「さよなら私のクラマー」は高校女子サッカーを題材にした作品です。前作の四月は君の嘘とはうって変わって躍動感のある作品ですが、その内容はキャラ1人1人が成長していく様子が熱いスポ根であり、女子サッカーの厳しい現状を鑑みた作品でもあります。今回は主人公たちのチーム、蕨青南高校サッカー部・通称ワラビーズ達が戦ったライバルたちを紹介していきたいと思います!
神奈川県 久乃木学園高校
高校女子サッカーの2強の一角で、泣かない赤鬼の異名を持つ監督の鷲巣兼六の指導の元高度なポゼッションサッカーを実践しています。ポゼッションサッカーとは分かりやすく言えば、短いパスを繋いでボールを支配しながらゆっくり攻めたり、ボールを回して体力回復させたりできる戦術です。
久乃木学園高校主要選手その① 井藤 春名
1年生でポジジョンはミッドフィルダー。1年生ながら背番号10を背負う逸材で卓越したボールコントロールと絶妙なパスセンスで人を魅了するプレイをするファンタジスタ。中学時代は指導者の方針で出場の機会に恵まれず、佃の誘いで久乃木に入学しました。天才肌でちょっと天然な性格で、ロールケーキなど甘いお菓子が好物でよく佃と買い食いをしては梶にしめられています。
久乃木学園高校主要選手その② 佃 真央
1年生でポジションはディフェンダー。豊富な運動量でマークした相手に張り付き仕事をさせないだけでなく、攻撃から隙あらば強烈なシュートを放つキック力が持ち味。マッチアップしたワラビーズの周防すみれとは犬猿の仲で、LINEの表示名はインシツ。同学年の大塩という選手に好意を持っており、自分の世界に浸って恥ずかしいポエムを口にする癖があり、そのことですみれに弱みを握られています。
久乃木学園高校主要選手その③ 梶 みずき
2年生でポジションはフォアード。U-15の元主将でかなりスパルタな性格で、後輩の佃や井藤はおろかワラビーズの曽志崎にすら恐れられる存在。その実力は女子サッカー界で2強の一角と言われる興蓮館高校の来栖美加にも一目置かれる存在。でも、当の本人はあまり気にしていない様子。
埼玉県 浦和邦成高校
埼玉県内で敵なしの強豪校。埼玉県予選では8連覇を達成しており、過去2年間県内大会ではすべてグリーンシートという鉄壁の守備力が持ち味。監督の後藤田はイタリア人に見えますが日本人。似非イタリア人呼ばわりされています。曽志崎も本当は周防とともにここに来る予定でした。
浦和邦成高校主要選手その① 桐島 千花
2年生でポジションはミッドフォルダー。ワラビーズの曽志崎緑とは同じ中学でプレーし、絶妙なコンビプレーで全国大会で3位という快挙を成し遂げた中心選手の1人。中学時代の周防すみれとも何度か対戦したことがあります。高校に入ってからも曽志崎とプレーできると思っていたので、ちょっとばつが悪い。鉄壁を誇る守備の要にして、1人で得点にまで繋げられる運動量と技術を持っています。
浦和邦成学園主要選手その② 天馬 夕
2年生。可愛らしい容姿をしているが実のところとんでもないほどに毒舌。能見奈緒子の大ファンで、ひそかにサインを欲しがっていました。高度なテクニックと戦術理解度、そして安達太良アリスとのコンビプレーが持ち味。ワラビーズとの試合後はその本性を発揮し、千花の後輩にあたる曽志崎に能見のサインを持ってくるように脅迫しカツアゲする一方、周防や恩田の才能を認め、ワラビーズを抜けて転校してチームに入ってこいと入部届を押し付けたりもしました。
浦和邦成学園主要選手その③ 安達太良アリス
2年生。長身で猫背のちょっと不気味なプレイヤー。プレスをかけられてもぬるりと顔をだす影のエースプレイヤー。ファルソ・ヌエベに例えられ、相手の隙に即座に反応して得点をもぎ取るプレースタイルが特徴的で得点力の要。『胸きゅん開國』というアニメにハマっており、後に同様のアニメにハマっていた曽志崎と意気投合し同志になります。
千葉県 栄泉船橋高校
常勝集団久乃木高校を破り、大番狂わせを起こした千葉県代表チーム。指導者はおらず3年生でキャプテンの浦川茜を中心に組織的なスタイルを作り上げ全国の強豪と渡りあえるだけの戦力を作り上げた恐るべきチーム。さらに驚異的な個人技で1人でも得点出来る国府妙の加入によって、守備主体の作戦から一転した攻撃的プランは王者久乃木高校ですら対処できませんでした。
栄泉船橋高校主要選手その① 浦川 茜
3年生でキャプテン。天邪鬼な性格で組織的なサッカーを作り上げた張本人。指導者がいなかったことから部員同士のコミュニケーションを密にして、勝てる手段を構築し堅守のチームとシステムを築き上げ、細かいディシプリンを徹底することで全国屈指の守備力を獲得。その手腕で強豪久乃木高校を破るに至らしめた革命児でチームの精神的支柱でもあります。
栄泉船橋高校主要選手その② 国府 妙
栄泉船橋高校の秘密兵器。1人で相手の守備を崩して得点することが出来るほどの超攻撃的プレイヤーであり、短時間でその動きに対処することは困難を極めるものです。そのためロースコアでの試合展開から後半で彼女の破壊的な攻撃力で得点するという戦術をとることが可能となりました。可愛い顔で普段はネコを被っていますが、本性は攻撃的で俺様主義な性格。ユースの頃から攻撃一辺倒で守備をしなかったために試合に出してもらえないという過去があります。
東京都 興蓮館高校
東京都内の女子サッカーチーム。高校女子サッカーは神奈川県の久乃木高校と興蓮館高校の2強と言われておりその一角。元プロでスペイン・ポルトガルでもプレーした高萩数央が監督に就任してからはわずか数年でインターハイをに制したチーム。高萩数央はワラビーズ監督の深津と関わりがあります。
興蓮館高校主要選手その① 来栖 美加
2年生でポジションはフォワード。容姿端麗な名家のお嬢様。しかし、サッカーにのめり込んでからはインターハイの得点王になるほどに成長。その容姿とは裏腹にプレースタイルは泥臭く走り回るというもの。自分は天才を追う者だと思っていますが、チームにとって必要不可欠なキーパーソン。久乃木の梶をライバル視しています。
興蓮館高校主要選手その② 藤枝 宇海
3年生。高萩数央の哲学を体現し興蓮館を強豪に押し上げた立役者で、興蓮館を作り上げた人物。バイクとの接触事故でインターハイに出場できないというアクシデントに見舞われながらも、その意志は美加や妹の梅芽に受け継がれています。間違いなく興蓮館におけるエースにして精神的支柱だった彼女が欠場したにも関わらずインターハイを制したという事実は、興蓮館のアクシデントやハプニングへの強さを表していると言えます。
興蓮館高校主要選手その③ 藤枝 梅芽
藤枝宇海の妹で、引っ込み思案な1年生。身長は低く目立つのが苦手で姉と比べられることも苦手。しかし、そのポテンシャルは非常に高く姉の宇海に危機感を抱かせるほどで、インターハイ後のワラビーズとの試合ではその才能を見せつけ勝利に貢献しました。興蓮館は凡人のチームと言われていますが、その中でも例外的な存在です。
興蓮館高校主要選手その④ 久谷 怜
1年生でポジションはディフェンダー。フィジカルに優れるプレイヤーで久乃木の井藤や佃とは同じチームでプレイしていました。特に井藤に対してはライバル心を抱いている一方、自分にはないファンタジスタの才能に憧れています。フットサルチームで希たちと知り合ってからはその八重歯が可愛いと言われています。
【さよなら私のクラマー】ライバルたちまとめ
「さよなら私のクラマー」に登場するライバルたちをまとめてみました。主人公らを要する蕨青南高校のキャラクターも魅力的ですが、そのライバルたちも魅力的なキャラクターが多く彼女たちとの試合内外の関わりも見どころとなっています。そんな「さよなら私のクラマー」は2021年4月より放送開始予定なので是非見てみてください!