名探偵コナンのスピンオフ作品、犯人の犯沢さんがまさかのアニメ化!長期連載ゆえに犠牲者が増え続けたのに、作中では1年も経過していないことから1日1回は殺人事件が起きる犯罪都市でなければ矛盾が生まれてしまうことをこれでもかというほどネタにしており、本作の米花町は最悪の犯罪都市として扱われています。そんな犯罪都市、米花町についてよくあることを徹底解説していきたいと思います!
目次
踏み入れたものは死!最悪の犯罪都市、米花町は新手の自殺スポットか!?
作品の主人公、犯沢さんはある目的を果たすために米花町の駅に降りようとしますが、そのとき乗客から「ここは米花町だぞ!」や「死にたいのか!?」とか「まともな人間はこの町には近づかんぞ!」と散々言われています。まともな一般人にとって、米花町は新手の自殺スポットのように扱われているようです。
家賃は安くて住みやすい!?米花町の不動産は事故物件ばかり!?
米花町は東京都の中心部で家賃が高いと思われがちですが。意外にも不動産の家賃は低く、そういう面では住みやすい場所のようです。と思ったら、紹介される物件が殆ど事故物件。これは不動産屋が嫌がらせをしているわけではなく、米花町では事故物件じゃないほうが少ないのです。そのため、無事故物件はボロアパートでも超高額。金のない貧乏人は事故物件に住む以外ないのです。
米花町の警察官は超優秀!?でも、普段の業務は滞る……
米花町の警察は超優秀!恰幅のいい警部や小学生に情報を流しまくる刑事、そして事件現場でうろちょろする子供のおかげで犯罪の検挙率は100%。しかし、あまりに殺人事件が多いせいか、普通は1日の交通事故が張り出される場所で殺人事件の件数も張り出されたり、交通事故の死亡者より殺人事件の件数が多かったり、警察職員が殺人事件に駆り出されているせいか、免許の書き換えなどの通常業務は滞っています。
米花町では爆発事件はよくあること……春の季語が爆発に
米花町では爆弾魔による犯行が後を絶たず、春の風物詩になっているようです。犯沢さんが街に来てから免許の書き換えに行くときに一回、犯沢さんのお母さんが上京してきたときに一回、遊園地に行ったときに一回爆発事件と遭遇しています。米花町では爆発が春の季語になっているそうです。多分、劇場版で爆弾がぽんぽん出てくるからだと思います!(コナンの劇場版は春に公開される)
米花町の夜は危険!!出歩いてはいけない!!
米花町のコンビニは24時間営業ではありません。都会ではありえない7時開店、11時閉店のセブンイレブンと化しています。深夜の米花町は犯罪者が蔓延る治安最悪の場所となり、むしろ夜中に歩いているほうが悪いとさえ言われるほど。それでも営業している店はぼったくりバーとか違法武器屋とかそんなのばっかりです。
お金を稼ぐのも命がけ!米花町の労働事情!
米花町では働くのも命を懸けなければなりません。短期で稼げるアルバイトはありますが、それは命の危険を伴う事も少なくありません。例えば、眼鏡をかけた恰幅のいい発明家が開発した、超強力な麻酔薬の実験台になり3週間昏睡状態になるとかです。普通のアルバイトもあるにはありますが、そこでも殺人事件が起きたりします。中には、暗い空気を盛り上げるための派遣パリピなんて職業もありますが、彼らは彼らでいつ死んでもおかしくないという悲壮な覚悟のうえで働いています。
怪盗キッドは米花町では生存率の神様!
名探偵コナンでちょくちょく登場している怪盗キッドは、登場するエピソードで死者が少ないというジンクスから生存率の神様として崇められています。しかし、犯沢さんは怪盗キッドを見るや否や殺意を露わにします。どうやら犯沢さんのターゲットは怪盗キッド?かと思われましたが、非常によく似ている別人だと判明します。
入るのは簡単でもでるのは難しい!米花町はアリ地獄!?
米花町ではあまりの治安の悪さにより、逃亡犯、武器の密輸などの実行犯を逃がさないため、極めて煩雑な手続きをしなければいけないことが条例で決められています。遠方外出の際には市役所による手続きで遠方外出許可証を発行してもらわなければならず、米花町から遠方へ行く際の切符の料金もクソみたいに高くなっています。まさに一度入ったら抜け出せないアリ地獄!
米花町の死神!?
米花町はもう犯罪都市として超有名になってしまいましたが、もしかすると事件が起こるのは米花町に住む“死神”のせいなのかもしれません。米花町だから殺人が起こるのではなく、“死神”がいるところで殺人が起きる。事実、“死神”がいる場所では米花町に関わらず容赦なく殺人事件が起きます。そうでもなければ原作が成り立たなくなってしまうので仕方がないですが、米花町が犯罪都市である理由は“死神”のせいなのかもしれません。
殺人現場に何故か子供がいて、警察は子供に情報を流すのが当然!?
死神が事件を呼ぶのか、事件あるところに死神が現れるのか、はたまたその両方か?米花町の警察はとても優秀ですが、その事件現場には何故か眼鏡をかけた子供が現れてウロチョロし始めます。さらに、現場に刑事は何故かその子供に重要な事件の情報を垂れ流します。しかし、死体に近づく子供を咎めようとするものは誰一人いません……と思いきや名探偵の毛利小五郎だけは事件現場でウロチョロするな!と子供を?りつける唯一の常識人なのです。
【名探偵コナン 犯人の犯沢さん】犯罪都市、米花町まとめ
犯沢さんとコナン本編の舞台となる犯罪都市、米花町についてまとめてみました!殺人事件を取り扱う推理ものというジャンルなうえ、サザエさん時空での長期連載を続けていれば、たしかに米花町はこんな場所にならなきゃ矛盾が出てしまうのかもしれません。しかし、いくら何でも作者に怒られないのかと思ってしまいます。実は原作者の青山剛昌先生は、口を出すにしてもキャラクターの表情や細かい台詞に修正を入れているだけで、基本的にスルーしているようです!やっぱり米花町は最悪の犯罪都市だったのかもしれませんね。