2006年から放送され、二転三転するストーリーでアニメ史上最高傑作との呼び声も高い『コードギアス』ブリタニア帝国を打倒し、妹のナナリーが幸せに暮らせる世界を作るために行動を起こした主人公のルルーシュが、敗戦から組織の力を痛感したために作り上げたのが黒の騎士団です。そんな黒の騎士団の主要メンバーを紹介したいと思います。
目次
いったい何者なんだ!?謎に包まれた黒の騎士団のリーダー「ゼロ」
ルルーシュ・ランペルージが黒の騎士団を組織する際に名乗った名前がゼロです。C.Cから絶対遵守の力を受け取ったことをきっかけに、妹ナナリーが安心して暮らせる世界を作るため打倒ブリタニアを誓います。元はブリタニアに占領された日本を解放するためのしがないレジスタンスだった「扇グループ」の新たなリーダーとして黒の騎士団を組織し、卓越した頭脳と人心掌握術、そしてギアスの力を使い瞬く間に大組織を作り上げます。
黒の騎士団カリスマ的リーダーゼロの弱点
ずば抜けた戦略眼で黒の騎士団を指揮し、数多くの戦果を挙げるがそんなゼロ=ルルーシュにも弱点があります。合理的で超人的な頭脳を持つが故に、あらゆることを事前に予測して作戦を組み立てます。なので、自分の想定外が起こると冷静さを失ってしまいます。
まだあるぞ!カリスマ的リーダーゼロの弱点その②
基礎体力がないもやしであることです。ロボットアニメによくある無人島でのサバイバル生活ではその体力のなさと現代っ子特有の適応能力の無さを見せつけ、文化祭では女子にすら体力が劣る有様でした。
まだまだあるぞ!カリスマ的リーダーゼロの弱点その③
もう一つは妹ナナリーの存在です。ゼロは黒の騎士団はナナリーのためにブリタニアを倒すための手段に過ぎず「ブラックリベリオン」にてナナリーがさらわれた時には大きく取り乱し戦線を離脱したことから黒の騎士団は敗北し、第二次トウキョウ決戦においてはフレイヤに巻き込まれた(と思われた)ナナリーを優先し、騎士団を蔑ろにする発言をしたことで後に追放される一因を作りました。
よく撃墜される黒の騎士団リーダーゼロ
ゼロは「王様から動かなければ、部下はついてこない」という考えから自ら戦場に出ます。搭乗機はヴィレッタから奪ったサザーランド。黒の騎士団結成後はゼロ専用の無頼に搭乗します。決して技量が無いわけではありませんが、いつも戦う相手があまりに悪すぎたため度々撃墜されてしまいます。
神根島にて強奪!ゼロの愛機「ガウェイン」
神根島ではどさくさに紛れて特派の新型機ガウェインを強奪し、後にステルス機能やハドロン砲を搭載したガウェインで数多くの戦果を挙げます。
我らが黒の騎士団リーダーゼロの専用機「蜃気楼」
R2ではガウェインのドルイドシステムを転用した『蜃気楼』に搭乗します。驚異的な演算能力を持ち強力な防御フィールド『絶対守護領域』と『拡散構造相転移法』を搭載しているますが、この二つを扱うためにはパイロット自身に高度な情報処理能力が求められるため、ルルーシュ以外には完璧に扱うことは出来ない機体です。
そしてゼロレクイエムへ
ルルーシュがシャルルとの決着を付け皇帝になった後、シュナイゼルに不信感を煽られた黒の騎士団メンバーによってはゼロは追放されてしまいます。その後、黒の騎士団はルルーシュと敵対し『ゼロレクイエム』へと繋がることとなります。最終話で現れる黒の騎士団のリーダー『ゼロ』の結末は是非とも自分の眼で確かめてみてください!
ピザ大好きの魔女にして黒の騎士団リーダーの共犯者「C.C.」
不老不死の少女。他者にギアスの力を与えることが出来、ルルーシュに『絶対遵守のギアス』を与えたことから物語が動いていきます。性格は飄々としてかつ傍若無人で、ルルーシュの部屋に押しかけて居候になったり、勝手に大好物のピザを注文したりとやりたい放題。しかし、ルルーシュ最後の最後まで「共犯者」として対等なパートナーであり続けました。
影武者からKMF操縦までなんでもこなす『ゼロの愛人』
桐原との対談でゼロの影武者を務めてからは実質的に黒の騎士団のメンバーとなります。ガウェインの操縦担当としてKMFに搭乗したり、度々外国との交渉役に行ったりと影ながらゼロを支え、ルルーシュが皇帝になった後も彼を支え見守り続けました。ルルーシュの秘密を全て知っているうえで協力していたこともあり、ルルーシュにとっては何かと頼れる存在でした。玉置曰く『ゼロの愛人』
黒の騎士団のエース「紅月カレン」
黒の騎士団最強のエースパイロット。ブリタニア人と日本人のハーフですが、ブリタニアの侵攻で兄のナオトを失ったことをきっかけにレジスタンスに参加します。作中でも最高クラスの操縦技術を持っており、高性能ながらピーキーすぎて普通のパイロットでは乗りこなすことの出来ない紅蓮弐式を見事に乗りこなし数々を戦果を挙げました。
普段は病弱キャラで通ってます
普段はカレン・シュタットフェルトとして病弱な女子生徒という設定でアッシュフォード学園に通ってます。しかし、本来の性格とはかけ離れているため後悔する場面も見られました。
絶対的エースの新たな力『紅蓮聖天八極式』
R2では回収された紅蓮弐式をロイド・アスプルンドとセシル・クルーミーが魔改造し性能面だけを追求した結果、誰も扱いきれない機体のハズの『紅蓮聖天八極式』を奪い戦線に復帰、見事に使いこなしナイトオブテンのルキアーノ(通称:テンさん)を輻射波動でチンしたり、スザクのランスロット・コンクエスターをあっという間に撃破するという戦果を挙げています。さよならテンさん。
最終決戦での激闘の結末は?
R2の最終局面ではギアスでブーストしたスザクのランスロット・アルビオンと作中最強機体同士の壮絶な戦闘を繰り広げ、機能停止に追い込まれるものの撃破することに成功します。
コードギアスの辱められキャラ
何かとサービスカットが多いことで有名なコードギアスのお色気担当。シャワーシーンからバニーガール、捕虜になっての尋問などバリエーションもかなり豊富であり、神(スタッフ)の力が働いています。
人望厚い黒の騎士団の副官「扇 要」
日本を開放するためのレジスタンス「扇グループ」のリーダー。温和な性格でメンバーからの人望も厚いキャラクターです。紅月カレンの兄であるナオトの遺志を継いでリーダーを務めていましたが、自分にはリーダーには向いてないと感じています。奇跡とすら思えるゼロの才覚を目の当たりにしてから副官として主にゼロの秘密主義に不満をもらすメンバー間の緩衝材となりました。
記憶喪失のブリタニア軍人を救いますが…
日本解放戦線救出以降ゼロに対しての不信感を募らせていきます。そんな中、シャーリーに撃たれて重傷を負った記憶喪失のブリタニア軍人(ヴィレッタ)を匿い『千草』という名前を与え相思相愛になりますが、ブラックリベリオンで記憶を取り戻したヴィレッタに撃たれ重傷を負います。
黒の騎士団からゼロの追放を決意、そして
ブラックリベリオン後はブリタニア軍に捕まっていました。その後救出され、再結成した黒の騎士団に救出された後は戦艦・斑鳩に搭乗しゼロのサポートを行います。しかしシュナイゼルによって不信感を煽られヴィレッタからゼロの正体とギアスについて聞かされたことより、黒の騎士団からゼロを追放します。ゼロレクイエム後はヴィレッタと結婚し、日本の首相となりました。
コードギアス一番の嫌われもの!?
実は一部の視聴者からはとんでもなく嫌われているキャラクターでもあります。ゼロについての情報を持っていると思われた敵側のブリタニア軍人美女を匿ったところまでは心情的に理解できなくもないです(監視カメラを付けるなど警戒もしている)が、その後記憶喪失のヴィレッタに『千草』という名前を与えるくらいまで情が移ってしまうあたりで雲行きが怪しくなってきます。
そして扇レクイエムへ
その後、ヴィレッタに対する情がゼロを裏切る一因となったこと、掌をひっくり返したくせにちゃっかり最後まで生き残り、ヴィレッタと結婚して子供まで授かり日本の首相にまでなったことから、視聴者のヘイトを集めに集める現象は一部で『ゼロレクイエム』をもじって『扇レクイエム』と呼ばれています。
どこか憎めない黒の騎士団内務掃拭賛助官「玉城 真一郎」
黒の騎士団の古参メンバーで短絡的で過激な言動が目立つお調子者。ゼロからの評価は著しく低く他のメンバーの評価が175や200といった数値の中、玉城は40の低評価を与えられています。与えられるポストが無いためなのか、R2の16話で内務掃拭賛助官に任命されています。
不死身の撃墜され王
戦場では大口を叩きながら大抵あっさりとやられてしまいます…がちゃっかり生き残っています。性格的にも『スペシャルで2000回で模擬戦』のアイツを髣髴とさせます。あっちは中途半端に技量が高いため、普通死ぬところをギリギリ生き残る形ですが、こっちは完全に出オチ。最終的には黒の騎士団メンバーでも数少ない生存者となるため、悪運は強いようです。
本当はかげがえのない存在だった?
一見すると役立たずの印象を受けますが、思ったことをすぐに口に出したり、隠すことなく不満や愚痴を漏らす玉城の言動は少なからず黒の騎士団全員が思っていることでもありました。騎士団の意思を代弁する玉城は騎士団内の精神的調和のためにはなくてはならない存在だった……のかもしれません。最終話の寄せ書きを見るあたり、団員からは慕われていたようです。
『奇跡の藤堂』と呼ばれた黒の騎士団の精神的支柱「藤堂鏡志朗」
旧日本軍の軍人で階級は中佐。7年前のブリタニア侵攻でナイトメアフレームという致命的な戦力差がありながら日本で唯一勝利した『厳島の奇跡』を指揮していたことから『奇跡の藤堂』と呼ばれ、その後の日本解放戦線においても精神的支柱でした。
ゼロに救出されてから黒の騎士団のメンバーに
人望に厚く指揮能力、ナイトメアフレームの操縦技術にも長けますが、ナリタでの戦闘の後、部下を逃がすためにブリタニアの捕虜となります。処刑直前に現れたゼロに『奇跡を起こした責任』を取れと言われたことから、四聖剣とともに黒の騎士団に参加します。
部下の証言によりゼロの追放を決意する
ブラックリベリオン後にブリタニアに捕まりますが、またまた処刑寸前にゼロに救出され黒の騎士団に復帰します。復帰後は斬月に搭乗し、スザクと互角の戦いを見せるなどの活躍を見せます。ゼロの才覚を認め信頼していましたが、朝比奈の証言データとギアスの真実を知ったことによりゼロの追放を決意します。最終決戦では負傷を押しての出撃を千葉に止められ、黒の騎士団で数少ない生存者となりました。
享楽的な黒の騎士団技術担当「ラクシャータ・チャウラー」
中華連邦インド軍区域出身の技術者。反ブリタニア勢力『キョウト』から紹介で黒の騎士団に参加します。享楽的で思想や理念にとらわれない性格ですが、医療サイバネティックの分野に従事していた経歴を持ち、パイロットの生存率を上げる技術を開発したりと(プリンと違って)パイロットをパーツ扱いしない人道的な人物です。
技術者としては超がつくほどの天才
ナイトメアフレームの技術では大きな差がある中でランスロットと互角の性能を持つ『紅蓮弐式』や『月下』を開発するなど、技術者としては天才的な才能を持っています。そのほかにも輻射波動やゲフィオンディスターバーなどの新兵器を開発したり、ゼロが奪取したガウェインのドルイドシステムの実用化や未完成のハドロン砲を完成させるほどです。
かつての同級生『プリン伯爵』との因縁
特派のロイド・アスプルンドとはかつての同級生、セシル・クルーミーとは後輩の間柄です。特にロイドとはライバル同士であり『プリン伯爵』と呼び、嫌っています。直接戦場に出て戦っているわけではありませんが、戦場では二人の技術同士がぶつかり合う構図になっており、お互いの技術に息を巻くシーンが良く見られます。
カオスを求める黒の騎士団の情報担当「ディートハルト・リート」
ブリタニアテレビ局の敏腕プロデューサーで、行動力、洞察力に優れた人物ではありますが、世界の変遷にのみ興味を向ける人物でもあります。ゼロが世界を変える「カオスの権化」であるとし心酔したことより、ブリタニア人でありながら黒の騎士団に参加します。
ゼロも認める有能な人物ですが…
元報道関係者ということもあり、情報分野に強く広報や諜報などの総責任者に任命されるなどゼロからの評価も高いのですが、ゼロのもたらすカオスのみに執着するため、スザクを暗殺しようとするなど、時に独断で行動することもありました。
黒の騎士団脱退後、悲惨な最期を遂げる
黒の騎士団がゼロを追放してからは騎士団を脱退し、新たなカオスを求めシュナイゼルの下に仕えます。能力的には優秀なディートハルトはシュナイゼルからも高く評価されました。しかし、ダモクレス内部ではギアスに掛けられたシュナイゼルに撃たれ、「ギアスをかけてくれ」という最後の願いも一蹴され、悲惨な最期を遂げました。
黒の騎士団主要メンバーまとめ
黒の騎士団の主要メンバーをまとめてみましたが、いかがでしたか?コードギアスは早いもので10年以上前の作品になるわけですが、これからも劇場版があったりや完全新作の話も出ています。劇場版ではあのキャラクターがまさかの展開に!?コードギアスはまだまだ終わらない!