今年2024年に新たなアニメーション作品として蘇ることとなった本作『狼と香辛料』ですが、 皆さんは本作に描かれる事となる名シーンの中でどのシーンが1番好きでしょうか?本作はなろう系作品としては珍しく戦闘描写等がメインで描かれている作品ではなく、ロレンスの商人としての生き様や豊穣の神であるホロとの交流を描いた作品となっています。それゆえにローレンスの商人としての誇りから来る行動やホロとの交流の中で描かれる名シーンが多い事が本作の特徴となっています。一つ一つの描写が印象に残りやすい作品であるため、非常に名シーンの多い作品となっているのです。そこで今回は本作『狼と香辛料』の新たなアニメーション作品である『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』にて描かれるであろう名シーンをランキング形式で紹介していきたいと思います。すでに放送されている本作の初めてのアニメ化の第1期にて描かれている名シーンを主に紹介してきますので、今回の記事を見て興味を持ったというファンの方は、ぜひとも既に放送されてる本作の第一期もチェックをしてみてくださいね。
8位 毛皮の取引とホロの手腕
『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』にて描かれるであろう名シーンランキング第8位は毛皮の取引で商才を発揮するホロのシーンです。 このシーンはホロがロレンスと冒険するようになってからまだ日が浅いうちに行われたロレンスの毛皮の取引の商談において、同行者として共にいたホロが商才を見せつけ、ロレンスよりも高い値で利益を得ることができたというシーンとなっています。
知識量と野生の勘
ロレンスも商人としてはなかなかの腕前を持っているキャラクターであり、かなりのやり手なのですが、ホロは長年生きてきたことによる膨大な知識量と、狼だからこそ活用できる野生の勘を駆使して商談を成立させていくこととなります。ロレンスよりも優れた結果を残すことからホロの商才の高さがわかりますね。
初めての活躍
作中においてホロはかなりの量の商談で活躍をすることとなりますが、毛皮の取引でロレンスよりも高い売値をつけることができたのが彼女のはじめての活躍となります。ホロの商売の才能を印象づける決定的なシーンなっていますので、ぜひとも新アニメシリーズでもホロの活躍に注目をしてみてくださいね。
7位 ホロとの別れ
『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』にて描かれるであろう名シーンランキング第7位はホロとの別れのシーンです。 このシーンは、メディオ商会から逃れようとホロとともに、地下下水道を逃げていたロレンスを助けようと、ホロが神としての正体を見せた後に、あまりにも怯えていたロレンスを見て、彼を置いて去ってしまったシーンとなっています。
狼としての正体を見られたホロ
ホロは普段は人間の姿をしていますが、その正体はあくまでも豊穣の神である狼であり、その体格は通常の狼よりも数倍も大きなものとなっています。それ故に人間とは比べ物にならないほどの力を有しており、そのあまりの強さと見た目に驚いてしまったロレンスを見て、ホロはこれ以上彼と旅をできない事を悟ったのです。
ロレンスを最後まで守るホロ
ホロが狼としての姿をあらわにし、追い詰めていた敵を蹴散らした後にロレンスは意識を失ってしまいましたが、彼女は最後までロレンスとともにおり、彼の安全を考えていたようです。その後、ロレンスが安全な場所に引き渡された後に何も言わずに去ってしまいました。その後何とか彼女の後を追うことで、また合流することができたロレンスですが、あの時ロレンスがすぐに後を追っていなければ、このホロとの別れが本当に最後の別れとなるところでした。
6位 ホロとの出会い
『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』にて描かれるであろう名シーンランキング第6位はホロとの出会いのシーンです。 このシーンは、アニメ第1期の第1話にて描かれる事となる主人公のロレンスと ヒロインのホロの出会いを描いた名シーンとなっています。本作の物語の始まりを象徴するシーンとなっていますので、こちらのシーンを注目してみてください。
一張羅を勝手に
とある村で、突然全裸のケモ耳少女と出会うこととなったロレンスですが、彼は豊穣の神ホロと名乗る謎の少女と行動を共にすることとなってしまうのです。ホロは自称神であるということもあり、かなり図々しくロレンスの大切にしていた一張羅の服を勝手に着てしまうなど、このときの2人の出会いはあまり好印象のものではなかったようです。
俺にも幸運や奇跡を齎せてくれそうだからな
その一方で、ロレンスはホロが豊穣の神であることを彼女の正体を見ることで信じるようになり、彼女と共に旅をすることとなるのです。ロレンスは作中ではホロがもし本物の豊穣の神だったときには、自らにも幸運や奇跡を託してくれそうだからといった趣旨の発言もしており、彼の商人としての考え方がわかるシーンともなっています。
5位 レメリオ商会vsホロ
『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』にて描かれるであろう名シーンランキング第5位はレメリオ商会vsホロのシーンです。 このシーンは、 多額の借金を背負いこむこととなったロレンスがレメリオ商会と協力をして金の密輸をしようと行動していた時に、レメリオ商会に裏切られ命の危険に陥った際に、ホロが本来の姿でレメリオ商会の武装集団と戦ったシーンとなっています。
神としてのホロの恐ろしさ
作中において、神としてのホロの恐ろしさを描いたシーンは数多くありますが、レメリオ商会との戦闘シーンほど彼女の恐ろしさがわかるシーンはないでしょう。彼女はその圧倒的な戦闘力で、数十人の屈強な男を相手にしても、傷を受けることすらないのです。この戦闘シーンではホロは弓矢を打たれたりと様々な攻撃を受けましたが、一切手傷を負うことなく勝利をすることに成功しています。
あわやノーラを、、?
その一方で、ホロ自身も、戦闘中はあまりの怒りで平常心を失っていた節があり、あわや味方であったノーラをも襲う可能性がありました。実際襲う寸前まで行っていたので、ロレンスの静止が入らなければ見境なく、味方であるノーラをも殺してしまっていたでしょう。このような圧倒的な力を持ちながらも、自我を保つところが難しい辺が、彼女の神としての恐ろしさを表していますよね。
4位 店かホロか
『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』にて描かれるであろう名シーンランキング第4位はロレンスがクロエに店を持つかホロを助けるかの選択を迫られるシーンです。クロエは古くからのロレンスとの顔見知りで、ロレンスはクロエに商人としてのいろはを教えてもらった過去を有するキャラクターとなっています。それほどまでに親しいクロエがホロを教会に売り渡そうとしており、 ロレンスはクロエにホロを手放す事を迫られます。
店を構えることは商人の夢
店を構える事は、商人の夢であり、ロレンスもまた自らの夢として店を構えることを目指していました。それを知っていたクロエは、ホロを引き渡す代わりに、彼が店を構えられるほどの金額を提供することを持ちかけたのです。商人としての夢を取るのか、これまで共に旅をしてきたホロを取るのかという究極の選択を迫られることとなります
商人は信用が命
ロレンスは結局ホロを見捨てる事はしませんでした。彼は商人は信用が最も大切なものであり、ここで故郷に送り届ける契約をしたホロを裏切る事は商人として許されないことだと考えたのです。この辺の行動にもロレンスの商人としての生き様が垣間見えますよね。もちろん店を持つことよりもホロの方が大切だったと言うこともあると思いますが、商人でありながら100%小売主義的ではないロレンスのキャラクター性がわかる名シーンとなっています。
3位 借金返済
『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』にて描かれるであろう名シーンランキング第3位は膨大な借金を見事完済したシーンです。 このシーンは、アニメ第1期の後半に、自らのミスから膨大な借金を抱えることとなったロレンスが、金の密輸という危ない橋を渡り、借金を完済して利益を得たシーンとなっています。
仲間に裏切られ絶対絶命
ロレンスは借金を完済するために手を組んだはずの味方から、裏切られ命の危機に陥るなど、かなり危ない橋を渡こととなってしまったのです。結果的にこの難局はホロが本来の姿である狼に戻り活躍をすることで乗り切ることができましたが、一歩間違えればロレンスもホロも命を落とす可能性のあった危険な出来事でした。
ホロと共に乗り越える
このような難局もロレンスはホロと共に乗り越えることとなります。このシーンはそんなロレンスとホロの絆がさらに深まったシーンであると思いますし、莫大な借金を背負って破産する可能性もあったロレンスが何とか起死回生の利益を上げることができたシーンでもあるのです。アニメ第1期のクライマックスにあたる名シーンとなっていますので、ぜひともチェックをしておきましょう。
2位 ホロかノーラか
『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』にて描かれるであろう名シーンランキング第2位は第1期のラストでロレンスがホロかノーラかどちらかの名前を叫ぶシーンです。ノーラはロレンスが莫大な借金を背負った際に金を密輸するために共に行動した仲間となっており、ロレンスとも非常に親密な間柄でした。そのことに対してホロはやや嫉妬心を抱いており、自らへのロレンスの愛情を確認すべく、ホロが狼として自我を失いノーラを襲いかけた際に、とっさに ロレンスがどちらの名前を叫んだのか問いただしました。
咄嗟に叫んだのはどちらか
ロレンスからしてみれば、記憶に残っていないほどの些細な出来事であり、突然聞かれたときには少し困惑したような表情となっていましたが、ホロからしてみればどちらの名前を言ったのかというのは非常に重要な要素であったようです。とっさにロレンスはホロの名前を叫んだと嘘をついてしまいますが、その嘘を見破られ、ますますホロの機嫌が悪くなることとなります。
鐘の音
このような状況の中でホロは再度自分の名前を叫んだら許すという条件を提示することとなります。突然ホロの名前を言う事を求められたロレンスは恥ずかしさから彼女の名前を呼ぶことを躊躇してしまいますが、その時にタイミングよくノーラが現れ、さらにちょうど、 時計の鐘が鳴る時刻になったので、ロレンスはこれを好機と考え、意気揚々と名前を叫びました。結果としてちょうど良いタイミングで時計の鐘が鳴ってしまい、ノーラとホロの名前のどちらを読んだのか分からなくなってしまったのです。おそらくはホロの名前を叫んだと思いますが、この行動もロレンスなりの照れ隠しであるといえますね。
1位 狼と香辛料
『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』にて描かれるであろう名シーンランキング第1位はマールハイトから香辛料についての戯曲の説明を受けるシーンです。 このシーンはマールハイトと共に共謀し、利益を勝ち取ったロレンスが、その利益の受け取り手段として香辛料を要求した際に、マールハイトが香辛料にまつわる戯曲を紹介したシーンとなっています。
教会の戯曲
マールハイトが紹介した戯曲は協会が作ったもので、行商人の節度ある交易を促進するためのものでした。戯曲の内容としては、行商人の薄汚れた心が悪魔の好物であると謳うものであり、商人の功利主義的な薄汚れた心を癒す内容となっています。そのような 薄汚れた商人の心を悪魔から見たら香辛料がかかっている肉に見えたため、薄汚れた心の商人になるのはやめようねという内容の戯曲なのです。
本作の題名
本作の題名となっている『狼と香辛料」の香辛料はまさにこのことを指しているといえます。ホロは確かに神様ではありますが、同時に悪魔としての側面も持っており、向上心のあるロレンスは彼女から見たら香辛料のかかった肉であるともいえます。そのような商人としてのロレンスの立ち位置と、圧倒的な力を持つホロという絶妙なバランス関係をこの香辛料の戯曲で表しているのです。
まとめ
いかがでしたか?今回は本作『狼と香辛料』の完全新作アニメーションにて描かれることとなるであろう名シーンを旧アニメ作品から紹介していきました。完全新作アニメーションではこれらの名シーンがさらに色鮮やかに描かれることとなると思いますので、ぜひとも今回の記事を見て本作の名シーンに興味を持ったというファンの方は、新作アニメーションを視聴してみてくださいね。