人気TVアニメとして知られる『シュタインズ・ゲート』!本作は様々なアニメランキングサイトで上位を占める話題作ですが、その魅力は何といっても海外のSF映画のような本格的なタイムトラベルをテーマにした壮大な世界観にあるでしょう。様々な世界線(パラレルワールドのようなもの)を移動したり、過去や未来にタイムリープしたりなど、現実の日本を舞台としているのにリアリティのある物語を見せてくれる所が面白い所です。ここでは、最終回間近で行った最後の作戦、オペレーション・スクルドについてネタバレありで考察していきたいと思います!
オペレーション・スクルドって一体なんなんだ?
シュタインズ・ゲート(以下シュタゲ)を最後まで視聴した人達でも、オペレーション・スクルドについてはイマイチ理解できなかった方々は多いようです。シュタゲの伏線はそこそこ複雑なのに、さっと登場人物たちの会話で説明されるだけで流れることも多いので、キャラクターのセリフに注意を払ってないと頭に入ってこないことが多いですね。
オペレーション・スクルドは簡単に言えば、椎名まゆりも牧瀬紅莉栖(クリス)も死なない第三の世界線、シュタインズ・ゲートへ至るための作戦です。それまで岡部倫太郎が居た世界線は、まゆりかクリスのどちらかしか救えない世界線でしたが、それらを根本から変えようというものです。
オペレーション・スクルドは具体的にどうやるの?
オペレーション・スクルドについては、クリスを救えなかった世界線の未来の岡部倫太郎からその概要を聞くことになります。この未来の岡部倫太郎はかっこいいだけで、正直なにを言っているのかさっぱりわからないのですが、現代の岡部倫太郎は未来の自分が言っていることを理解し、クリスを救う方法を導き出します。
未来の岡部倫太郎が語ったクリスを救う方法は、「確定した過去を変えずに結果を変えろ」「最初の自分を騙せ」というもの。これだけではサッパリ意味がわかりませんが、要は「生きているクリスを過去の自分に死んだと観測させろ」ということ。そうすれば過去改変で倫太郎のクリスを救いたいという意志が消えることなく、無事にクリスを救える世界線が生まれます。
正直、この辺りの話は難しいので言葉で説明しがたいのですが、その作戦の上で倫太郎が考え出したアイディアは、血のりの上で横たわっている「生きている牧瀬紅莉栖を自分に目撃させる」というもの。実際は生きているけど刺されて大量出血しているようなクリスを演出すれば、「牧瀬紅莉栖が死んだ」と自分に思わせる(自分を騙す)ことができ、過去を変えずに結果を変えることができる……ということです。
オペレーション・スクルドのもう一つの重要事項!
しかし、クリスを救うだけでは世界は救われません。クリスの論文を世界から抹消しなければタイムマシーンを巡り第三次世界大戦が起こります。そのため、論文が世界に残ってしまった原因であるまゆりのメタルウーパを倫太郎は自分で引き当て、まゆりにはメタルじゃないウーパを引き当てさせます。
これにより、論文の入った封筒(一緒にまゆりのウーパも入ってしまった)が空港の金属探知機に引っかかることなく、火災事故で論文は焼却される未来が生まれます。つまり、タイムマシーンに関する理論がこの世から抹消されるので、第三次世界大戦も起こらなくなります。
オペレーション・スクルドの結果は成功!
途中で作戦に失敗しかけた倫太郎ですが、身体を張った機転でなんとかオペレーション・スクルドを成功させます。この手のアニメ作品は最後は鬱展開になることが多いですが、最終的には爽快で大団円な所がシュタインズ・ゲートの魅力ですね。まぁ、この後もまだ劇場版で洗礼を受けるのですが(笑)
最後にオペレーション・スクルドについて簡単にまとめると、未来を思い込みで変えろ!ということと、ちょっとした工作で未来を変えてしまえ!という二つ事項で成り立っていることがわかります。この記事を読んだ上で最終回を見直してみると、オペレーション・スクルドについて少しは理解が深まると思うので、ぜひ参考にしてみてください!