2023年1月から放送されるアニメ『齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定』は小説家になろう原作の作品です。意外なところからのアニメ化という印象が強いですが、今回はこの『齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定』がどういう作品なのかを紹介していきたいと思います!
目次
『齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定』の概要!
『齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定』は小説投稿サイト、小説家になろうにて2017年から連載され、2020年に完結しています。作者は榎本快晴さん。その後、角川スニーカー文庫より書籍版が発売され、全3巻発売されています。コミカライズ版は月刊ガンガンジョーカーにて連載され、全5巻発売されています。
『齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定』のアニメ制作・スタッフは?
『齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定』のアニメのスタッフは、監督が劉思文、シリーズ構成、劉思文、李家傑。キャラクター制作、丸子。製作、bilibili。アニメーション制作、LAN STUDIOとなっており、中国の制作会社によって作られるアニメです。LAN STUDIOは過去にTO BE HERO、時光代理人といった作品を手掛けています。
『齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定』の大まかなあらすじを紹介!
5000年もの間、誰とも争わずただ草を食べて生きていた人畜無害な草食ドラゴンの元に、生贄を名乗る少女が現れます。5000年生きていたことと大きな図体から邪悪なドラゴンだと勘違いされたせいで近隣の村人が勝手に生贄をよこしたのです。ただ、草食のドラゴンは平和主義でお人好し、ただ図体がでかいだけで魔力もない、飛べない、肉食べられないしで困ってしまいます。しかも、その生贄になった少女レーコは生贄になって自らを命を絶つ気満々でした。こんなところで死なれてもただただ困るので、ドラゴンはレーコを村まで送り届けようとします。
しかし、その少女レーコはとんでもない才能と邪悪さを秘めた大型地雷だった!
レーコを村まで送り届けた草食ドラゴンでしたが、レーコは自らを邪竜の眷属になったと思い込み、崇拝します。しかも最悪な事にそのレーコは伝説の邪竜に匹敵するほど強大な才能を持ち、自分を邪竜の眷属になったと思い込むことでその才能を開花させてしまいます。さらに悪いことに邪竜の眷属という設定のせいか、性格は凶悪で狂信的、邪竜に逆らったり態度悪かったりするやつは誰であろうと容赦せず、あろうことか魔王に喧嘩を売ろうと居城へ乗り込もうとまでする始末。人畜無害なクソザコドラゴンさんは、人畜有害で最強すぎる自称邪竜の眷属という大型地雷を押し付けられるハメになってしまいます。
人畜無害な草食ドラゴンさんがとにかく振り回される、可哀想……
主人公の草食ドラゴンは人畜無害で弱いです。5000年生きてきたので、言葉は話せるし知識もそれなりに豊富、実力者は一目見て分かる眼力を持ってはいますが、クソザコドラゴンに代わりはありません。そんな無害なドラゴンさんはとにかく振り回されて、危ない目に遭います。自称邪竜の眷属のレーコがとても物騒な性格をしており、魔王だろうが何だろうが喧嘩を売ります。しかも、それは全部邪竜の名前を借りているため、レーコがやったことは全部ドラゴンさんがやったことになってしまいます。そんなこんなでとにかく草食ドラゴンさんが振り回されます。ドラゴンさんが振り回されるドタバタなファンタジーコメディです。
邪悪な本性を持つ自称邪竜の眷属レーコ、全力でドラゴンさんを振り回す
本作のヒロインである少女レーコは、作中でとんでもない才能を開花させて作中最強クラスのキャラクターになります。しかし、思い込みの激しい少女であるため、自分を邪竜の眷属と思い込んだことで潜在能力が爆発したせいで、性格も好戦的で邪悪なものになってしまいます。ドラゴンさんの事は伝説の邪竜だと思い込んでいるので、尊敬し彼の言うことだけは聞きますが、他に気に入らない人たちは暴力で分からせるのもいとわないキャラクターです。そんな彼女は、波風立てたくないドラゴンさんを尻目にドンドン話を大きくして振りまわします。レーコがドラゴンさんを振り回すドタバタなファンタジーコメディです。
草食ドラゴン、行く先々で勘違いされていわれなき邪竜認定を受ける
ドラゴンさんはレーコという大型地雷を抱えているうえに、邪竜が魔王に宣戦布告をしたなどという根も葉もない噂を立てられ、名乗ったこともない邪竜レーヴェンティアという名前を付けられて、賞金までかけられてしまい、不本意なら冒険の旅に出ます。しかし、行く先々でトラブルに巻き込まれたり、大型地雷がトラブルを起こしたりでいわれなき邪竜認定が既成事実となってしまいます。そんな勘違いを加速させるという展開もあって面白いです!
たまに現れる理解者とのドタバタも面白い!
そんな心労がかさむドラゴンさんですが、中には紆余曲折の末に、事情を完全に理解してくれるキャラクターも現れます。ただ、ただただドラゴンさんに迷惑をかけるキャラもいたり、そういったサブキャラクターとのドタバタも面白いです!
他の作品でいえばどんなイメージ?
この作品に構図が似ている作品を挙げるとすれば、『モブサイコ100』です。口だけがうまいインチキ霊能力者の霊幻新隆と、その弟子で最強の超能力を持つ主人公のモブの関係性や、勘違いを加速させていく展開、いざというときには漢を見せる霊幻の姿は、かなり本作の構図に近いと思います。ただし、本作でモブにあたるレーコは邪悪な性格をしているというのは大きく違います。
【齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定】作品紹介まとめ
今回は2023年1月から放送される冬アニメ、齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定がどんな作品なのかをまとめてみました!原作もテンポよくドタバタで進んでいくのでアニメ向きの作品かなと思います。ダークホース的なアニメとなるかもしれませんね!