2017年に放送されたアニメ、メイドインアビスの2期が満を持して2022年7月に放送される予定です!可愛らしくて癒されるキャラクターデザインからは全く想像できないほどいろんな意味で重厚なストーリーから、劇場版が作られるほどの人気作となったメイドインアビス。2期が放送されるということで、今まで登場した用語をまとめてみました!また、ストーリーとは関係ないもののメタ的に知っておくと面白いものもまとめてみました!
目次
用語集その① アビス
人類最後の秘境と呼ばれる大穴。本作の舞台であり、深さ不明の大穴。アビスの内部には独自の生態系が存在し、その中にはとてつもなく危険な生物も生息しています。その内部には現在の技術レベルをはるかに超えた人工物『遺物』が数多く眠っており、ものによっては一つ持ち帰るだけで巨万の富を得られるものも存在します。また、アビスの内部は時間の流れが異なる場合があります。一言でいえば、冒険者たちを本気で殺しにかかってくる難易度ABYSSなダンジョン。
用語集その② 上昇負荷
別名アビスの呪い。アビスから上昇しようとすると、現在地によって様々なペナルティを受ける現象。比較的浅い階層であれば、軽いめまいや吐き気で済みますが、深層であればあるほどそのペナルティは重くなっていきます。一層は「軽いめまいと吐き気」、二層は「重い吐き気と頭痛」、三層は「二層の呪いに加え、平衡感覚の異常、幻覚、幻聴」、四層は「全身に走る激痛と、穴という穴からの流血」、五層は「全感覚の喪失と、それに伴う意識混濁、自傷行為」、六層は「人間性の喪失、もしくは死」、七層は「確実な死」とされています。帰還したらペナルティ、深ければ深いほどペナルティ、世界樹とかウィザードリィだったらクソゲー扱いされるかも。
用語集その③ 絶界行(ラストダイブ)
六層への降下は上昇負荷の影響により事実上不可能となっているため、絶界行(ラストダイブ)と呼ばれています。ただし、遺物など何らかの手段で6層を行き来した人物は存在しています。
用語集その④ 探窟家
アビスへ挑戦する冒険者たち。オースには探窟家の組合があり、首の色につける笛の色によってランク付けされ、それによって潜れる深度が異なります。ランクは見習いの鈴付き、赤笛(一層まで)、蒼笛(三層まで)、月笛(四層まで)、黒笛(五層まで)、白笛(制限なし)と分けられています。特に白笛は伝説的存在であり、〇〇卿と呼ばれるようになります。
用語集その⑤ 白笛
最高ランクの探窟家で生ける伝説的な存在。奈落の星(ネザースター)とも呼ばれ、それぞれが〇〇卿と呼ばれる称号を持ちます。現在判明しているのは5名であり、「不動卿」動かざるオーゼン、「黎明卿」新しきボンドルド、「神秘卿」神秘のスラージョ、「先導卿」選ばれしワクナ、「殲滅卿」殲滅のライザ。白笛が持つ笛は、特別な遺物命を響く石(ユアワース)が原料となっています。
用語集その⑥ 原生生物
アビス内に生息する生物たち。独自の生態系を持ち、それらの中には遭遇=死を意味するほど危険な生物も存在します。原生生物には危険度が設定されており、深層に行くにつれ危険度が高い生物と遭遇する確率も高くなります。基本的には、人間が対抗できる存在ではないのでいかにやり過ごすかが重視されます。
用語集その⑦ 火葬砲(インシネレーター)
レグに備わっている攻撃機能。超火力の熱を発射する兵器であり、強力な原生生物をも燃やしつくすほどの火力を持っています。エネルギーが残っていれば連射も可能ですが、一度発射するとしばらく後に昏倒し、2時間は目覚めることが出来ません。奈落のルールを書き換えるほどの力を持っており、不死身の存在を殺しきることや奈落に存在する結界を破るような事も可能です。
用語集その⑧ 監視基地(シーカーキャンプ)
「不動卿」動かざるオーゼンが拠点とする場所。アビスの中には上昇負荷を避けられる場所がいくつか存在し、監視基地もその場に作られています。オーゼンがリーダーを務める地臥せりという探窟家の集団の拠点でもあります。
用語集その⑨ 成れ果て
六層の上昇負荷により、人間性を喪失してしまった存在。基本的に人格や理性は失われてしまいますが、何らかの手段で呪いを回避した場合は、人格や理性を残したまま、獣化によるメリットを享受することが出来ます。
用語集その⑩ 祝福
六層の上昇負荷を受けたものはその呪いにより、理性や人格のない異形となってしまいますが、その重すぎる呪いの裏でメリットも存在し、何らかの手段で回避、軽減した場合、獣化による身体能力の向上などメリットを受けることが出来ます。ボンドルドはそれを便宜上、祝福と呼んでいます。
用語集その⑪ 前線基地(イドフロント)
白笛の一人、黎明卿新しきボンドルドが拠点とする基地。五層から六層へ移動するための遺物が存在します。ボンドルドは身寄りのない子供たちを引き取り愛情を注ぎ、子供たちを人体実験の材料としていました。
用語集その⑫ 祈手(アンブラハンズ)
ボンドルドの部下たち。前線基地にてボンドルドの助手を務めており、その全員がボンドルドと同じようなパワードスーツを着込んでいます。その実態はボンドルドが特急遺物「精神隷属機(ゾアホリック)」により複製した意識を植えつけられたものたちであり、実質的に全員がボンドルド。本体が活動不能になったときには、別の祈り手が象徴としての仮面を引継ぎます。本体となったものは完全に意識を乗っ取られるようですが、祈手はそれぞれの個体ごとに性格差があります。
用語集その⑬ 枢機へ還す光(スパラグモス)
ボンドルドの肘部に装備された遺物。奈落のルールを書き換えるほどの力を持つ火葬砲と似たような性質を持つ武器であり、これによって目を焼かれたミーティは不死身であるはずにも関わらず再生することが出来ませんでした。
用語集その⑭ カートリッジ
ボンドルドが発明した画期的な発明品。本来不可避であるはずの上昇負荷を無くす効果を持っており、六層の上昇負荷を無くした場合は獣化によるメリットだけを受け取ることが出来ます。しかし、その正体は生きた人間の箱詰めにして携帯可能にしたという倫理観の欠片もないものであり、生きるために最低限の機能だけを詰め込み、上昇負荷を肩代わりさせるという仕組み。ボンドルドは迎え入れた孤児たちを材料にカートリッジを製造していました。
用語集その⑮ 命を響く石(ユアワース)
白笛が持つ笛の原料。楽器に加工することで遺物の能力を発揮することが出来るものですが、その材料は人間で、「供物にされたものが、誰かを強く想いながら死ぬこと」でその誰かのみが扱える命を響く石となります。また、命を響く石は前線基地の最深部に存在する遺物を起動されるキーとなっており、持っていなければ先に進むことはできません。
用語集その⑯ ボ卿
アニメ1期の終盤、および劇場版に登場した白笛、黎明卿新しきボンドルドに対する俗称。作中の言葉ではなく、作品のファンによって呼ばれています。(|)←こんな形で表現されることも。リコたちを散々苦しめ、倫理観のない正真正銘のサイコパスというキャラクターながら、本作を象徴するキャラクターであり、本作屈指の人気を誇るキャラクターです。残念ながらアニメ2期はボ卿に見送られて六層へ進むところから始めるので、出番は殆どありませんが、それでもボ卿はいつでもリコやナナチのことを見守っています。
用語集その⑰ 世界樹の迷宮
(おそらく)本作の設定に多大な影響を与えたゲーム。いわゆる3DダンジョンのRPG。骨太な難易度で有名な作品ですが、さすがに帰還したらペナルティみたいな理不尽はないです。
【メイドインアビス 烈日の黄金郷】用語集まとめ
メイドインアビスに登場する用語をまとめてみました!設定もストーリーも凝った作品なので、ある程度世界観や用語を抑える必要はある作品ですが、その重厚な展開は数ある作品の中でもトップクラスに心に残る作品だと思います!見ていない人は1期と劇場版、あるいは原作を読んでから2期を見てほしいです!