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池袋ウエストゲートパーク

【IWGP】ヒロインであり、物語のカギを握る渋沢 光子(ヒカル)に迫る!

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ヒカル

TVドラマシリーズで有名となった「池袋ウエストゲートパーク」ですが、原作は石田衣良さん著の短編小説で、第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞しています。小説、TVドラマ、コミック、舞台と多方面で展開されている本作品は、様々な社会問題を取り上げており、実際に起きた事件を参考にしたストーリーが多いのも特徴です。TVドラマ版の脚本は宮藤官九郎さん、チーフ演出は堤幸彦さんが担当しています。2020年7月にはアニメ化も決定しており、再び、IWGPが注目を集めることになるでしょう。今回はヒロインである渋沢 光子(シブサワ ヒカリコ)に焦点を当てて、ご紹介していきたいと思います。

渋沢 光子(ヒカル)の人物像

ヒカル

本名は渋沢 光子(シブサワ ヒカリコ)で自分のことをヒカルと呼んでいる。お嬢様学校の生徒で、父親は交響楽団の指揮者、母親は大学に勤めており、裕福な家庭のお嬢様。両親は家を空けており、豪邸に一人で住んでいます。
明るく、ヤキモチ焼きでなにかあるとすぐ泣く。過去にトラウマを抱えており、時折、暗い一面を見せることもある。
マコトの彼女になるが、それは物語中盤以降で、最初はずっと片思いだった。
加藤あいさんが演じており、今でも綺麗な加藤あいさんですが、若い頃はとても可愛らしいですね。

マコトとの出会い

ヒカル

『イチゴの回』(第一話)で、リカと行動していたヒカルは池袋西口公園にたむろしているマコト、マサ、シュンと出会います。シュンにの絵に興味を持つ二人でしたが、マコトたちの素っ気ない態度に腹を立てます。
しかし、シュンが似顔絵を描いてくれて、その絵があまりに上手いことから、みんなで遊びに行くことになり、その後5人でつるむようになっていきます。
マコト、マサ、シュン全員にプレゼントを上げるなど、お嬢様ぶりを発揮しますが、マコトにそんなことはやめろと説教されます。
「そんなことしなくても好きだったら一緒に遊ぶ」とマコトに言われ、マコトに完全に惚れてしまうヒカルなのでした。

あだ名はしいたけ

ヒカル

『しいたけの回』(第四話)で、麻薬の売人蛇井を捜査することになったマコトたち。ヒカルを囮として蛇井と連絡を取ります。蛇井と電話するヒカルは名前を聞かれ、咄嗟に「しいたけ」と返しました。
中学の時に悪い友達にマジックマッシュルームと騙されしいたけを食べ、ハイになってしまったらしい。それ以降、「しいたけ」というあだ名が付いたとみんなに話します。
また、蛇井に一人じゃないのでは?と疑われ、「恥ずかしいことを言ってみろ」と言われ、「だっふんだ」と顔まで真似して言ったりと、だいぶ恥ずかしいことをして、マコトたちから爆笑されます。
可愛い子に恥ずかしいことをさせる・・・蛇井さんの気持ちもわからないこともない(笑)

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裏の顔を持つヒカル

怖いヒカル

ヒカルは常にストーカーに追われており、家の中が荒らされるなど、物語の中で何度も被害に遭いますが、犯人は一向にわかりません。
時折見せる山井とのやりとりなど、謎に包まれている部分も多いヒカル。
シュンが殺される間際に書いたヒカルの似顔絵は2枚ありました。一つは優しい表情のヒカル。もう一枚は憎しみの感情が剥き出しの怖い表情のヒカル。
これが何を意味しているのか。シュンは何を見たのか?何を伝えようとしていたのか?
この似顔絵が気になったマコトはヒカルの母に会い、似顔絵を見せることでヒカルは多重人格であると説明されます・・・が、マコトは「トラウマ」を「トラ」と「ウマ」がいると解釈し、双子だと思っています(笑)

もう一人を生み出した辛い過去

ヒカルパパ

ヒカルの大嫌いな曲「弦楽セレナード」。実は幼い頃は大好きな曲でした。交響楽団の指揮者だった父は、ヒカルに性的虐待をしていました。音楽に興味を示していたヒカルに対し、
レコードを買ってやるなど音楽を餌にして性的イタズラをしていたのです。このことに気付いたヒカルの母は旦那を責めるが、カニを食べながら家を出て、それっきり父親は消息不明となっています。
この幼少期のトラウマから「弦楽セレナード」は嫌いになり、多重人格になってしまったのです。父親がカニを食べているシーンはなかなかインパクトがあり、変態感がだいぶ出ていましたね。

真実を知ったヒカル

言葉を失うヒカル

もう一人の自分がマコトにビデオを撮影させ、その映像を見せられたヒカルは自分が多重人格者であり、リカ、シュンを殺した主犯であることを知ります。
池袋を騒がせた事件の数々をヒカルが引き起こしていたと分かったときはショッキングでしたね。
ヒカルはあまりのショックに言葉を失い、マコトに励まされますが、耐えきれず飛び降り自殺をするのでした。

悲しい結末を迎えたヒカルだったが・・・

ヒカル

何とか一命を取り止めたヒカルは、療養所でカウンセリングを受け、社会復帰を目指すようになります。
Gボーイズとブラックエンジェルスの抗争が終わり、池袋に平和が訪れ、みんなが明るく過ごしている中、ヒカルの姿はなく、ちょっぴり切なくなりますね。
療養所にいるヒカルの横には果物が大量に入ったダンボールが置いてあり、マコトが定期的に果物を送っていることがわかります。
マコトはヒカルにずっと彼女宣言をしたことに責任を持っており、共に歩んでいくことを決心しているのでしょう。また、そのマコトの想いがヒカルの原動力となっているのでしょうね。
また、カウンセリングの一環として、書き物を勧められたヒカルは、『スープの回』(スペシャル)で、人気作家になっており、自身の過去やマコトたちのことを小説にしています。

ヒロインであり、物語のカギを握る渋沢 光子(ヒカル)に迫る!まとめ

ヒカルとマコト

いかがでしたでしょうか?
可愛く泣き虫なヒカル、冷酷で怖いヒカルどちらも役にハマっている加藤あいさんの演技は上手ですね。
序盤ではマコトの彼女的なポジションぐらいのイメージでしたが、まさか最重要人物とは・・・。
これを踏まえた上で、最初から見返すとまた違った面白みがあるかもしれませんね。


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