コードギアスにおいてルルーシュの次に重要だと言える主役級の人物ですよね。日本人でありながら、名誉ブリタニア人としてブリタニアのためにゼロと戦うスザクですが、枢木スザクがどんな人間なのか、またスザクの抱える闇とはどんなものなのかについて迫っていきたいと思います!
スザクとはどんな人物なの?
スザクは日本人ですが、ルルーシュの幼い頃からの親友です。スザクは日本最後の内閣総理大臣の息子であり、幼い頃、ルルーシュがブリタニアからの人質として日本に送られたことにより、二人は出会いました。スザクの性格は、とっても真面目で温厚です。しかし、正義感や責任感もとても強く、ブリタニアと日本の戦争が終わった後、自ら名誉ブリタニア人に志願し、ブリタニア軍の入隊することになります。
スザクの過去
そんな優しく温厚な性格のスザクですが、実は幼少期は気性が荒く結構乱暴な性格だったようです。そんな性格や、家柄から、あまり友人もおらず、寂しい幼少期を過ごしていたスザクでしたが、10歳の頃ルルーシュとナナリーと出会ったことにより、彼の世界は大きく変化することになります。ルルーシュやナナリーと過ごす日々がとても楽しく幸せであったために、「戦争が続けば今の幸せな時間は終わってしまう、父が死ねば戦争は終わる」と思い、当時日本の内閣総理大臣であった自分の父親を殺害してしまいます。日本とブリタニアの全面戦争を回避することはできましたが、日本は侵略され、ブリタニアの植民地となり、ルルーシュとは離れ離れに。
スザクの抱える闇
スザクは、自分の父親を殺害してしまったという贖罪の気持ちから、「自分は間違っていたのではないか」「自分は罪を犯した人間だ」という感情が、これ以上間違いを起こしてはいけない、という恐れに繋がり、自分を善良な人間に見せるために感情を抑えて自分の性格を変えて生きていこうと決めたスザク。優しい性格は全て作り物であり、常に、正義のために死にたいと思いながら戦っているため、戦闘においても死にたがりの面がところどころに現れていて、たびたび暴走をしているように見受けられます。
「生きろ」というギアスをかけられたスザク
スザクは常に自分は戦闘で早く死にたいと思っているのに、ルルーシュはそんなスザクに「生きろ」というギアスをかけてしまいます。これは、スザクにとっては一番辛いギアスかもしれません。そのギアスのおかげで、今まで死にたがりだったスザクが、自分が死にそうになる場面に遭遇すると、何が何でも生きてやろうと、これまでにないほどの高い戦闘能力を発揮することになります。ギアスがスザクを強くしたんですね。
スザクのまとめ
とっても優しくて正義感の強いスザクですが、実はそれは全て自分を偽るための嘘で、作り物のスザクだったんですね。優等生で、間違ったことが大嫌い、というイメージのスザクですが、実は心の中には深い深い闇を抱えていたんです。スザクのそんな気持ちを解った上で、アニメを見てみるのもまた面白いと思いますよ。正義感の裏にある死に急ぐスザクの姿に注目してみてください。