2023年7月より放送されたロボットアニメ『SYNDUALITY Noir』の第2クールが2024年1月から放送される予定となっています。様々な謎が残りつつ第1クールは終了し、どんな展開になるかが非常に楽しみな終わり方をしました。今回は第1クールの7話から12話までの振り返りを行っていきたいと思います!
目次
ep.7 My dear...の振り返り
ノワールやムートンがメンテナンスに出されたことで、カナタの身の回りの世話を画策するエリーがいざカナタの元に足を運ぶと、部屋は綺麗に整理整頓され、見知らぬエプロン姿の美人がさも新妻のような振舞いを見せていました。実はカナタに救出されたシエルはしばらくの間、カナタの元に身を寄せることになっていたのです。シエルはメイガスに対して人間と同じように接するカナタを不思議に思いますが、そこにはカナタが父親と母親代わりのメイガスに育てられたという過去があったのです。
ep.7 その②
シエルがカナタに近づいたのは、必要とあらばノワールを確保しイストワールを目指すカナタを排除するためでした。シエルは遺跡でカナタたちを襲撃した組織に属していたようです。しかし、シエルはカナタに対して複雑な心境を抱いており、内心では実力行使に出たくないとも思っていました。カナタは気分展開にとシエルが思い切り歌える場所へと案内します。そこで二人はエンダーズと遭遇し、即席のパートナーとしてコフィンで応戦することになります。
ep.7の感想
カナタによって助けられたシエルは何とカナタの元に身を寄せていました。しかも、できる新妻みたいなポジションに収まっています。新ヒロイン登場により、またまたエリーは絶望の表情を見せます。素直になれないエリーに対して、正論でぶん殴るアンジュの姿ももはやお馴染みのリアクションです。ただ、そのシエルには裏があるみたいで、遺跡でカナタを襲撃した組織の一員のようでした。
感想その②
スパイとしてカナタとノワールを監視する役目のシエルですが、その過去からメイガスを人間のように扱うカナタに対して複雑な感情を持っています。そして、エンダーズを撃破するために一時的にパートナーとなったりするなど、なんか悲しいヒロインになりそうな予感……。カナタと正式にパートナーとなることはあるのでしょうか?シエルもゼロ型なのでありそうな展開ではある。
ep.8 Pure dreamの振り返り
カナタにレジャー施設『サテライトアクア』にデートに誘われたことで浮かれるエリーですが、そこに向かうためのキャリアにはエリーだけでなく、アンジェやノワールやクラウディアにフラム、さらにマリアの姿もありました。最近何故か羽振りのいいトキオはカナタにチケットをプレゼントしていたのです。素直になれないエリーをからかい散らかす面々たちは、プールで思い思いに遊び始めます。カナタはエリーに泳ぎを教えてもらうことになるのですが……。
ep.8 その②
実はその会場にシエルとトキオも来ていました。トキオは大人気歌姫シエルのプロデュースをすることによって羽振りがよかったのです。シエルはカナタに泳ぎを教えてあげようかと提案しますが、それを見たエリーはショックで逃げだしてしまいます。急いで追いかけるカナタですが、その勢いでエリーは足を滑らせてプールに落下。溺れるエリーを助けようと、カナタは泳げないのにも関わらずプールに飛び込みます。
ep.8の感想
ご丁寧なほどとってつけたような水着回。実のところ、ノワールやエリーを筆頭に女性キャラクターが多い作品なので、主要キャラのほぼ全員が登場する回となりました。今回はエリーがちゃんとヒロインをしている回で、負けヒロインムーブを払拭するような動きが出来ていたような気がします。でも、ロボットアニメの宿命として兄貴分と恋愛フラグは危険っ……!そういう意味ではトキオもエリーもシエルも危ないです。盛り上がると言えば盛り上がるんですけどね。あとで見返したときにこの毒気のない明るいエピソードが壮絶な鬱エピソードにならないことを祈ります。
ep.9 Legendary heroの振り返り
マグカップからコフィンまで、何でも売っている街『トレーダーズネスト』に向かったカナタは、その道中で見かけたドリフター、アルバに声をかけます。アルバはメイガスを詳しく調べているというドリフターで、カナタはノワールの記憶についてアルバに尋ねますが、アルバは相手にせず去ってしまいます。しかし、別のマーケットでアルバのメイガスであるエイダと再会し、そのエイダの案内によってカナタはアルバのドリフターへと移動します。
ep.9 その②
アルバの作り上げた装置によってノワールの記憶を解析している間、寄生型と呼ばれるエンダーズが出現。ネストのドリフターたちが応戦するも歯が立たない強力なエンダーズですが、愛機ボウイラビットを駆り出撃したアルバによって瞬く間に数を減らし、最後はエイダのメイガススキルによって、一人で殲滅してしまいます。ノワールの解析で分かったことは、ノワールが戦闘以外なにも出来ないのは仕様であること。そして、ノワールにはブラックボックスが存在することが示唆されます。
ep.9の感想
何やらただならぬ雰囲気を持つドリフター、アルバとそのメイガスのエイダが登場します。が、これは『SYNDUALITY Noir』から20年前を舞台にしたゲーム版の登場人物のようです。本作はアニメの他にもゲームの発売が予定されており、タイトルは『SYNDUALITY Echo of Ada』というみたいです。PvPvEのゲームみたいです。前日譚の重要人物ということでレジェンド級の実力者なわけですが、アニメではゲスト的な扱いなのか、あるいは物語のキーマンになるのかはちょっと分からないですね。
ep.10 Drifters' prideの振り返り
ロックタウン周辺のネストが何かしらの災害によって壊滅し、そこにはカナタと関係の深いボーンヤードのネストもありました。カナタはボーンヤードの調査を志願しますが、トキオはカナタに待機しているように言います。カナタはトキオに反発し、見かねたマムが一緒に調査に行くように命令をします。若干のすれ違いがありながらもカナタとトキオは崩壊したボーンヤードの調査に向かいます。
ep.10 その②
トキオは一人だったカナタを気に掛け面倒を見ていましたが、今のカナタは様々な人々に慕われて成長し一人前になったことを寂しく感じていました。カナタはトキオに対等な相棒だと認められたいから反発していたのです。ボーンヤードの調査中、トキオは寄生型のエンダーズと遭遇し、先行したカナタもエンダーズに囲まれてしまいます。急いで駆けつけたトキオはカナタを庇う形でエンダーズの攻撃を受け、コクピットの中まで貫かれてしまいます。
ep.10の感想
第1クールのクライマックスとして登場した大規模災害エンダーズ『シルヴァーストーム』。レイドボス的な何かかな?カナタもアヴァンチュールに評価されるくらいには経験を積み重ねていました。しかし、過保護なくらい兄貴風を吹かせるトキオにカナタは反発します。この流れはヤバい!古今東西、ロボットアニメの兄貴キャラは死亡フラグが立っているのに、こんなことしたらカナタを庇って死ぬフラグが発動してしまう!と思っていたら案の定……。さよならトキオ。と思っていたら間一髪で死を免れます。本作って人死にみたいなのあまり無いですね。
ep11 Storm of A.I.の振り返り
間一髪で駆けつけたクラウディアとフラムによってトキオは救出されますが、大怪我を負って治療を余儀なくされてしまいます。カナタはトキオやボーンヤードの人々の意思を継ぎ、ネストに残っていたパーツをかき集めてデイジーオーガの修復・改修を行います。ロックタウンではマイケルを中心としたドリフターたちが、災害級のエンダーズ『シルヴァーストーム』に対抗するための準備に奔走していました。ボーンヤード跡地にてデイジーオーガを直すカナタの前に、イデア―ルの上司から命令を受けたシエルが姿を現します。
ep.11 その②
シエルは結局、直前に出された黒仮面の指示によって実力行使に出ることはありませんでした。シルヴァーストームに対抗するロックタウンのドリフターたちは奮戦するも、その物量に疲労の色が見え始めていました。そんな中、前線で戦うエリーのもとに新武装を装着したカナタが駆けつけます。改修後の機体、デイジーオーガアルターを駆り、エンダーズの元に向かいます。クラウディアとフラムがメイガススキルによって露祓いを行い、カナタはマイケル達と合流し、シルヴァーストームの核を破壊するために行動を開始します。そして、その頃治療を受けていたトキオも目を覚まします。
ep.11の感想
女スパイとして暗躍する一方で、カナタに対して複雑な感情を持つシエル。第1クールではカナタとシエルの関係が壊れることはありませんでしたが、未だに火種は残る感じ。彼女の運命はいかに?カナタのデイジーオーガはデイジーオーガアルターとして改修されました。本作の主人公機は状況に合わせて武装を変更するタイプですね。カナタがメカニックとしては優秀という個性をうまく生かしていると思います。カナタはパイロットとしてはまだまだ未熟ですが、成長していくという点では面白いですね!
ep.12 Mirage of the Idealの振り返り
復活したトキオとマイケルとの共闘によって、シルヴァーストームの二つのコアを破壊したカナタたちでしたが、最後の最後に3つ目のコアが現れます。攻撃も激化し絶体絶命の状況でノワールが覚醒。見た目も性格も変わりますが、強力なメイガススキルによってシルヴァーストームを撃破します。彼女はミステルと名乗り、ノワールのことは自分のセーフモードであると言います。シルヴァーストームを倒した後はもう会うこともないと言い残し、ミステルは再び眠りにつきます。
ep.12 その②
シルヴァーストームの危機を乗り切った後、ロックタウンには人が戻りつつありました。ですが、ミステルは、実体の姿までもがノワールに戻ることなくそのままでした。ミステルは口も態度も悪く、純粋無垢なノワールとは似ても似つかないメイガスでした。そのミステルがセーフモードに戻ろうとしてもノワールは眠ったままだと言うのです。そして、ノエルと黒仮面、シュネーの所属するイデアールもまた、次の動きを見せようとしていました。ロックタウンに来ていた黒仮面を偶然見つけたトキオは、彼のことをマハト・エーヴィヒカイトと呼び、ただならぬ因縁があることを示唆します。
ep.12の感想
第1クール終了。ノワールが覚醒し、最終話にして別人格のミステルが登場。ミステルはあっという間にメイガススキルでシルヴァーストームを撃破し、そのまま再び眠りについてしまいました……と思ったらお前残るんかい!タイトルの『SYNDUALITY』はSingularity(技術特異点)とDuality(二重性)を組み合わせた造語だと考えられますが、アニメにおけるDualityはノワールとミステルを指すのかもしれません。
感想その②
第1クールでは様々な謎や伏線が提起されていましたが、その多くは第2クールに持ち越しですね。最終話で現れたミステルを始めとして、謎の組織イデアールやイデア―ルの幹部である黒仮面とシュネーにはトキオと何らかの関係があることも示唆されています。総じて、先が気になる終わり方でした!総じて面白かったです!
【SYNDUALITY Noir 第2クール】1期振り返り・後編まとめ
2024年1月から第2クールが放送される『SYNDUALITY Noir』の1期の内容についてまとめてみました!総じて出来はよくて、キャラクターデザインやメカの戦闘シーンもよかったです。ストーリーについては謎が多く、第1クールが大前提となっています。前半の内容もまとめてあるほか、いつまでになるかは分かりませんがyoutube上でも一部が後悔されているので、是非視聴してみてください!