小説家になろうで掲載されている齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定がまさかのアニメ化！人畜無害で長生きしているだけの草食ドラゴンが、何故か邪竜として認定されて魔王に反旗を翻してしまったことになってしまいました。そんな設定の作品で、今回はその主人公で被害者な草食ドラゴンについて紹介していきたいと思います！
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齢5000年の草食ドラゴンさん、別に全然強くもない
本作の主人公の草食ドラゴンは齢5000年を生きたドラゴンです。5000年も生きているので人間の言葉を理解できるし、知能も高く性格も温厚。5000年生きたことで図体は大きくなりましたが、だからといって強くなったわけでもありません。草食動物なので好物は草や竹の新芽など。これまで強敵と戦ったこともないし、空も飛べないし魔力もない。それどころか石とか投げられてごく当たり前にダメージを負う人畜無害なドラゴンです。ドラゴンというより、巨大なトカゲ、それが草食ドラゴンさんの実態です。
齢5000年の草食ドラゴン、思い込みの激しい生贄少女に出会う
5000年もの間、特に何事もなく平和に暮らしていたドラゴンでしたが、ある日彼の住む洞窟に一人の生贄がやってきます。どうやら5000年生きたドラゴンとどでかい図体が原因で近隣の村人からは魔王軍の幹部だとか、凶悪な邪竜だとかいわれもない噂を立てられており、そのせいで生贄となる少女がやってきたのです。しかもその少女は思い込みが非常に激しいうえ、自分が生贄になることも積極的に受け入れる暴走気味な少女でした。ドラゴンさんとしてはそんなことされてもただ困るだけなので、てきとーに言い訳をして追い返そうとするのですが……。
その場しのぎのウソでとんでもないことになる草食ドラゴン
思い込みが激しい少女が自ら生贄になって命を絶とうとするので、仕方なく魂を少しだけいただいたとウソを付いた結果、少女は邪竜の眷属になったと思い込みます。ただ、その少女レーコがこれまた問題児で、元々とんでもない潜在能力を秘めた少女だったのが思い込みによってその潜在能力が完全覚醒し、誰にも手が付けられない強者となってしまいます。しかも邪竜の眷属という設定だからか、狂信的で何でもかんでも暴力と恐怖で解決しようとするため、ドラゴンさんは何とかその場を収めることに気をもむ羽目になってしまいます。
齢5000年だけあって知識と人を見る目はある草食ドラゴン
5000年もの間生きているためか、知能は高く知識もかなり高いドラゴンさん。レーコを一目見るだけでその潜在能力を見抜いたり、その思い込みの激しさを看過したりもします。魔物に関する知識も豊富です。それは今まで5000年もの間強い敵とは戦わず避け、平和的に生きてきたことから成しえたことでした。ただ同族はほぼ絶滅してしまったようです。
齢5000年の草食ドラゴン、貧乏くじをひいて旅に出るハメに……
少女を村に返そうとしたドラゴンさんは案の定、邪竜として村のものに恐れられます。何とか波風を立てないように立ち回るも、村を襲った魔物たちを自称邪竜の眷属のレーコが圧倒的な潜在能力を開花させて瞬殺し、そのレーコが生まれついての悪みたいな態度を取り続けたことと邪竜についての設定を随時追加していったせいでドラゴンさんはレーコとともに村を出ざるをえなくなり、平穏な日々が終わってしまいます。
齢5000年の草食ドラゴン、邪竜レーヴェンティアに認定される
事実上村から追放されたレーコとドラゴンさんは次なる町に行くも、そこでは魔物の襲撃で火の手が上がっていました。案の定、誤解から邪竜として扱われていたドラゴンさんは、噂に尾ひれが付きまくって魔王と双璧をなす怪物とか、邪竜レーヴェンティアとか大層な名前を付けられていました。当然、そんな名前名乗ったことはないのですが、物騒な仲間のせいで言い逃れできない状況となり、いわれなき邪竜認定を受けてしまいます。
何をいっても信じてもらえない哀れな草食ドラゴン
物騒な自称眷属に振り回され、いわれなき邪竜認定をされてしまったドラゴンさんですが、できるならば平和的に自称眷属と別れ、元の生活に戻りたいと考えています。そして、たまに事情を説明できる相手が現れたときは嘘偽りなく説明するのですが、大抵信じてもらえません。自称眷属がとんでもない邪悪さと強さを秘めているせいで状況証拠が揃っているから仕方がないのかもしれません。ただし、人柄は良く人畜無害なので、誤解が解ければ協力的になってくれる人もいます。
知らない間にとても重いものを背負っていた草食ドラゴン
いわれなき邪竜認定をされてしまい多額の懸賞金をかけられてしまったことや、魔王に事実上の宣戦布告をしてしまったことで所属を問わず命を狙われるハメになったこと。さらに、もしレーコという大型地雷が草食ドラゴンさんがクソザコだと気づいてしまったら、どんな暴走をするか分かったものではないため、彼女の前では荘厳な邪竜を演じなければならなくなっていました。どこかに隠れてやり過ごすことも不可能と、いつの間にか八方塞がりとなってしまいます。
やるときはやる！やるしかない哀れな草食ドラゴンさん
レーコという圧倒的な存在がいるので、大抵の場合は彼女一人で何とかなります。でも、自称眷属が暴走しちゃったりしたときなどは無力ながらもなんとかするしかありません。そんなことになったら、まずいの一番に逃げようとしますが、それでもやるしかないとなったら根性を見せる主人公ドラゴンです。
【齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定】草食ドラゴンについてまとめ
2023年1月よりアニメ化の 齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定の巻き込まれ系主人公、草食ドラゴンさんについてまとめてみました！面白い作品ですが、アニメ化はまさかと思う作品でした。冬アニメでもダークホース的な作品となるかもしれません。今回紹介したのはコミカライズ準拠ですが、原作はWeb版、ライトノベル版、コミカライズ版と出ているので、興味があればそちらも見ると、アニメも楽しめるかもしれません！
