様々な趣向を凝らした作品が毎年アニメ化され、絶大な人気を集めている異世界転生系作品ですが、皆さんはこれまでどのような異世界転生作品を楽しんできましたか?一口に異世界転生系作品といっても、様々な設定、キャラクターが登場の作品が混在しており、「異世界転生型系作品だから面白いだろう」と安易に決めつけることはできませんよね。ジャンルが同じでも全く異なる作品が多いので、毎期どのような作品を視聴しようか迷うことが多い読者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回紹介する本作『最強陰陽師の異世界転生記』も数多く存在する異世界転生型作品の一つですので、なおさら視聴するかどうか迷っている方が多いと思われます。そこで今回は本作について様々な観点から面白いところと、少し物足りないところをまとめました。アニメを視聴する前にぜひとも、この記事で本作『最強陰陽師の異世界転生記』が自分に合っているのかどうかしっかりチェックする、判断材料としてください!!
陰陽師×魔法使いという独自の設定
本作の特徴を一言で説明するならば、従来の異世界転生作品ではありえなかった「陰陽師×魔法使いという独特の設定を採用している作品」といえるでしょう。現実ではパッとしなかった青年がある日、突然異世界に転生し、無双するといった趣旨のストーリーは多く描かれてきましたが、現実でも最強の陰陽師だった主人公が元々いた世界とは、テイストの違う世界へ転生し、無双するという趣旨の作品はこれまでほとんどありませんでしたよね。
従来の異世界転生系作品に飽きたあなたに
そのため、本作は異世界転生系作品でありながらも、従来の異世界転生作品とは大いにテイストが異なっている作品であるといえます。従来の異世界転生型作品に飽き飽きしてしまった方にとっては、ほどよく新鮮なストーリーを楽しむことができる作品であるといえるでしょう。
異世界転生系作品の面白さはそのままに
一方で、異世界転生系作品の王道展開はしっかりと描かれているので、設定の一部が斬新なものの、あまり従来の作品とは乖離しすぎていないのもポイントです。 従来の異世界転生系作品の面白さはそのままに描かれているので、充分異世界転生作品として楽しむこともできます。
新しい試みと従来の面白さのバランスが絶妙
このように本作は従来にはなかった新しい試みをしながらも、本来異世界転生系作品が持っている面白さを壊さないように、王道の展開もしっかりと採用しています。新しい試みと従来の面白さ、その両方をしっかりとしてカバーしている作品だからこそ、安心して楽しむことができるのです。
異世界転生作品の王道は踏襲
このように本作は斬新な設定を採用しながらも従来の異世界転生系作品の面白さを崩すことがない構成となっています。ここからは、そんな本作で採用されている異世界転生系作品の王道設定について一部ピックアップして紹介していきたいと思います。
マスコットキャラ
異世界転生系作品で欠かすことができないのが、 作中を通して活躍をする可愛らしい見た目のマスコットキャラクターです。本作では前世から主人公に使えていた妖として可愛らしい女性の姿にも変身することができるユキがマスコット枠として登場します
ゆるふわヒロインとツンデレヒロイン
また、作中に描かれる設定以上に重要なのが作品で活躍する様々な魅力的なヒロインですよね。本作では異世界転生系作品のお約束である、ゆるふわ系ヒロインとツンデレヒロインの両方がしっかりとカバーされていますので、設定のみではなくキャラクターにも十分に力を入れていることがわかりますね。
主人公が無双
異世界転生間作品に決して欠かすことができないのが強い主人公の存在です。従来の作品であれば挫折を繰り返しながら強くなっていく主人公が初めから最強で、様々な敵を攻略していくという爽快感のある展開を楽しむことが出来るのも異世界転生系作品の1つの魅力であるといえます。本作でも主人公は最強格のキャラクターとして活躍しますので、期待通り爽快感のあるストーリー進行を楽しむことができるでしょう。
期待を裏切らない作品
このように本作は斬新な設定を採用しながらも、従来の異世界転生系作品の面白さをしっかりと受け継いでいる作品となっています。ほどよく斬新で、それでいて異世界転生系作品の面白さを損なわない期待通りの展開を見せてくれる作品であると言えるでしょう。
世界観がごちゃ混ぜなのが面白い
さらに、本作は、キャラクターたちが活躍する舞台の世界観も非常に面白い作品となっています。主人公が平安時代の日本から転生したということもあり、前世の極めて日本らしい世界観と現世の極めて西洋らしい世界観が交互に登場するので、変化に富んだ面白みのある世界観を堪能することができるのです。
ラノベ原作作品ならではの世界観
というのも、本作はもともとライトノベルとして展開をされていた作品ですので、背景を漫画作品のようにいちいち書く必要がありません、そのため世界観がガラッと変わる東洋的な描写と、西洋的な描写の細かい変化を恐れることなくバンバンと入れ替えることができたのです。まさに本作の全く異なる2つの世界観の舞台を交互に描写することができるというのは、本作がもともとライトノベル作品だったことの名残であるといえます。
陰陽師vs魔法使い
このように、東洋風の世界観と西洋風の世界観を恐れることなく両方を描くことができた本作は、東洋ならではのキャラクターである陰陽師と西洋ならではのキャラクターである魔法使いを違和感なく対決させることに成功したのです。
和風と洋風の世界
和風と洋風の2つの世界をうまく描く事に成功した本作では、従来のアニメ作品では描かれることのなかった東洋と西洋2つの世界を結ぶ壮大な構図のストーリーを展開することにも成功したのです。何かと規模が大きくなりがちな異世界転生系のストーリーですが、本作のストーリーの壮大さも、これまでも作品とは、またベクトルの違った独自のものとなっているといえるでしょう。
陰陽師要素はもう少し欲しかったかも
ただ、本作は全てが全て完璧な作品と言うわけではありません。コアなオタクから見てみると、もう少し欲しかったなという要素もありますので、ここからは本作の少し惜しかった点について解説をしていきたいと思います。
本来の陰陽師との乖離
本作は陰陽師という独自の設定を採用していることが売りの作品ですが、本作で描写されている陰陽師は、少し本来の陰陽師とは乖離している印象があります。陰陽師は、魔法使いのように様々な技を繰り出す存在ではなく、基本的には天体から運勢を占ったり、誰かにつけられた呪いを解いたりするのが役割の人々なのです。しかし、本作では少し戦闘に特化しすぎたあやかし対峙人としての陰陽師が強く出てしまっているので、そこが少し本来の陰陽師とは離れてしまってるかなという印象です。
陰陽師らしい技を見てみたかった
ぜひとも、これからの原作でも構わないですし、アニメ版独自のカットでも構わないので、もう少し陰陽師らしい技を使っている描写を描いていただきたいなというのが、コアな陰陽師ファンから見た本作の印象です。
異世界転生系作品としてはかなりの完成度!!
そんなちょっとした残念ポイントはあるものの、異世界転生系作品として見た時には、本作は極めて完成度の高い作品となっています。
ストレスなしで楽しめる
主人公が無双するという本来の異世界転生系作品のルールに則っていますので、基本的に本作は困難な状況や極めて重大な状況を見ることなく、爽快感触れる描写を楽しむことができます。そのため鬱展開はあまりなく、気軽に楽しむことができるエキサイティングな作品となっています。
原作をチェック!!
いかがでしたか?これまで紹介した内容で本作に少しでも興味を持っていただけましたでしょうか?ぜひとも今回の記事を通して本作に興味を持ったという方は、まずは本作の原作をチェックしていただきたいです!
通勤や通学の合間に
本作は、ウェブ小説として無料で公開されている作品ですので、スマートフォン等でいつでも気軽に楽しむことができます。動画等を満足に楽しむことができない、通勤や通学の合間にも、通信容量が少ないウェブ小説であれば、充分楽しむことができますので、ぜひともチェックしてみてくださいね。
気に入ったらアニメを観てみよう!
そして原作小説の内容が気に入ったのであれば、ぜひともアニメ版を視聴していただきたいですね。まだまだアニメ版が放送されるまで少し時間がありますから、原作小説を楽しみながら、本作のアニメ放送を待つのはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?今回は本作について、その魅力やもう少しなポイントを軽く紹介していきました。異世界転生系作品といっても、様々な作品が存在しますから、来期はどのような作品を見るのか、一つ一つサーチをしながら自分に合ったアニメを見つけられるといいですね。今回紹介した以外にも、様々な魅力的なアニメーション作品が来期は放送されますので、ぜひともそれらの作品についても事前に調べてみてくださいね。