刀使ノ巫女(とじのみこ)は2018年1月より放送されていている、少女たちが剣術を用いて荒魂と呼ばれる怪物と戦うバトル作品です。アニメ放送から少し遅れてスクエアエニックスよりアプリ「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」も配信されていて、ジャンルは剣戟アクションRPGとなっています。アニメ・アプリ共に視点は違えど大筋の話は連動している内容となっています。今回はそんな刀使ノ巫女に登場する世界に害をなす存在として認識されている「荒魂」のご紹介をします。
刀使ノ巫女の内容を軽くご紹介
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
荒魂と呼ばれる異形の怪物が日本で猛威を奮っている世界で、御刀と呼ばれる刀を使い、荒魂を討伐するため、そして人々を守るための訓練を受けて来た刀使と呼ばれる少女たちの戦いの日々を描いた作品です。登場人物にはそれぞれ使用する流派があり、それらはほぼ実在した流派でそれを元に刀の使い方も表現されています。
荒魂とは?
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
珠鋼と呼ばれる御刀を作るための物質から出される不純物のノロから生まれる生物で、大きさは大小で様々な災厄を起こす存在。
刀使とは?
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
国家公務員の一つのジャンルであり、御刀を使用できる神薙の巫女のこと。荒魂を討伐することが目標であり、五箇伝と呼ばれる全国の専門の養成学校にて訓練を受けている。基本的には成人未満の少女しかなることは出来ません。
御刀とは
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
珠鋼と呼ばれる神聖な希少金属から作られる刀で、特殊な力を持ち、それらを引き出せるのは刀使のみであり、荒魂討伐のための唯一の対抗手段。
ノロとは?
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
御刀を作る際に使用された珠鋼から漏れ出す不純物で、それらは負の感情を秘めており、数多く集まれば結合して意思を持った荒魂となり災害を巻き起こす。ノロを体内に打ち込むと一時的に強大な力も使え、病気などの延命にも利用されているが、体への負担はとてつもない。
荒魂への可能性
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
荒魂も元よりは珠鋼からはじき出されたのだって人間が御刀を作る上でのエゴで出た物質であり、そのことに恨みを持って暴れているとの解釈もフリードマン博士により研究されています。三女神なども会話は出来る荒魂もいるため、一方的に悪と決めつけるのは良くないと言うことで舞草などの中には荒魂との共存の可能性を探している存在もいます。
共存の架け橋、ねね CV:松田利冴
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
益子薫の守護霊獣であり荒魂である。最初は十条姫和などには荒魂は全て消すという意思のもとで毛嫌いされるが、徐々に周りにも理解がされていき、荒魂でも人間と共存出来るのではという一つの希望となっている。ねねの記憶を見たタキリヒメは、なぜ荒魂のくせに人間と共に生きているのかという疑問に答えを見出すこととなるのでした。
ねねの過去
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
元は巨大で凶暴な荒魂であり、益子家の領地で暴れていたところを薫の先祖と出会い、そして戦い、益子家の優しさに触れて共に生存していくようになります。そして現在のような小さい可愛らしい姿となりました。
荒魂との共存の可能性は
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
上記までのように希少ではあるがねねのような例もあり、今まではどんなに小さな荒魂であろうと討伐してきた刀使のメンバーの中には薫の説得もあり、むやみに殺さない人物も増えてきたのは事実ではあるが、大半の人間からすれば荒魂は災厄の根源であり、認められることは少ない。薫自身も小さく危険の少ない荒魂は見逃す傾向にあるが、大きくなり凶暴化してしまったものは助けられなかった自分の責任でもあると自ら討伐に出る。
【刀使ノ巫女】荒魂まとめ!
出典: 刀使ノ巫女 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
というわけで、大災厄を起こすと言われる荒魂ですが、結局はその原因は人間にもあるんじゃないかというなんとも言えない結果になりましたが、珠鋼って神聖な物質から漏れ出す不純物っていうのも皮肉ですよね。ねねやイチキシマヒメのように人間と荒魂の共存は可能になるのか、今後も刀使ノ巫女から目が離せませんね。