『陰の実力者になりたくて!』はなろう系のライトノベルで、シリーズ累計発行部数は400万部を突破する程の人気作です。去年はアニメの第1期が全20話で放送されました。そして早くも今年の10月に第2シリーズが放送予定で話題となっています。第2期は「無法都市」という場所が主な舞台となっており、主人公たちの新たな冒険に期待が高まります。今回は、無法都市が一体どんな場所なのか解説していきたいと思います!
はじめに:物語のあらすじ
「陰の実力者」に選ばれた少年は、シド・カゲノーとして異世界に転生しました。陰の実力者としての設定を楽しみたいシドは、配下を従えて「シャドウガーデン」を設立します。今回の舞台は三勢力が統治する「無法都市」です。そこは、ならず者が蔓延る弱肉強食の世界でした。シドたちは「血の女王」討伐のため無法都市で独自に行動を開始し、シドもシャドウとして暗躍を始めるのでした。
無法都市とは何か?
無法都市という名前を聞くと何だか物騒なイメージがありますが、雰囲気はその名の通りとても悪いです。一言で表すなら「巨大なスラム街」と言った所でしょうか。街の中では人身売買が当たり前のように行われており、暴力沙汰も日常茶飯事です。「無法」とは言うものの完全な治外法権では無く、『力こそが正義』という考え方が浸透しています。支配者傘下においては悪い奴らも大人しくしており、力による法の支配が強い状態です。大人のようなお店が立ち並ぶ、いわゆる「色町」もあり、ここでは借金によって売られてきた女性が沢山います。彼女たちは悪い意味で無法都市の生活に慣れてしまっており、逃げ出すのを諦めてしまっています。
3つの塔
無法都市には紅の塔、黒の塔、白の塔の「3つの塔」があります。作中では、紅の塔と黒の塔には支配者がいることが分かっており、その塔のボスのような役割を果たしています。黒の塔にはジャガーノートという人物がおり、暴君として知られています。戦闘スタイルは力任せに押し切ろうとする強引なもので、素手で殴ったり鉄塊を振り回したりします。彼の戦闘スタイルは作中の世界では珍しい部類であり、魔剣士にとっては厄介な存在とも言えます。また、紅の塔にはクリムゾンという支配者がおり、「血の女王」と呼ばれたエリザベートの配下でした。幹部の中でもナンバー2の実力を誇っていました。
千年前の事件の元凶
千年前、エリザベートは4つもの国を滅ぼし、自害も出来ずに仮死状態になっていました。しかしこうなったのは彼女自身のせいではありません。元凶は前述した紅の塔の支配者、クリムゾン(画像のキャラクター)でした。エリザベス自身は吸血鬼ではありますが、本来とても心優しい性格でした。吸血鬼でありながら血を断ち、領地を平和に治めていました。しかしある日、クリムゾンの策略によって人間の血が入った食事を食べさせられてしまい、今まで血を断っていたことから暴走します。仮死状態となった後は遺体をクリムゾンに奪われ、「赤い月」の夜に暴走状態で復活させられます。クリムゾンは元々エリザベートに仕えていました。しかし吸血鬼としての素質があるのに、人間との共存といった平和的思考に走る彼女に不満を抱き、彼女の力を暴走させるキッカケを作ろうと思い立ったのです。
無法都市についての解説まとめ
「無法都市」は名前のイメージに負けず劣らずのアウトローな雰囲気が漂った場所であり、実際にアウトローなことも数多く行われています。独特の世界観を放つ無法都市という舞台は、アニメではどのように描かれるのでしょうか。原作を読んでいる人も読んでいない人も、楽しめる世界観になっているのではないかと思います。第2期の放送が今から楽しみですね!それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。