2023年1月から放送される小説家になろう原作のアニメ 、齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定は長生きなだけで無害で弱い草食ドラゴンが、いつの間にか最凶の邪竜として扱われてしまう勘違いファンタジーコメディです。主人公の草食ドラゴンは最弱なのですが、そのドラゴンの生贄になった少女レーコは、実はとんでもないヒロイン枠でした。今回はそんな本作のヒロイン、レーコについてまとめてみました!
目次
恐るべき邪竜の生贄になった少女、レーコ
本作は邪悪なる邪竜に、とある少女が生贄に捧げられたことから始まります。その少女、レーコはとある村に生贄として高値で買われ、自ら邪竜の住む洞窟にやってきたのです。レーコは献身的で、自分の命を引き換えに村が平和になるならば自ら命を絶ってもかまわないとすら思っていました。自らの運命を呪うわけでもなく、自分を生贄にした村人たちを恨んでもいないようでした。
当の邪竜は……ただの草食ドラゴンだった!?
邪竜の住処にはドラゴンがいました。しかし、そのドラゴンは邪竜でもなんでもなく、5000年生きてちょっと図体がでかいだけの草食ドラゴンでした。草食ドラゴンは5000年間誰とも争わずに平和に暮らしていただけでしたが、5000年生きたこととでかい図体のせいで言われなき邪竜認定を受けていたのです。生贄とか言われても、肉食でない草食ドラゴンは困り果ててしまいます。しかも、レーコは自ら命を絶つことに誇りすら感じている感じのガンギマリでした。ドラゴンは体よくレーコを村に追い返そうとするのですが……。
超絶に思い込みの強い少女レーコ、邪竜の眷属になったと勘違いする
草食ドラゴンはとっさに、魂をちょっとだけ食べたしこれで満足だから、と適当な嘘でレーコを追い返そうとします。しかし、自分の魂を食べた=邪竜と契約し眷属になったと解釈し、自らを邪竜の眷属になったと勘違いします。草食ドラゴンは、ちょっと変わった子だなと思いつつも、特に深く考えずにレーコを村まで送り届けようとするのですが……。
自称邪竜の眷属レーコ、思い込みが強すぎて性格も邪悪と化す
レーコは無事に村へと戻りますが、自分が邪竜の眷属になったと思い込んだからなのか、邪竜に無礼な態度を取る人物に対しては目が真っ黒に濁り、邪悪な敵意を向けるようになります。どうやら邪竜の眷属という設定からか、その心は邪竜に対しての狂信的ともいえる絶対の忠誠と邪悪な属性が芽生えてしまったようです。ただ、その邪竜は実際にはただの非力な草食のドラゴンです。
実はとんでもない潜在能力を秘めていたレーコ
草食ドラゴンは5000年間生きてきただけあって、人間の言葉は当然理解し話すこともできるし知識も豊富です。全然強くはありませんが、眼力には優れておりレーコには非常に高い潜在能力があることを看過していました。経験を積めば魔導士にもなれると評価していました。
思い込みで潜在能力が目覚め、最凶の眷属と化すレーコ
そんな特別な素質を持っていたレーコですが、その潜在能力は草食ドラゴンの想像を遥かに超えていました。邪竜の眷属となったレーコは村を襲撃してきたモンスターをとてつもない力であっさりと排除しています。しかし、草食ドラゴンにそんな力はありません。レーコはその潜在能力を邪竜の眷属になると思い込んだことで完全に覚醒させてしまったのです。
作中最強格の実力者、何でもできるレーコ
潜在能力を覚醒させたレーコは作中最強の存在といっても過言ではなく、やれることも豊富です。草食ドラゴンに闇の翼を生やさせて空を自由に飛んだり、千里眼ではるか遠くの街の状況を把握したり、強固な街の結界を一瞬で破ったりとなんでもありの能力者となります。ただし、それは草食ドラゴンにとっても、桁違いに破壊力のある大型地雷ということでもあります。
圧倒的大型地雷レーコ
能力を覚醒させ、思い込みで邪悪な存在となってしまったレーコは、邪竜様に仇なす者に対しては容赦がなくなります。それだけでなく、性格面も邪悪で好戦的に変質し、邪竜様が絶対な存在と信じているため、誰彼構わず喧嘩を売り暴力で解決するようになってしまいます。そのためいつ何処でトラブルを起こしてもおかしくないうえ、その責任が全て邪竜こと草食ドラゴンに向けられるようになります。さらに草食ドラゴンがクソザコドラゴンだとバレればどうなるかも分からない……。草食ドラゴンにとっては、いつ爆発するか分からないけど捨てられもしない大型地雷となってしまいます。
いちいち設定を生やしてくるレーコ
草食ドラゴンは自分が知らない間に、大層な名前を付けられていたり根も葉もない噂や設定を生やされることがありますが、レーコはその発生源の一つです。邪竜様を尊敬するあまり、本人も全く知らない設定を生やして悪名を轟かせています。レーコ自身がとんでもない力を持っていることもその架空の設定に説得力を持たせ、実力に伴わない懸賞金をかけられたり魔王に喧嘩を売ったことになっていたりで、世界各地から恐れられるようになります。
力こそが全て!圧倒的な力を背景で話し合うレーコ
レーコは最短ルートで魔王に喧嘩を売りに行こうとしたり、初めて訪れて街では初手暴力で支配しようとするなどしようとします。それ以降にも圧倒的な力を背景にして脅しをかけたりします。それでも保護者の草食ドラゴンが止めるので、ギリギリ周囲に被害は出ていません。どっちが邪竜なのか分からないですが、どうやらレーコのほうが邪竜として覚醒してしまうようです。
【齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定】レーコまとめ
齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定のヒロイン、レーコについてまとめてみました!生贄に捧げられた少女だったのに、いつの間にかやることなすこと物騒で邪悪な存在になって、主人公の草食ドラゴンを振り回すという構図は面白いです!テンポよくギャグ感覚で進む作品で、アニメにするには手堅くまとまった作品だと思うので、アニメに向いてる作品かなと思います!