2023年1月から5分枠のアニメとして放送が決定している僕とロボコは、一見小学館のコロコロコミックで連載されている風に見える作品ですが、実際は集英社の週刊少年ジャンプで連載されている異色のギャグマンガです。登場人物の構図がドラえもんに似通っており、全体としてドラえもんのオマージュ色を前提としている作品です。そのドラえもんの枠にいるのがロボコというキャラクターです。そんなドラ枠のロボコが一体どんなキャラクターなのか紹介していきたいと思います!
目次
一家に一台、オーダーメイドと呼ばれるアンドロイドが普及している世界!
本作の世界ではオーダーメイドと呼ばれる、可愛くて超高性能な女性型アンドロイドが一家に一台普及しているという世界観で、のび太くん枠の主人公、平凡人は貧乏が理由でオーダーメイドがいませんでした。そんなボンドのもとに手違いでやってきたのがロボコです。従順で可愛い一般的なオーダーメイドと比べ、筋肉質で破天荒、見た目は本家ジャイアン、何でもありのハチャメチャな性格をしています。
オーダーメイドとしてはポンコツなロボコ!
料理や身の回りの世話など、オーダーメイドに必要な機能はまるでダメ。料理は男の料理ですらなく、掃除は有り余る破壊力によって余計に散らかしてしまう始末。そもそもの性格が怠惰で、何かやらかしてもケロっとしていて腹が立つこともあります。本家ドラえもんではのび太くんがポンコツですが、本作ではどちらかと言えばドラ枠のロボコの方がポンコツです。
人間を憎むロボコ
オーダーメイドとしてポンコツすぎたせいか、過去にはかなりの返品を受けたらしく「返品」という言葉には非常に敏感で、返品を匂わせたりすると人間への憎しみを露にします。酷いときには人類を憎み過ぎて滅ぼしてやるといった過激な発言が飛び出すこともあります。本来オーダーメイドは不要な感情を持たないハズですが、バリバリ不要な感情を持っています。
ヒザはナッパ!圧倒的な戦闘力を持つロボコ
ロボコはオーダーメイドに似つかわしくないくらいサイヤ人のボディをしています。ヒザはドラゴンボールのナッパみたいになっています。オーダーメイドとしてはポンコツなロボコですが、その頑丈さや戦闘能力はサイヤ人級で、ボンドを庇って車に轢かれたのに、轢いた車の方が吹き飛んだり、絡まれた不良たちをあっという間に返り討ちにして舎弟にしたりと戦闘面においては作中最強です。ボーボボのようなハジケリスト的な強さもあります。
目と腕からビーム
ロボコは目からビームを発射でき、的確に敵を撃ち抜くことができます。また腕から高出力のビームを放つことも出来ます。その昔には数々の伝説を残した最強の兵器として語り継がれていますが、本人にとっては兵器というあだ名を付けられたと思い込んでいます。元々は返品され続けてショックを受けたロボコがストレスのあまり戦場に出てしまったことが原因でした。
エネルギーを使いすぎると美少女と化すロボコ
普段は見た目ジャイアン、体格サイヤ人のロボコですが、エネルギーを使いすぎると別人のように美少女になります。言動自体は普段のロボコとあまり変わりませんが、出力が大幅にさがってしまうせいで、普通に料理や掃除などの家事をこなせるようになってしまいます。エネルギーを補充するとまたもとに戻ります。
誰よりも人間臭いキャラクター、ロボコ
本作のキャラクターは皆が善人で毒のないオチで終わることが多いです。本家ドラでは秘密道具を悪用して酷い目に遭うオチが多い中、本作の登場人物は全員が毒のないいヤツなのですが、そんな中ロボットのロボコだけは、自己顕示欲と承認欲求の塊で作中最も人間臭いキャラクターとなっています。あと作中で一番のハジケリストでもあります。
実は皆から慕われているロボコ
相対的に見て、作中で一番毒のあるロボコですが、ボンドやその友人たちからだけでなく、更生させた不良、子供たち、街の人々からも好かれています。花より男子のパロディキャラたちに言い寄られており、実は割とモテています。ロボコもまた全然悪いキャラではなく、たまに危ないことを言い出すだけので基本的には善人なのです。
ハジケリスト、ロボコ
ロボコを他のジャンプの作品でいえば、ボボボーボ・ボーボボです。やることなすこと破天荒で無茶苦茶でハチャメチャな部分はハジケリストと言っても過言ではありません。ただし、本家ハジケリストほど不条理で、意味不明で、無茶苦茶ではありません。ボーボボのアニメは、あんなの見たら頭がおかしくなるからダメと苦情が入りましたが、本作はそんなことないと思います。そもそも深夜アニメですし。
最大の天敵は妹!なロボコ
破天荒で滅茶苦茶な性格のロボコに怖いものなしに見えますが、実はとんでもない天敵がいます。それが彼女の妹、ドラミ枠のロボミです。姉とはうってかわって可愛らしい容姿をしており、さらにはロボコとは似ても似つかないほどのしっかりものですが、ロボコがエネル顔になるほどに恐れられています。それは、怠惰で事あるごとにパロディをはさみやりたい放題しているロボコに対して、正論でぶん殴ってくるボケ殺しキャラなのです。ハジケリストロボコのおふざけを一切許さない天敵ですが、それは返品されて傷ついていく姉を見ていられない彼女なりのやさしさの裏返しでした。
ジャンプ脳、ロボコ
ロボコはオーダーメイドですが、脳筋で勉強は苦手です。ノリと勢いで行動するせいか、バレーボールの試合では一人だけスラムダンクやっていました。ボンドは急いでロボコにバレーのルールを叩きこもうとしますがまったく駄目。でも、ハイキュー!!を呼んだらあっさりルールを憶えました。ジャンプのパロディをバリバリやってるあたり、ジャンプが絡むとすんなり頭に入ってくるようです。
【僕とロボコ】ロボコまとめ
僕とロボコに登場するハチャメチャなロボット、ロボコについて紹介しました!ここ最近のダークファンタジーの人気作が多数登場したジャンプの中では明るい作風で、パロディネタも分かればめちゃ楽しい作品になっています。令和の時代のジャンプの中ではかなり新鮮な作品なので、ぜひ見てみてください!