神無き世界のカミサマ活動は2023年の春アニメとして放送されるタイトルで、異世界に転生した主人公が、宗教を興して信者を獲得しなければならなくなる異世界&宗教をテーマとした作品です。基本的には暗くなり過ぎない異世界ファンタジーと胡散臭い人心掌握や、神同士の信者争奪戦などがメインとなっており、今回は本作のコミックス1巻のストーリーをネタバレありで紹介していきたいと思います!
目次
ストーリー① 第1話 異世界だからエロ本を買いに行った話
カルト宗教の二代目、卜部征人は教祖である父親と信者たちに無茶苦茶な荒行をさせられ、気が付いたら異世界に転生していました。父親がカルト宗教の教祖ということで周囲からは奇異の目で見られ、恋人はおろか友人の一人もできなかったことで征人は神も宗教も大嫌いでしたが、転生した異世界には神や宗教といった概念がありませんでした。現代日本とは文明が遅れていた異世界でしたが、実家のしがらみもなく気のいい友人たちに恵まれて楽しい第二の人生を送っていました。
第1話②
ただ、その世界は性的なコンテンツが排除されていたり、国からの指示によって強制的に自殺しなければならない「終生」と呼ばれる制度が存在しました。そして征人が住んでいる村はカクリと呼ばれ、終生制度に疑問を持つものなど、異端の民が集められる集落でした。ある日、征人が居候している酒場の看板娘、アルラルとシルリルが都の兵士に連れていかれてしまいます。カクリの民はある日突然終生が言い渡され、強制的に殺される決まりがありました。シルリルは殺され、駆けつけた征人もアルラルも殺されてしまいます。
第1話③
征人が殺害されたその瞬間、征人の持っていた勾玉から謎の幼女「ミタマ」が現れ、征人たちを復活させ、征人を殺害した兵士たちを消滅させてしまいました。突如現れた謎の幼女ミタマは、かつて征人の実家が信仰していた宗教に唯一神であると征人に説明します。
ストーリーその② 第2話 異世界だから推されない話
ミタマの活躍によって危機を脱した征人は、この世界の社会構造がおかしいことに気が付きます。この世界の住人たちの大半は、時期がきたら自分が死ぬことに何の疑問も抱いていおらず、神や宗教、エロコンテンツといったものが意図的に排除された管理社会だったのです。そして一度は危機を脱しましたが、そのことで皇国から目を付けられることは明らかでした。
第2話②
しかし、頼みの綱であるミタマは自分を信仰する信者がいなければ力を使うことが出来ず、信者0の現状ではただのポンコツでしかなく焦る征人は、村のみんなを守るために覚悟を決めて、ミタマを神とする宗教を興すことを決意します。
ストーリーその③ 第3話 異世界でも信者を集める話
当初はミタマ自身が絶対的な存在として人々を信仰させようと手を尽くしますが、当のミタマは見た目幼女で小物臭く、カリスマの欠片もなかったため失敗。見かねた征人自らがプロデュースに乗り出しますが、そもそもバカなミタマを神輿に立てるのは無理があったようで、やることなすことうまくいきませんでした。
第3話②
それでも、ロイ、アルラル、シルリルの三人は命を助けられたこともあって信者になってくれました。その結果、多少なりとも力を取り戻したミタマはアルラルのお願いで、自分たちを助けるために消滅させた皇国の兵士たちを元に戻してほしいとお願いします。皇国の兵士は危険な連中で、特に褐色肌の兵士、ベルトランは情け容赦ない危険人物でした。しかし、復活したベルトランは何故か性別が女性に変わっていました。
ストーリーその④ 第4話 邪宗門を地で行く話
復活して女性になったベルトランは村の一員となり、戦うことが出来る貴重な戦力となっていました。ベルトランは復活したはいいものの、女性になったせいで元にいた場所には戻れず追放されてしまっていたのです。そして、当然そうなるものだと見越していた征人は、ベルトランに優しい言葉をかけて言葉巧みに篭絡して味方に付けたのです。ベルトラン自身もとてもチョロかったのですが、それはまるっきり宗教や詐欺の手口そのものでした。
第4話②
外敵から身を守る戦力、酒場での地道な勧誘、そして分かりやすい利益を与えていくことで着々と信者を増やしていきます。この世界で宗教を広めるには、分かりやすいカリスマを用意するよりも医療の提供や、安定した食料供給、仕事の斡旋や金銭の融資など分かりやすい利益を提供し、宗教に関連させる方が圧倒的に簡単で理にかなっていたからです。そんなこんなで順調に信者は増えていきましたが、ベルトランは、皇国には「アルコーン」というとてつもない力を持つ精鋭部隊が存在し、その力は山を一つ消し飛ばせるほどの戦力が存在し、いずれ敵として立ちはだかってくると言うのです。
ストーリーその⑤ 第5話 異世界でもやっぱり崖っぷちな話
山一つ消し飛ばすほどの戦力に対抗する手段は現時点では存在せず、いざ襲撃されたときの対処法を考える必要がありました。征人は村で一番頭のよさそうな農民のクレンとシルリルと一緒に緊急会議を開いていました。対策として村ごと緊急避難するか、一万人程度の信者を集めるかの二択でした。
第5話②
その一ヶ月後、ついに皇国が差し向けたアルコーンが襲撃にやってきます。いち早く気づいたベルトランが迎撃に当たりますが、アルコーンは強くベルトランをあっさりやっつけてしまいました。しかし、そのアルコーンは村が見たことのない姿に変わっていることに困惑します。村では風車やトラクターなどの機械によって、大きく文明が進んでいたのです。
【神無き世界のカミサマ活動】第1巻まとめ
神無き世界のカミサマ活動のコミックス1巻の内容をまとめてみました!自分陣営のポンコツ神が自分の信者がいなければ役に立たないうえ、敵は容赦なく殺しにかかってくるという設定であるため、宗教のない世界で宗教を興すという面白い設定の作品で、カルト宗教の知識や手口で信者を増やしていくといくという邪道な部分も面白いです!基本的には明るいノリでストレスなく見れる作品なので、異世界もので笑える作品を見たいという人におススメの作品だと思います!