九頭竜高校男子バスケットボール部のキャプテンでもある花園百春。「あひるの空」の中でも重要なキャラクターの一人でもあります。今回はそんな花園百春の魅力を10個紹介していきたいと思います。
目次
1.驚異的なジャンプ力をもつ
花園百春の最大の特徴と言えば、驚異的なジャンプ力ですよね。試合においては、このジャンプ力を生かして、リバウンドやブロックで高い実力を発揮しています。時には、身長2mを超える新丸子高校の千葉相手にジャンプボールやリバウンドで競り勝ったり、強豪・横浜大栄高校の八熊といった選手を驚愕させています。百春の実力はゴール付近で発揮され、九頭竜高校のゴール下には欠かせない存在となっています。「スラムダンク」の桜木花道みたいなキャラクターですね。
2.シュートが苦手
出典: あひるの空 ©日向武史・講談社/「あひるの空」製作委員会
百春の弱点はシュートが苦手なことです。フリースローはもちろんのこと、簡単なレイアップシュートやダンクシュートでさえ、外してしまいます。クズ高では、練習後のモップ掛けをかけたフリースロー対決では、初心者の3人にも負けてしまっていました。チームメイトからも得点をとることを期待されてはおらず、リバウンド要員として期待されています。漫画中盤では、キャプテンとしてチームに貢献するために茂吉にお願いをしてシュートの練習に励むようになりました。その甲斐あってか、交流戦での北住吉高校との試合で、ついにフリースローを決めることができました。
3.基本的には運動音痴で不器用
出典: あひるの空 ©日向武史・講談社/「あひるの空」製作委員会
百春はシュートが苦手ですが、その原因としては根本的に百春が運動音痴であることが挙げられます。バスケに関しては、長年やっていることからシュート以外はそつなくこなしますが、バスケを始めた当初は全然上達せず、遅れて始めた千秋にあっという間に抜かされてしまいます。また、バスケ以外でも、部員たちでバッティングセンターに行ったときでも、百春だけ1球もバットにかすらせることができませんでした。本当にセンスはないですが、持ち前のフィジカルの強さと努力でここまで昇ってきたキャラクターでもありますね。
4.誰もが認めるチームを支えるキャプテン
出典: あひるの空 ©日向武史・講談社/「あひるの空」製作委員会
花園百春は九頭竜高校男子バスケットボール部のキャプテンを務めており、背番号も4番をつけています。初期は、なりゆきでキャプテン的な立場にいましたが、元々責任感が強くリーダーシップを発揮するタイプでもあったので、次第にチームメイトの誰もが認めるキャプテンとなりました。試合内外でチームを支えており、百春自身もそういった役割を自認しています。一方で、シュートが下手などの弱点があるため、プレーでは今一つ貢献できない場面もあるのですが、「たとえショボイ4番だとしても皆の信頼には応えてーよ…!」とキャプテンとして期待に応えることに対するこだわりをみせています。
5.中学時代にバスケをやめている
出典: あひるの空 ©日向武史・講談社/「あひるの空」製作委員会
百春は中学生時代にはバスケ部に所属していました。持ち前のジャンプ力には定評があったのですが、それでもシュートは下手くそなプレイヤーでした。それでも当時は「俺はまだ発展途中なんだ…!」と前向きな姿勢を見せていました。しかし、ある日の練習試合でシュートを全く決めることができず、途中交代させられてしまったことがきっかけとなってバスケをやめてしまいます。その後、空の勧誘がきっかけでバスケを再開することになるのですが、百春はバスケを一度ドロップアウトした過去を持っています。また、北住吉高校の小西は、百春の中学時代の後輩にあたるのですが、中学時代・小西は百春を慕っていたのですが、百春が部を去ったことを根に持っており、直接対決をしたときには、あからさまに挑発するような態度をとったりしました。
6.日々シュートの練習はしている
出典: あひるの空 ©日向武史・講談社/「あひるの空」製作委員会
シュートが苦手な百春ですが、キャプテンとしてリバウンドやブロックだけでなく、得点を決めることによって、九頭竜高校のインサイドプレイヤーとして貢献したいと思っていました。そんな百春は後輩の茂吉に頼み込んで、シュートの指導をしてもらいます。最初はゴールの近くから、台に乗った状態でシュートを決める初歩的な練習からでしたが、百春はそれでもプライドなど関係なく、日々練習を続けています。そのような努力が徐々に実っていき、試合で得点を執ることができるようになってきています。ちなみにゴール下に関しては、全部ダンクシュートで決めろといわれています。茂吉曰く、理由は「めんどくさい」からです。
7.千秋に一矢報いたことがある
出典: あひるの空 ©日向武史・講談社/「あひるの空」製作委員会
花園千秋と花園百春は双子の兄弟です。ちなみに千秋が兄で、百春が弟となっているのですが、百春は勉強もバスケも喧嘩も千秋に一度も勝ったことがありません。百春自身も喧嘩が弱いわけではないのですが、千秋が圧倒的な天才過ぎて、何をやるにも千秋に後れを取ってしまいます。そんな百春ですが、実は千秋に一度だけ一矢報いたことがありました。それは、トビが靭帯のケガをしたときに、千秋が語った過去の兄弟喧嘩のエピソードの中で明らかになっています。百春が千秋にドラゴンスクリューをかけたことによって、千秋の靭帯が損傷したことがあり、百春が唯一千秋に反撃することができたシーンでもあります。しかし、その後、百春は病院送りになったそうです。
8.薮内円との恋は?
出典: あひるの空 ©日向武史・講談社/「あひるの空」製作委員会
女子バスケ部の薮内円と花園百春は同学年でもあります。また、男子バスケ部の活動が指導してからは、交流も多くなりいい感じの距離感になっていました。そんな円は一度百春に告白をしています。しかし、タイミングが悪く、ちょうど部室を燃やして謹慎を受けており、精神的にも厳しい状態だった百春はそれを断ってしまいました。円は百春に好意を寄せていたことが分かります。一方で、百春はというと、元々円に好意を寄せているシーンはあまり見られなかったのですが、円の告白を断ってからは、自己嫌悪に陥ることもありました。また、円に彼氏ができたと思い込んでショックを受けるといったシーンもあり、まんざらでもないといった感じがうかがえます。「あひるの空」の中でも数少ない恋愛要素でもある百春と円ですが、この二人がこの先どのような関係になっていくか気になるところですね。
9.ケンカは強いが、千秋には勝ったことがない
出典: あひるの空 ©日向武史・講談社/「あひるの空」製作委員会
百春はバスケ部として活動を始めるまでは手の付けられない不良でした。また、バスケ部の部室を根城としており、安原、鍋島、茶木らと共に入り浸っていました。また、このメンバーの中でも百春はリーダー格で、喧嘩の実力も頭一つ抜けていることが分かります。さらに、ハイキックを頭突きで返して、相手の足にダメージを与えるなど、相当強いことがうかがえます。しかし、兄の千秋には一度として勝ったことがありません。「あひるの空」では、この二人の兄弟げんかのシーンが何度か登場してきますが、その中でも、全く歯が立たないといった感じで千秋に惨敗しています。千秋のせいで、百春の強さがかすんでしまいますが、百春自体はとても強いです。
10.責任感が人一倍強い
出典: あひるの空 ©日向武史・講談社/「あひるの空」製作委員会
百春の性格として責任感が人一倍強く、またバスケ部のキャプテンでもあるのでチームの問題に対しても、自分の問題のように考えています。そんな百春の責任感の強さを表すエピソードとしては、部室炎上事件後にバスケ部が休部状態になっていたときのことです。事件に関わった百春は、チームに迷惑をかけたことや、それでもバスケが続けたいという思いを持っていました。その中で、顧問を解任された五月先生にもう一度復活してもらうために、雨が降る中、土下座をして頼み込むという印象的なシーンがありました。誰よりも責任感が強く、リーダーシップのある百春だからこそ九頭竜高校のキャプテン足り得てるといえるでしょう。
まとめ
出典: あひるの空 ©日向武史・講談社/「あひるの空」製作委員会
花園百春は「あひるの空」の中でも人気の高いキャラクターの一人です。アニメ化するにあたって誰が声優を務めるかなど注目ですね。