刀使ノ巫女(とじのみこ)は2018年1月より放送されていている、少女たちが剣術を用いて荒魂と呼ばれる怪物と戦うバトル作品です。アニメ放送から少し遅れてスクエアエニックスよりアプリ「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」も配信されていて、ジャンルは剣戟アクションRPGとなっています。アニメ・アプリ共に視点は違えど大筋の話は連動している内容となっています。今回はそんな刀使ノ巫女に登場する重要人物、三女神について語っていきたいと思います。
刀使ノ巫女の内容を軽くご紹介
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
荒魂と呼ばれる異形の怪物が日本で猛威を奮っている世界で、御刀と呼ばれる刀を使い、荒魂を討伐するため、そして人々を守るための訓練を受けて来た刀使と呼ばれる少女たちの戦いの日々を描いた作品です。登場人物にはそれぞれ使用する流派があり、それらはほぼ実在した流派でそれを元に刀の使い方も表現されています。
20年前の相模湾大災厄
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
三女神を紹介するにあたってまず語らなければならないのは20年前の大災厄です。表向きは突如発生した大規模な荒魂によって死者3000人以上を出した事件で、6人の特務隊により制圧された。後にその6人は英雄として一人は刀剣類管理局の局長に、他の5人は全国の五箇伝の学長に任命されています。
大災厄の真相
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
アメリカがノロを軍事利用のために大量に持ち帰ろうとした、その船が事故を起こしノロが結合して起こってしまった人の手による事故で、そのことは世間には伏せられている。そして鎮圧した特務隊は6名とされているが、実際は更に2名がいて全8名であった。その二人とは衛藤可奈美と十条日和の母である藤原美奈都と柊篝であったが、その2名の名前は伏せられていた。
大荒魂の制圧
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
大災厄を制圧したのは実際は柊篝であり、折神家と柊家には荒魂を鎮めるための力がありました。彼女は荒魂を隠世と呼ばれる場所へ自らの命と共に幽閉する能力を持っていました。それを用いて大荒魂を討伐し死を覚悟しますが、ギリギリのところで美奈都により救出されます。そしてその時、ただ見ていることしか出来ずに自責の念を持っていた折神紫に、篝により隠世へ送られかけていた大荒魂であるタギツヒメに、二人は助けてやるから私の言うとおりにしろ、的な感じで懐柔され、取り憑かれてしまい、タギツヒメの高い知性によって事態は表向きは収束したかのように幕を閉じました。
大災厄後のメンバー
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
折神紫はタギツヒメとなり、自身が刀剣類管理局のトップとなり、ノロや御刀を管理する立場になり権力を悪用。美奈都と篝は討伐の際にタギツヒメの仕業か記憶が少し削られタギツヒメのことを忘れた状態で生きていきますが、二人共討伐の際の後遺症により数年後に命を落とします。残り五名は英雄の一人として現在の五箇伝の学長として生きています。
20年の時を越えて、タギツヒメ討伐後
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
折神紫に憑いているタギツヒメの存在を知った十条日和、衛藤可奈美によって、20年の時を越えて当時の英雄の血族によりタギツヒメは討伐されます。この事件は後に鎌倉特別危険廃棄物漏出問題と名付けられ、討伐メンバ-6人は20年前と同じように英雄として扱われるのでした。しかし、タギツヒメは完全に消えたわけではなく、人の形となり三体に分離して生きていたのでした。
三女神
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
ここでいよいよ本題ですが、折神紫と分離したタギツヒメは三体に分離し、それぞれが個々の意思を持ち行動していましたが、それぞれ他の二人を吸収して本体の意思を持つ事を目的としている。単体ながらもその力は強大で並の刀使では太刀打ちすら出来ない。それぞれが違う組織のもとで管理される、もしくは支配している。
タギツヒメ CV:日高里菜
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
分離した三女神の一つであり、ヒスおばこと高津学長を配下に他の二体の吸収をもくろんでいます。人間への怒りを原動力としていて、三体の中で一番好戦的であり行動的で厄介な存在。一度はイチキシマヒメと同化した十条日和に破れたように見せるが、後に他二体の吸収に成功していて衛藤可奈美達の前に立ちはだかります。
タキリヒメ CV:斎藤千和
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
分離した三女神の一つであり、防衛省によって非常に厳重な場所で管理されていて、権力を多少失った折神家といえ、その権力を持ってしても面会はめったに出来ない。人間への支配欲を原動力としていて、三女神の中では一番高圧的で人間のことを見下していたのですが、ねねの介入によりその考えに変化が訪れ、最後は吸収しに来たタギツヒメに対し、人間の可能性を信じると言い戦いを挑みましたが、残念ながら敗北して吸収されてしまいました。
イチキシマヒメ CV:喜多村英梨
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
分離した三女神の一つであり、折神紫と共に潜水艦で水中に隠されていた。自尊の存在意義を見出すことが原動力で、他二体が人間への感情なのに対し、自身への感情ということで、他と比べ非常にネガティブな思考の持ち主、ですが三体の中では力は劣るが知能では遥かに上回っている敵にしたら一番やっかいな相手とも言える存在。取り憑いていたはずの紫に感謝を告げられ、自身の存在意義として紫を認識し、タギツヒメにやられてしまいそうな紫を守るために日和と融合してタギツヒメと戦いましたが破れてしまいました。
折神紫の真相
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
タギツヒメに取り憑かれていて好き勝手に利用されていたように感じる折神紫ですが、実際は自身の中でタギツヒメと戦っていて抑えようと頑張っていました。タギツヒメ討伐に来た可奈美達の前で一瞬でも自我を取り戻し、自身を討てと命じていました。そんな中で紫の中にいたイチキシマヒメの存在が自我を保つために一役買っていたことをとても感謝していました。怒りと支配の二体に対し、存在意義であるイチキシマヒメはとても重要な存在だったようで、三体に分離して別れたあともイチキシマヒメと共に行動していました。
三女神まとめ
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
(↑若かりし頃のヒスおばさん)何はともあれ、刀使ノ巫女は話が深く文章で伝えるのが非常に難しいのですが、紫の中にいた大荒魂がそれぞれの意思を持ち分裂して世に放たれた、こんな解釈でいいかと思います。それぞれがそれぞれの考えを持ち行動するのですが、やはりメインはタギツヒメという形で勢力を増して行ってっしまうのですが、可奈美たちはタギツヒメを討伐できるのか、物語もいよいよ佳境となって来ましたので今ならイッキ見のチャンスですからぜひチェックしてくださいね。