「小説家になろう」で連載されているライトノベル『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』のアニメ版が、7月に放送されます。なろう系の例に漏れず転生がテーマになっていますが、この作品では主人公がなんと転生後の世界で自動販売機になってしまいます。人でも動物でもなく機械になるという斬新な設定で、期待されている作品です。そんな作品の制作にどのような人たちが携わっているのか、興味ありませんか?今回は、制作スタッフと声優キャストについて紹介したいと思います!
物語のあらすじ
主人公は自動販売機マニアの「俺」です。「俺」は交通事故に巻き込まれた時に、倒れる自動販売機を助けようとしてその下敷きになって死んでしまいます。目が覚めると何故か自動販売機に転生しており、体は動かず、声も録音済みの限られた言葉しか話せない状態でした。誰もいない状態で孤独に過ごしていると、怪力少女のラッミスに出会い、意志を持つ魔道具だと認識されます。迷宮内の村まで連れていかれた自販機の「俺」は、ハッコンと名付けられ、自販機として地球の飲食物を異世界の住人に販売することになりました。ハッコンの異世界での不思議な生活が始まります。
監督:秋田谷 典昭
この作品の監督を担当するのは、秋田谷典昭さんです。スタジオやプロダクションなどで撮影を中心に経験を積んだ後、演出家に転向しました。谷口悟朗監督のサンライズ作品などで活躍します。監督として初めて担当したのは『バクマン。』シリーズでした。『コードギアス 反逆のルルーシュR2』では多くの話数を担当しており、当作品のブルーレイ及びDVDでは、オーディオコメンタリーにも出演しています。
シリーズ構成:高橋 龍也
シリーズ構成を担当するのは、高橋龍也さんです。元々はゲーム会社でゲーム開発を担当しており、現在はアニメの脚本を中心に活動しています。高橋龍也という名前は本名で、「高」は異字体の「はしごだか」と読む漢字が本来の表記なのですが、上手く表記されない場合が多かったため、現在の表記になっているようです。「龍」という漢字も本来は旧字体が正しいのですが、難しい漢字のため「龍」で統一されています。脚本家として本格的に活動を始めたのは2008年頃で、アニメの他にも実写映画やコミカライズなどでも脚本家としてのキャリアを積んでいきます。『アイドルマスター シンデレラガールズ』では初めてシリーズ構成を担当しました。
福島 潤(ハッコン)
主人公のハッコンを担当するのは、福島潤さんです。アニメ好きな人なら、一度は聞いたことがある名前の声優さんかも知れません。数々の著名な作品で主要な役を演じており、『コードギアス』シリーズの主人公ルルーシュや、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでおなじみのロイ等を演じています。『暗殺教室』の殺せんせーや『おそ松さん』の松野一松も有名ですね。「福島潤さんと言えば?」という質問で答えるキャラクターによって、その人の世代が分かるかも知れません。
本渡 楓(ラッミス)
ヒロインであるラッミス役を担当するのは、本渡楓さんです。元々モデルや女優など芸能関係の仕事に憧れていました。高校では演劇部に入りますが、自身の見た目の特徴などから幅広い演技をすることが出来ませんでした。その後、同級生から声優の道に行かないかと誘われ、声優を目指すようになります。大学在学中に声優オーディションに合格し、正式に声優としてデビューしました。1年目から主要なキャラクターを担当するなど順調なスタートを切り、その後も様々な作品に出演しています。ちなみに、筆者が印象に残っている本渡さんの担当キャラクターは『魔女の旅々』のイレイナです。
制作スタッフと声優キャスト紹介まとめ
様々な経験や経歴を持つ人たちが、アニメ制作に関わっていることが分かります。製作スタッフも声優キャストも、1人でも欠けてしまうと作品として成り立たなくなるので、とても重要な存在です。この記事で紹介した人たちが関わっている他の作品も、是非チェックしてみて下さい!それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。