今年の夏に放送されることが決定した本作『ユーレイデコ』ですが、本作の視聴を迷っている読者の方も多いのではないでしょうか?本作をはじめとして数多くの魅力的な作品が放送されます。見たい気持ちは山々でも時間は有限ですから視聴する作品を間引かないといけないのは我々アニオタの辛いところですよね。今回はそんなみなさんの貴重な来シーズン視聴枠に本作『ユーレイデコ』を入れて頂くべく、なぜ今シーズン『ユーレイデコ』を見るべきなのか!?という点について紹介していきたいと思います。
サイエンスSARU作品が好きな人におすすめ!
まず本作『ユーレイデコ』を絶対に見た方がいい方として上げることができるのが、本作の制作を担っているサイエンスSARUの作品が好きな方です。サイエンスSARUは2010年台にできた比較的新しいアニメ制作会社ですがこれまで数多くの劇場、テレビアニメーションを制作してきており数多くのファンが存在します。この記事を読んでいる読者の方にもサイエンスSARUの制作アニメーションのファンの方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?
数々の名作を残してきた
特に劇場アニメーションを多く制作してきており、『夜明け告げるルーの歌』や『夜は短し歩けよ乙女』など数多くの人気長編アニメーションの制作をになってきた実績あるアニメ制作会社なのです。
これまでの作品の遺伝子が組み込まれている!!
そんな、数々の人気アニメーションを制作してきたサイエンスSARUですが、本作のPVを見てみてもこれまでサイエンスSARUが担ってきた数々の作品の工夫点を見事に受け継いでいることがわかります。本作のPVをみてこれまでの作品との共通点を探してみるのも非常に面白いかもしれませんね。
サイエンスSARU初のオリジナルテレビアニメーション
特に本作はサイエンスSARUの初のオリジナルテレビアニメーション作品です。これまで原作ありきの作品達をアニメ化してきたサイエンスSARUですが、原作が存在しない作品をテレビアニメーションとして制作するのは初めての試みです。オリジナル作品ということで原作に縛られないサイエンスSARUの工夫たっぷりなアニメーションと仕上がることは間違いないですね。
オリジナル作品だからこそ見ておきたい!!
先ほどから解説しているように、本作はサイエンスSARU制作のアニメーションオリジナル作品となっています。ここでみなさんに注目してもらいたいのが本作がアニメオリジナル作品である点です。実はアニメ作品をみるときにその作品がオリジナル作品なのか、それとも原作が存在するのか?という点はぜひ注意して判断してほしいんですね。
原作がある作品の欠点
というのも多くの作品はオリジナル作品ではなく原作ありきのアニメーションですから、どうしても原作の表現や進行を100%表現することができないんですね。やはり、アニメーションは尺が決められていますし、漫画や小説にはない動きや声を当てないといけません。そのため、どうしても原作と比べた時にクォリティが落ちてしまう時があるのです。
アニメオリジナル作品だからこその強み
その点、アニメオリジナル作品は1からアニメ作品として設定されているので、無理のある作品とはなりません。違和感なく100%の出来の作品を楽しむことができるのです。ですので、ぜひ試聴するアニメを選ぶ際に困ったときはその作品に原作があるのか否かを調べてみてください。原作がある場合は原作を楽しむ事での十分満足できる作品なのかもしれないですからね。
SF好きなら必ず見よう!
本作を進める上で特に強くお勧めしたいのがSF作品が好きな方々です。というのも本作はSF好きならば絶対にハマであろう、綿密なSF設定が張り巡らされている作品なのです。
メタバースと本作
特に、本作は近年普及が進んでいる「メタバース空間」での生活を描いた作品となっています。メタバースというのはネット上に造られた現実世界と同じように自由に動くことのできる空間の事を指します。近年ではこのメタ空間を利用して商品を売ったり、人と会ったりする試みが進んでいます。
メタ空間を描いた珍しい作品
そんな、現在最新の技術であるメタ空間について本作は扱っているのです。これまでも似たようなテーマは多く描かれてきましたが、本作のようにメタ空間について詳しく描いている作品は数少ないので、ぜひメタ空間の世界に興味があるという方は本作に目を通してみてくださいね。
ラブに支配された世界
そんな、近年普及しつつあるメタ空間を扱った本作ですが、面白いのが本作のメタバース空間では「ラブ」と呼ばれる他人からの評価を可視化して数値化したデータが重要な役割を担っているのです。
我々の世界との共通点
このラブというシステムは我々のよく利用するSNSでも「いいね」などのシステムとして存在しますよね。そんな、我々にとっても当たり前となったバーチャル空間での他者からの評価がさらに重要になった世界なのが、本作の舞台であるトムソーヤ島というメタ空間なのです。そのように考えると少し考えさせられる作品であることがわかっていただけるのではないでしょうか?
こんな作品が好きな人におすすめ!!
さて、ここからは「この作品を楽しむことができたのなら、本作も十分楽しめるはず!」という作品達を紹介していきたいと思います。これらの作品と本作は共通点も多く親和性が高いので、逆に本作に興味はあるけどこれらの作品をみたことがないという読者の方が本作の放送が始まるまでにチェックしておくのもいいかもしれません。
サマーウォーズ
ユーレイデコと同じくメタバース空間での人々の生活を描いた作品です。本作はただ近未来の世界を描くだけではなく、その真逆の古き良き日本の家族観や考え方をこれからのデジタル社会でどのように生かされていくのか?というふたつの時間軸の対比がテーマとなっている作品となっており、ユーレイデコとは少し違ったメタ空間の形を楽しむことができます。
ブレードランナー
SF作品の金字塔とも言える作品です。近未来の社会を独特な配色でカラフルに描いており、のちの近未来社会の描き方に大きな影響を与えた作品です。ユーレイデコやサマーウォーズの世界観がカラフルに描かれているのは間違いなく本作の影響です。SF好きの読者の方なら誰でも楽しめる作品となっています。
映像研には手を出すな!
ユーレイデコを制作しているサイエンスSARUが制作したテレビアニメーションです。本作は原作も十分面白いですが、アニメ版はサイエンスSARU独特のスピード感のある描写が光っている作品です。サイエンスSARUらしい作品の代表例とも言える作品ですので、ぜひ本作も抑えておいてくださいね。
本作の「ここ」に注目!!
さて、ここからは本作『ユーレイデコ』を観ることを決めたよ!という読者の皆様に具体的に本作のどこに注目して本作を楽しむべきなのか?という点について紹介していきたいと思います。
怪人0の正体は!?
本作の最大の注目キャラクターは、作中での一番の事件である「0現象」を引き起こした人物である怪人0というキャラクターです。まさに本作のラスボスとも言える立ち位置のキャラクターなのですが、素顔や目的などそのほとんどが明らかになっていないキャラクターですので、ぜひ彼(彼女?)についても注目していきたいですよね。
ユーレイ達は自分の情報を取り戻すことができるのか?
そして何より「0現象」に巻き込まれたユーレイ達が自分達の情報を取り戻すことができるのかという点についても気になりますよね。ユーレイ達がそれぞれどのように行動し、怪人0に立ち向かっていくのか?非常に楽しみですよね。
ベリィとラブ
そして、主人公であるベリィについても注目です。彼女はラブを求めて行動していると紹介されています。しかし、純粋にラブが欲しいだけのキャラクターだとどこか薄いですよね。きっとどこかでベリィがラブよりも大切な何かが大切だと気づく描写があるのは間違いないと思いますので、本作のどの位置でベリィの考え方が変わり、成長をするのか注目していきたいですよね。
現代社会に何を投げかけるのか?
そしてベリィが何に気付き、どう成長するのか?という要素は必ず我々に対する何らかの問題提起となるはずです。本作が近未来のメタ空間でのベリィの冒険活劇を通してどのようなテーマを我々に投げかけるのか?今から気になりますね。
まとめ
いかがでしたか?今回は今年放送されることとなっているサイエンスSARU制作のオリジナルアニメション『ユーレイデコ』の面白い点について紹介していきました。アニメは見たいけれど時間は有限だし、観るアニメと観ないアニメをしっかり選ばないといけないという忙しいアニメファンの皆さんの判断材料となるようにまとめましたので、ぜひ本作の試聴を迷っているという読者の方は本記事を参考にしてくださいね。