いたしました」と答えたのです。完全に大きな勘違いをしたルードヴィッヒにミーアは「いくら私が聡明だといっても、間違うことがあると思うのです。その時は遠慮なくあなたに言って欲しいのです」と丸投げしようとします。さらに勘違いしたルードヴィッヒは更に感激し、「全身全霊をかけて貴女にお仕えさせていただきます」と宣言したのです。こうして、大変な勘違いのもと、眼の曇ったルードヴィッヒという味方をミーアは手に入れたのです。
ルードヴィッヒについてまとめです
転生前は「くそメガネ」と呼ぶほど嫌っていたルードヴィッヒですが、今のミーア姫には必要な人物です。転生前も最後までミーアの味方をしていたルードヴィッヒは口は悪いですが、ティアムーン帝国をなんとかしたいという気持ちは本物なんですね。ミーアの『強運』で大きな勘違いがあったとはいえ、心強い味方を得たミーア姫ですが、この後も大きな勘違いで多くの仲間が増えていきます。そのあたりは是非アニメでご確認ください。最後までお読みいただきありがとうございました。